もう少しで6月も終わりますね。
先日は私の誕生日でした。
コメントやメール、ラインなどでたくさんのお祝いメッセージをいただきました。
ありがとうございます！
とっても嬉しいです。
ついに私も30歳になりました。
21日は夏至でしたね。
皆さんはどんなふうに過ごされたでしょうか。
夏至は、ハロウィンの源流にあたる祭日とされ、その日を境に陰のエネルギーが強くなることから、古代から世界中で儀礼が行われてきた日です。
目に見えない世界とこちらを隔てている扉が開く日、とも言われています。
夏至の日に儀礼を行ってきたのは、主に魔女と呼ばれた人々です。
ここでいう魔女とは、鉤鼻で黒服の怖ろしい女性ではなく、在野（市井にあって人々を導いた）の霊能者のことを指します。
彼女たちは、植物の精霊と対話し、薬効を知る能力があったため、医療が未発達だった時代においては、非常に重要な薬剤師でもあったのです。
また、夏至は目に見えない世界の扉が開く日ですから、非常に重要な啓示が降りやすい日としても知られています。
この日の前後に見た夢などは、ここから年末までの自分の運気の流れや、注意すべきことなどの大切なメッセージがふんだんに含まれていますから、忘れないうちにしっかり記録しておき、出来る限り詳細に意味を読み解くようにしましょう。
私も夏至の日は強いエネルギーを受信し、夜中に目が覚めてしまいました。
何が私を呼んでいるのだろうと、意識を向けると
「慈悲の心・・・慈悲の心・・・慈悲の心・・・」
と、繰り返し頭の中にテレパシーが送られてくるではありませんか。
審神者しようと意識を集中させると、自動書記の衝動が沸き上がってきます。
どうやら、自動書記で詳しい内容を伝える、ということのようです。
すぐに紙とペンを用意すると、待ってましたとばかりに自動書記が始まりました。
凄い勢いで筆が走り、そんなに伝えたいことがあるのかと、こちらが驚いてしまうほどの力強さでした。
20分ほどで自動書記が完成しました。
自動書記には、ペル（グレイタイプの宇宙人）とゲル（巨人族の宇宙人）とエル（ヒューマノイドタイプの宇宙人）の三種族の宇宙人が大きく描かれており、現在、彼らが共同で地球人の深い意識を集中的にヒーリングしてくれている、ということが分かりました。
それは非常に優しい情景で、見ているととても穏やかな気持ちになるメッセージだったのですが、
それとは対照的に、見ているととても悲しく切ない気持ちがこみ上げてくるものも描かれていました。
それは、ペルとの対比を強調するかのように、真逆の位置に描かれた、両方の目から血の涙を流す女神の姿だったのです。
聖母マリアの像が血の涙を流す奇跡については、世界中で報告されていますね。
自動書記を降ろしたことで、かなり落ち着いたため、冷静に審神者をすることが出来ました。
すると、今回の自動書記は、社会全体がペル化しているということと、それに対しバランスをとることの必要性が高まっている、ということを伝える啓示であったことが判明しました。
これこそテレパシーで送られてきた「慈悲の心」というメッセージの本質だったのです。
ペル化している、とはどういうことでしょうか。
それを説明するためには、ペルという宇宙人について、解説をする必要があります。
ペルとは、科学技術を超高度に発達させることによって進化してきた生命体です。
彼らの行動原理は、ワクワクすることを行う、というシンプルなものです。
彼らは、自分達の星から外に出て行けるようになる前の段階で、ネガティブな出来事をたくさん経験しました。
そこで自分達を深く省み、ポジティブな感情しか持てないよう、遺伝子レベルで肉体を改造することに決めたのです。
お互いの違いがネガティブを生むとも考えた彼らは、繁殖の方法を完全にクローン化し、個々人の個性を無くすことにしました。
そうして進化を続けた結果、スーパーポジティブ生命体となったのです。
そうなった彼らは、最早ネガティブな感情はほとんど理解できません。
「えっ？怖いって何？嫌ってどういうこと？僕たちにはわからないな～。それより楽しいことを教えてあげるよ！一緒にワクワクしようよ～！」
