欅坂、乃木坂、スポーツ、芸能、お笑い・・・ごちゃまぜブログ

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おんせん県大分県在住の普通の会社員が、自分の趣味に関することや、ちょっとおもしろい話を日記にします♪

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前半3分でPKで得点し、しかも退場者を出した。

一言でラッキーな試合だった。

 

直前のパラグアイ戦とはうって変わり、日本は完全に浮足立って地に足がついてない状態が続き、非常に危険な前半戦であったと思う。

PKも香川に緊張の色が見られ、ボールセット時に相手GKとの駆け引きで揺さぶられていたので不安もあったがよく決めてくれた。

正直、キーパーの逆は取れたがあまりいいPKではなかったと思う。PKは大迫か柴崎がいいかもしれない。

 

何はともあれ先制し、相手が一人少ない中どういった戦い方を見せるかと期待し観戦していたが、前半はとにかくフラストレーションが溜まった。

パスミスがあまりに多く、タッチ数も多く攻撃のスピードが遅くてパスがうまく繋がらずに、苦し紛れに放り込んだボールで簡単に奪われる。

「何をそんなに怖れてるの?」と本当にイライラした。

ハメスロドリゲスのいない10人のコロンビアが何が怖い?

パラグアイ戦で見せた日本のスピーディーなパスサッカーが展開できていれば、コロンビアは後半疲弊してもっと多くのチャンスを作り出せたと思う。

それなのに逆にコロンビアに支配され、前半は世界中に向けて本当に恥ずかしいサッカーを展開したと思う。

残念なのは、試合の途中で全く修正できなかったことだ。

キャプテンの長谷部をはじめ、香川、乾、原口、酒井宏といった、海外での経験も豊富な選手ですらミスを繰り返し、慌てているように見えたのは本当に情けないと感じた。

これが国民性というのか、日本人特有の気持ちの弱さなのだろうか。

大舞台で委縮し、相手に飲まれてしまう。

まさに前回のWCでのコロンビア戦と同じことを繰り返すところだった。

ただ前回と違ったのが、相手が10人でうまく攻撃が成立しなかったこと。

1点で済んだのは運がよかっただけで、同点でハーフタイムに向かえたことがラッキーだったのだ。

 

私は一緒に観戦していた友人に「これで西野監督がハーフタイム中に攻撃的にいくとの指示を与えれば、全く違った後半になる」と宣言したが、まさにその通りになった。

「コロンビア代表、怖れるに足らず!」

「10人相手を勝ちに行かなくてどうするんだ!?」

というような意思統一が図れたのであろう。

逆に意思統一が図れて一致団結すれば日本人というのは強い人種だと思う。

そのあたりのいい部分が後半出たのではないかと思う。

 

とにかく前半がひどすぎて、後半はいいチームになった。

前半は、身体の寄せが甘く不用意に足を出し、ファウルを多く取られ非常にまずかった。

長友以外は全員悪かったが、特に乾と原口と酒井宏樹にはがっかりした。

前ブログで「酒井はブレイクする」と言ったばかりなのに・・・。

 

実は前ブログで先発予想した中で、岡崎と乾が入れ替わっただけで他の10人は自分の予想通りのフォーメーションとなったが、その中で「GKは川島だろうが、できれば中村を使って欲しい」と書いた。

やはり川島はポジション取りが後ろすぎてゴールラインに張り付いている感じで、本来触るべきボールに触れていない。

特にFKで利き足の関係で相手がGKから巻いて遠ざかるボールを蹴ろうとしているのに、それも前目のポジションを取らない。

実は私は相当なユーティリティーなサッカープレイヤーで、センターバック以外の全てのポジションをこなしていたが、主なポジションはゴールキーパーとセンターフォワードだ。

GK経験者だから分かるのだが、本当にいいGKというのは派手に横っ飛びで止めるばかりでなく、そのシーンに持ち込まれる前にチャンスの芽を摘むものである。

それがドイツ代表ののノイアーに代表されるような、「攻撃的な飛び出し」ができるゴールキーパーだ。

その点で、川島は無駄に相手にチャンスを多く与える「保守的なゴールキーパー」だ。

ここは西野監督、次戦は是非決断して欲しい。

 

なにはともあれ、後半は全く別のチームになり、勝利は順当なものといえよう。

それほどに10人のコロンビアは危険ではなかった。

あわよくば3点目を取りに行って欲しかったが、これはワールドカップである。勝利のみを追求するのは当然か・・・。

 

冒頭で「日本人特有の気持ちの弱さ」と言ったが、あれだけの経験豊富な選手たちが、45分間ずっと地に足つかず、自分たちのサッカーを見失うというのは、単に気持ちということで片付けれるものではなく、それが「ワールドカップに潜む悪魔」というものなのだろう。

そこは理解してあげないといけないのかもしれない。

それほどにWCは別次元のプレッシャーなのだろう。

 

とにかく、あれだけいいサッカーを創造していたザッケローニのWCでの失敗を繰り返さなくてよかった。

運良く初戦を勝てたことで恐らく2戦目以降は落ち着いて試合に入れることだろう。

次戦以降、日本らしいパスサッカーで世界を驚かせてほしいと思う。

 

頑張れ日本代表の戦士たちよ!

さあいよいよ今日WCが開幕する。

 

西野Jは最後のテストマッチでようやく結果を出せた。

ポゼッションで有利に運び、ワンタッチパスを多用することで守備が振られ、パラグアイ代表は疲弊していた。

大迫の幻のゴールを含め、後半に数多くの決定機の生み出したのはそのためであろう。

 

ようやくジャパンサッカーを取り戻した。これが私の感想だ。

相手より多くの時間でボールを保持し、ゴール前はワンタッチパスを多用し流動的に動くことで相手をかく乱する。

守備では高いラインを保ち、声を出し合ってブロックを作り、コンビネーションで機能的に守る。

高さとフィジカルに弱点がある日本代表はこういうサッカーをすべきなのだ。

これはオシム、ザッケローニが作り上げていた、「ジャパンモダン」なサッカーなのだ。

多くの識者は気付いており、当然ながら西野監督もそこへ「原点回帰」した。

 

返す返すも、そこを無視したチームづくりを押し通したハリルホジッチには、4年間を返して欲しいと、逆にこちらが訴えたい気分だ。

 

西野監督は2試合はうまくいかなかったが、結果が出たことで自分の考えに確信を持てたはずだ。

だが、以前から何度も言うが、とにかく時間がなさすぎる。

方向性は見えたものの、どの組み合わせが最適なのか、出たとこ勝負になってしまう部分もあるのではないだろうか。

 

ただ、私が思うに、攻撃面においては、ポゼッション+ワンタッチパスでの最後の崩し+流動的な動きでマークを外す=香川&柴崎は必須、ということが見えたのではないだろうか。

やはり、キープ力に優れるが判断が遅く自身のスピードそのものも足りない本田は不要だ。

岡崎の、サイドに流れたり相手の裏を取る動きも秀逸で、彼の運動量により結果的に味方のスペースを作ることもでき、今回は多くのチャンスが生まれた。

ただ、ワントップは大迫がいいだろう。

とにかくシュートまでのプロセス(身のこなし、トラップ)と、シュートそのものの技術は、やはり今の日本代表の中ではピカイチだ。

周りを使うのもうまく、柴崎、香川のセンターラインからきちんと組み立てができれば、大迫は必ず生きるし、結果をだせる選手だと思う。

 

サイドは、自分なら左に原口、右に岡崎を使う。

乾は非常に輝いたが、彼は基本的にはドリブラーで、相手が疲れている時には効果的だが、よりスピーディーな攻撃を生むという意味では原口のほうが適任であろう。

もちろん岡崎&原口は守備面で期待できるということも大きい。

乾には後半途中からの切り札として大きな結果を期待したい。

ボランチは長谷部&柴崎だが、柴崎にはむしろクロアチア代表のモドリッチのようなセントラルミッドフィールダーの役割を期待したい。

そのためには、パートナーはバランス感覚に優れる長谷部との組み合わせということになろう。

 