という感じです。
あるコンタクティの言葉をかりて彼らを説明するならば、
「スーパーポジティブでありながら、他者の気持ちが分からない」
という感じなのです。
彼らは、進化の過程で、宇宙に存在するワクワクだけを探求し、生きることに決めたのです。（そう決意せざるを得ないほどに、ネガティブな出来事に見舞われた、ともいえるかもしれません。）
その結果どうなったかというと、ワクワクを感じられる事柄が彼らの進化とともにどんどん宇宙から消えていき、ワクワクを感じられる要素が枯渇してしまうという、困ったことになってしまったのです。
大好きな食べたい料理だけを食べていたら、食べられるものが無くなってしまった、という状態に似ています。
凄まじい科学力で片っ端から探求していったわけですから、そのペースもどんどん早まっていったでしょう。
しかし、もうお腹いっぱいだ、とはならないのです。
それだけを求めて生きるように選択してしまった彼らには、一時停止など出来ないのです。
それにもかかわず、ワクワクが枯渇していますから、感情レベルでは理解出来ないとしても、魂の奥底から深い渇望が湧き上がってくるのです。
「ワクワクを感じたい。」
と。
彼らにとっては、ワクワクを片っ端から食べていくことが存在の目的なのです。
そういう進化を選択した結果、宇宙からワクワクを食べつくしてしまったのです。
それが出来ないということは、個々の肉体レベルでの死ではなく（遺伝子操作により、食べる必要もなく、再生可能な肉体を手にしている彼らは、個の死という概念はほとんどありません。）種族自体の消滅を意味するのです。
そのことを象徴するかのように、ある時彼らの女王が死んでしまうという出来事が起きました。
ネガティブが分からない彼らにとっても、これは大事件でした。
それは、女王のみが遺伝子の原型を持っており、女王がいなければクローンで仲間を増やすことが出来ないからなのです。
彼らは大いに混乱しました。
それでも地球人と比べると15000年以上も進化している、物凄く頭の良い生命体ですから、必死に考え、一つの結論を導き出すのです。
「あぁ、私たちは進化の方向性を間違えてしまったのかもしれない。」
と。
そこで、彼らが太古の昔に失った「個性」を取り戻すべく、地球という、宇宙でもまれにみる個性を強烈に残した生命が生きている星に関わることにしたのです。
これは、彼らにとって、最早宇宙に残された唯一のワクワクと言ってもよく、かつ彼らの存亡にも関わってくるとても重要な問題だったのです。
ペルは、科学技術を発達させることによって進化してきた宇宙人ですから、社会全体がペル化しているとは、科学技術がどんどん発展している、という意味でもあります。
しかし、それだけでなく、それに伴う弊害が生じてきている、という意味もあるのです。
ペルがそうであったように、科学の一方的な進化は、人の心を置き去りにしてしまう部分があるのではないでしょうか。
勿論、科学の発展なくしては今の世の中は存在しえないということは、言うまでもありませんが、科学というものには、私たち人間が生きていくうえで、とても大切な「慈悲の心」を分からなくさせてしまうという側面があるのです。
慈悲とは、人に寄り添い癒すこと、を意味します。
単なる癒しと明確に異なるのは、慈悲という言葉は、「血」という言霊に通じている、という点です。
それは言い換えると、血を流すほどの痛みや苦しみの最中にある人に対してでも、寄り添う、という意味があるのです。
確かに、そんなことをすれば、こちらまで苦しくなりますよね。
人が苦しんでいる様子を見るのは辛いですし、それが身近な人や大切な人であればあるほど、苦しいものです。
しかし、それこそ慈悲の心なのです。
この言葉にはさらに奥行きがあり、ただ寄り添うだけではなく、弱い者や傷ついているものを心地よくさせるべく努力をする、という行動指針でもあります。
その努力のプロセス自体が慈悲なのです。
今回の自動書記において、ペルと対比する形で描かれていた、両目から血を流す女神は、このことを伝えていたのです。