センターバックは吉田の相棒が全く読めなくなった。

当初より、槙野は世界大会レベルではないと思っていただけに、今回の植田と昌子の安定したプレーで、二人にもチャンスが出てきたのは嬉しいことだ。

個人的には昌子だが、ペナルティーエリア付近の相手との距離感だけは改善してほしい。ワールドクラスの相手では、振り切ってシュートをさせるスペースを与えては命取りだ。

サイドバックは、酒井宏樹、長友で確定としてほしい。

酒井は本当にいい選手になった。上がり下がりの判断やポジショニングが素晴らしい。

個人的には、WCを終えたらこの選手の市場価値が一番上がっている気がする。

世界トップクラスのサイドバックとして、トップチームへの移籍も大いにあり得るだろう。

 

キーパーは川島だろうが、勝負師西野監督であれば、是非中村を使って欲しい。

A代表での経験不足を心配されているが、世界大会の経験も豊富で、こういう選手がラッキーボーイとして大当たりすれば、日本の快進撃も夢ではない。

以前より川島のハイボールへの対応と後ろすぎるポジショニングに不満で、弱点のGKのポジションでは西川が一番まともと思っていたが、今やGKで一番期待が持てるのは中村だ。メンタル的にも一番動じないタイプのように感じる。GKは慌てることは禁物だが、川島が飛び出しのタイミングを間違って慌てている姿が目に浮かんでしまう・・・。

 

サブの選手では、武藤の成長に驚いている。

体幹が非常に強くなりキープ力が上がっているのと、トップスピードで相手を切り裂こうとするワンペースな選手ではなくなっている。

彼にも交代カードの切り札として期待したい。

宇佐美のドリブルからのシュートも後半相手の足が止まっている時にはいいだろう。

パスの配給ができる大島、守備職人山口、ポリバレントで緊急事態の際には使い勝手のいい遠藤と、今考えたらなかなか見事に23人を選抜していると思う。

本田も逃げ切りを図るときには彼のキープ力は生きるし、今までのWCのように、「この選手はまず出番はないかな」と思えるような選手はいない。

 

短期決戦では、怪我やコンディション不良で思うようなフォーメーションが組めないものだが、この西野ジャパンは期待ができそうだ。

なにしろかつてイタリアやフランス相手にも通用した日本のパスサッカーを取り戻しつつあるからだ。

 

世界を驚かせる準備は整いつつある。

あとは、うまくハマるか。

ザッケローニの時も世界に近づいていたが、WCではハマらなかった。

相手によって、また点差やシチュエーションによって選手や戦略を変える臨機応変さが欠けていたのかもしれないが、ザッケローニの日本代表には夢が持てた。

西野監督は思い切った策も取れるし、柔軟性のある監督だ。

こういう監督がWCのような大舞台では結果を出すと信じてみたい。

 

期待はできる。

ただ、あまりにも準備期間が短すぎた。

短い中で作り上げた日本のモダンサッカーがハマるかハマらないか、そこに尽きる。

ああ、あと3か月準備期間があればなあと考えてしまうが、西野監督には、結果はどうであれWC後も指揮を執ってもらい、日本のサッカーをもう一度取り戻す役割を是非担ってほしいと思う。

対ガーナに0-2

西野監督にとっては厳しい船出となった。

 

スタメン発表時、3-4-3のフォーメーションを見た時、私はすでに不安を感じた。

前回のブログでも述べたが、人やシステムを大きく変えるにはあまりも時間がなさすぎる。

だから、ハリルホジッチ監督が「失敗」だったとはいえ、彼の作り上げたシステムと、彼が選出した選手をベースに若干の“マイナーチェンジ”程度で収めるべきだと感じていたのに、このタイミングで全く新しいシステムで挑んできたからだ。

 

選手選考についてはまさに“マイナーチェンジ”で、サプライズと言えば青山の選出くらいであろう。

それ以外は、例え最近呼ばれていないとはいえ、岡崎などは「計算のできる」選手であり、コンビネーションに不安もなく、選手選考はまず順当であるというイメージだ。(前回触れた中島翔哉の選考漏れだけが残念であるが)

 

それに比べ、西野監督がチョイスした新しいフォーメーションに対しては、チャレンジングではあるが少しリスキーだと感じた。

結果はご存知のとおり。

 

いろいろと批評がなされているが、私の感想としては以下の通り。

 

新しいシステムで、選手間のコンビネーションができあがっていない。

②3バック自体はそんなに悪くないが、熟成するには時間が足りない。

③DFに長谷部が入ったことで、ただでさえ不安なボランチの守備がさらに不安定になったと感じた。

④西野監督の意図、メッセージは感じた。

 

①に関しては、当然そのようになると想像できたはずだが、それでも試してきたことに疑問を感じる。

1か月でこれを仕上げようと考えたなら、少しリスクが高すぎる。守備面のコンビネーション、マークの受け渡しで失点を招いたが、それ以外でも山口、井手口があり得ないパスミスで決定機を招いたが、それも「フォーメーション変更による選手同士の距離感の違い」から招いたということも考えられなくもない。

分かりやすく言えば「いるはずの場所に味方がいなかった」ということだ。

ただあのようなミスは失点に直結するもので、そんな理由で片付けられることではないが…。

守備面だけでなく、攻撃面でもコンビネーションがうまくいかずにラストパスが繋がらない場面も度々あった。

それは岡崎を投入し「4-4-2」システムに変わった時もそうだ。

長らく1トップでやってきた日本代表の選手にとって、それが2トップに変わっただけで選手の動き出し、距離感が変わり意外とうまくいかないものなのだ。

だから岡崎が生きなかったのは残念だが、岡崎個人の質の問題だけではない。彼の裏への抜け出しはシステムがハマった時に生きるので、彼は外さないで欲しいと思う。

 

②そんな中で3バックの3人は声を出し合い、うまく統制を図っているようには見えた。特に長谷部は危ないシーンを作らず、さすがのスキルの高さを見せた。

一方で吉田は3バックのサイドで少しだけ動きに迷いが出ているようにみえた。やはり彼は日本代表では真ん中のポジションで砦となる選手だと思う。残念ながらセンターバックタイプの日本人ではMF登録の長谷部を除いては吉田以外に世界で戦えるレベルの選手はいない。

だからこそラインコントロールやプレスコントロールで人数をかけ組織で守る、4バック+ダブルボランチが今の日本にはいいと思うが…。

それでも今回の急造3バックは想像以上に質の高さを見せた。ただカウンター攻撃に明らかにもろさを見せたように、ワールドクラスのセンターバックが3人揃っている国ならいいが、今の日本代表には適合しないかなというのが私の考えだ。

 

③ボランチというのは守備でも攻撃でも起点となるポジションで、攻撃の起点になった時に一気にビッグチャンスを演出することもできる代わりに、守備時のミスで相手に決定的なチャンスを与えてしまうこともある大事なポジションだ。

最近の日本代表では、不用意に飛び出して交わされて相手に大きなスペースを与えてしまったり、簡単なパスミスから大きなピンチを招いたりして安定せず、代表のウィークポイントになってしまっていると感じる。

以前の長谷部&山口は守備に関しては安定感を見せていたが、最近は正直両者とも簡単なミスが目立ち、衰えなのかと感じてしまうこともある。それでも長谷部がDFに下がってしまうとボランチがさらに手薄になりさらに不安定になることが分かったので、やはり長谷部+もう一人というチョイスになるのではないかと思う。

攻撃面でセンスが光り、テンポを変えてくれる青山は西野監督にとって切り札だったのかもしれないが、怪我もあり選出は微妙なところだ。

大島は確かにいいが、代表ではプレーがどうも無難すぎる印象しかない。サイズの小ささも、押し込まれて空中戦になった時に不安だ。

それは井手口も同じ。

西野監督はこのポジションの人選は最後まで悩むところであろう。

 

④に関して、3バックはDFの人数が1枚減り、一見攻撃的な布陣に見えるが、西野監督が0-2の途中から得点を奪うために4バックに変更したのを見ても、基本的には守備的な考え方のフォーメンションなのだろう。

というのも、3バックとなっているが、守備時にはサイドの2枚が下がり5バック態勢になり、逆に攻撃時には両サイドが攻撃参加する。両サイドのチョイスがスピードとスタミナを備える長友+原口ということからもそれが窺える。ただこれは、「守備的」とは言ったものの、カウンター攻撃に弱く、まさに『諸刃の剣』だ。