では、一体何故、科学の発展が慈悲の心を忘れさせてしまうのでしょうか。
科学の基本構造とは、懐疑主義・批判主義ですね。
つまり、あらゆる物事を徹底的に疑って、これでもかと批判して、削りまくり、そのあとに残るものこそが意味あるものである、というスタンスをとるのが科学です。
再現性を追いかけるものである以上、仕方ないことかもしれません。
しかし、そうやってあらゆるものを削り落とした結果、残ったものの中に果たして人の心は存在しうるのでしょうか。
慈悲がわからなくなってしまう理由は、まさにここにあります。
「人」という存在に対するリアリティが欠如し、生身の人間が持っている心が、お互いに分からなくなってしまっているからなのです。
夏至は魔女と関わっている、と書きましたが、魔女たちは科学の犠牲者でもあるのです。
先述のように、夏至は魔女たちの祭日でもあるのですが、魔女が活躍したのはキリスト教が伝わってくる
前の話です。
キリスト教の拡大と共に、そうした魔女たちは怪しい術を使う邪教徒として迫害されました。
いわゆる魔女狩りです。
キリスト教において、科学は神の奇跡と対立するものではなく、神の素晴らしさを証明するための手段として発展した、という歴史があります。
ゆえに、当時の科学において説明できないことは、神の教えに反する邪悪なものとして、攻撃の対象にされてしまったのです。
大規模な魔女狩りからしばらくすると、いつの間にか教会の中に薬棚が作られ、様々な種類の薬が並べられるようになりました。
教会の人々はこう言ったそうです。
「この薬は、我々が神から与えられた科学に基づく探求の末に獲得したものである。神をたたえよ！」
と。
しかし、事実はそうではありませんでした。
邪教徒として捕まえた魔女を片っ端から拷問し、薬草の薬効と薬の調合法を無理やり聞き出したのです。
キリスト教批判を展開したいわけでも、宗教を否定したいわけでもありませんが、こういう歴史が事実として存在したことは、是非知っておいていただきたいと思います。
在野の善良かつ優秀な薬剤師を大量に虐殺し、科学の名声に変えてしまった歴史があるのです。
とてもとても悲しいことですよね。
「科学で証明できないから、存在しないのだ。」という考え方を持つのは自由ですが、それを他者に押し付けるのは慈悲でもなんでもない、と思うのです。
現代においても、この魔女狩りに近いことが行われています。
誰か悪者を見つけては、その人達をやり玉にあげて攻撃します。
当事者でないものが一方的な感情を振りかざすだけでなく、多くは自分がどこの誰なのか名乗りもせずに、匿名で攻撃するのです。
正義を標榜した憂さ晴らし、と言い換えたらわかりやすいでしょうか。
攻撃される側、メディアの心無い報道に振り回される側がどれだけきつい思いをするか、という想像力が欠如してしまっているように思います。
私たちの15000年先の先輩であるペルたちが、それではうまくいかないよ、と丁寧に教えてくれているのです。
その声に耳を傾けてみましょう。
魔女狩りという歴史を無かったことにすることはできませんが、そこから学ぶことはできます。
自分以外の人に興味関心を持ち、彼らが何を考え何を喜びとして生きているのか、知ろうとすること
から初めてみましょう。
人の気持ちがわかればわかるほど、自分の奥行きも見えてきます。
自己愛を深めることやワクワク生きるということは、自分のわがままを通すことでもなければ、好き嫌い
のままに突っ走ることでもありません。
どうやって他者を喜ばせようかと考え、それを実行する道すがらに落ちている喜びに他ならないのです。
今回の夏至には、そんなメッセージが宇宙の友人たちから私たちに届けられていました。
皆さん一人一人にも、同じ手紙が届いていると思います。
しっかり開封し、読んでみてくださいね。
行動する勇気と希望をもらえるはずです。
是非、出来ることからやってみてくださいね。
読んでいただき、ありがとうございます。
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