攻撃時には厚みが生まれ、長友も香川とのコンビネーションで度々チャンスを演出したが、守備時の安定を生むには時間が無さすぎる。

やはり今までも4バックスタイルでラインを統率する方が安定感はあると思う。

今気付いたが、そういえばこの試合はあまりオフサイドを取れていないと思う。やはり3バックではラインを押し上げてオフサイドを奪うという「攻撃的な守備」を仕掛けるには怖さがあるのだろうか。

ただ、4バックにもいろいろあって、西野監督が後半仕掛けた4バックは「攻撃的な4バック」であったのだと思う。

それができていたかどうかは別として、主にセンターの二人で守り、両サイドの2人はどんどん攻撃に絡めというメッセージではなかったのだろうか。

 

 

以上の考察から、西野監督のいろんな思惑、メッセージが見えてくる。

まずは守備からという考えがありながら(守備時には5人+ボランチ2枚で人数をかけて守りたいという部分)、基本的には攻撃的である3バックをチョイスしたところ。

また2点を追う局面で攻撃的4バック+2トップにシステム変更したところ。

西野監督の特徴である「攻撃的」「柔軟さ」が垣間見れる面白い采配であった。

ただ私個人が考えるに、選手同士が味方を知り尽くしている時に試合の中での「柔軟さ」は生まれてくるであろうからクラブチームでは大事な要素だが、練習期間の少ない代表チームに求めるのは難しさがある。それでも個々のスキルが高い世界のトップチームはそれをやってのけるが、この緊急事態の日本代表にそこまでを追い求めていいのかとも感じる。

実際ハリル時代にも試合の中でのシステム変更が時々あったが、うまくいった記憶はほぼ皆無だ。彼は選手交代もうまくいかなかったが…。

 

 

まあこれまで西野監督に対して批判的なコメントも並べたが、基本的には西野監督のことは信じているし、期待している。

なによりも彼は「謙虚さと柔軟さ」を持ち合わせていると信じているからだ。

「高圧的で頑固」なハリルホジッチとはそこが決定的に違う。

謙虚さと柔軟さを持ち合わせていれば、失敗を認め失敗から学び、修正して変更ができる。

西野監督には「今までの日本代表をベースに」という部分に立ち還って、あまり自分の色を出しすぎないようにと言いたいところだが、正直なところ、今回負けはしたが、特に前半はボール保持率があがり沢山のチャンスを演出して久し振りにワクワクするサッカーが見れた。これはザックジャパンの時以来だろうか。

だから3バック自体には可能性を感じるしそれをゴリ押しすることも全否定ではない。ただ問題は「間に合うか」、それだけだ。大きなギャンブルとなるだろう。

安全にいくなら、ハリルジャパンにマイナーチェンジを加えた「今までの4バック+ポゼッションの向上+ショートカウンター」だろうが、果たして西野監督は本大会までギャンブル続けるだろうか。

 

どちらにしても西野監督のチャレンジを応援したいと思う。

 

頑張れ、西野監督!

頑張れ、日本代表!

 

ハリルが解任され、連日識者からいろんな意見が寄せられている。

 

個人的には解任の一報を聞いた時には拍手をして喜んだのだが・・・。

「協会よ、はっきり言って遅すぎるが、よく決断した!」と。

 

しかし世間の反応は解任に賛成、反対がおおよそ半々のようだ。

 

正直、反対の声に対しては「なぜ?」と疑問に思う。

「この時期の解任にはリスクしかない」

という声を耳にするが、逆に今の体制のままでワールドカップ本戦に何を期待できるだろうか?

 

本戦に参加しないレベルの国に勝てず、今までも見るに堪えない内容の試合を繰り返してきた。

これ以下があるのだろうか?

例え2か月しかなくても、彼のもとではこれ以上のサッカーが望めない。

結果だけでなく、内容がひどいからだ。特に格上の国には太刀打ちできておらず、レベルの高いワールドカップ本戦を勝ち抜くことは無理だろう。

それなのに「代えるべきでない」という人は、「敗退を指を咥えてみていろ」と言っているようなものだ。

田嶋会長が「1%でも勝つ可能性を求めた」というのは偽らざる本音で、解任理由に関していろいろ言う人がいるが、あの会見だけで判断すべきではないと思う。言葉足らずの部分があっただろうし、言えないような内容もあると思う。

 

ただ協会を擁護するつもりはない。むしろ協会の人間が責任を取るべきだ。

残念ながらハリルホジッチ監督の招へいは失敗だった。

日本サッカーは停滞どころか後退してしまったし、それに気づいて早めの更迭を協会が決断すべきだった。

遅すぎである。

 

ハリルのサッカーは日本人の特性に合っていないし、ワールドカップでの成功は可能性が低すぎるのだ。

高圧的な態度も「謙虚、低姿勢」を好む日本人からは反感を買ったし、国民を巻き込んでハリルジャパンを応援しようという雰囲気になっていなかったことも大いに問題であったと思う。

 

 

細かい部分に着目すると、選手選考に関してはいくらテストマッチといえど、この段階でまだ新しい選手を試しているようでは本番で熟成したチームで戦えるはずがない。

結果的に中島翔哉は新しい発見であったが、私に言わせれば招集が遅すぎる。

彼はリオ五輪の時から輝きを放っていたし、大きな可能性を感じる選手だった。

現在オランダでプレーする堂安律も同じく、将来の日本代表の中心となる選手で、彼らのように国際試合で結果を出していた選手はもっと早めに招集してAチームで経験を積ませるべきだ。

この二人に関しては、悪いが個人的には浅野、大島よりは先に招集すべき選手だったかなと感じている。

 

私はサッカーチームの監督経験もあり、加茂監督時代から代表の試合は欠かさず観るといった「代表通」ではあると思っているが、

Jリーグには精通しておらず、選手の能力面は代表戦のパフォーマンスでしか判断できない。

なので選手選考に関して安易にあれこれ言えないが、ハリルのあまりに「サバイバル」を助長する選手選考にはいささか問題を感じていた。

ジーコジャパン時のようにあまりに早くからレギュラーを固定しすぎるのも問題だが、サバイバルに拍車がかかると選手は監督の要望に応えようとしすぎたり、自己のアピールに終始してしまい、チームとしてのまとまりに欠ける。

この時期にまだ試合ごとにコロコロ選手が入れ替わるようではチームとして熟成するはずがない。

 

また、代表チームといえどクラブチームと同じように「ファミリー」であるべきで、チーム全体で戦う雰囲気を既に備えているべきだ。

そのためにはチームの骨格となる中心選手がはっきりしていることも必要で、その意味でも香川、本田、岡崎など、実績のある選手に対しての扱い、チーム内での位置づけも問題があったと思う。

レギュラーであるかどうかは別に、その「BIG3」と長友、吉田を加えた5名と長谷部キャプテンを中心にチーム作りを進めていくべきだったのではないだろうか。

あまりに選手を試しすぎた感があるし、試した選手の数の割に結果を出した選手が少なかったので、チーム作りがうまく進まなかったようだ。

これは監督の責任を置いて他にない。

「選手とのコミュニケーションの問題」も含め、残念ながらチーム作りは失敗に終わったと言わざるをえない。

 

またハリルは普段の生活にも規律を求め、試合の中でも協調性を求め、香川や柏木のようなインスピレーションやアイデアに溢れる選手は冷遇される。

だから今の代表チームには、攻撃面でオシムやザック時代のような「ワクワク」感が全くない。

実際にチャンスが少なく、シュート数自体が少ないはずだ。

皮肉にも解任前の遠征で発見した中島翔哉が、ハリルの遺した数少ない「ワクワクする選手」の最後の一人となってしまった。

彼はプレースピード、視野の広さ、シュート精度、そして恐ろしいほどの走力(スタミナ)を持ち合わせており、世界レベルの選手になる可能性もある。

香川が試合によっては輝けないことを考えると、MFは彼を中心に構成することを考えてもいいだろうし、攻撃面、守備面両面においてそれだけの能力の選手だが、ザック時代の直前の大久保の抜擢での失敗を踏まえると、準備期間があまりにも短いかもしれないので、そこは慎重さが求められるが・・・。

 

中島の扱いを含め、果たして西野監督がどういう人選をするか。

いろいろと新しい選手が入ってくる可能性を言っている人がいるが、恐らく23名はハリルが今まで試した選手で構成されると思う。

いくら監督が代わったとはいえ、この期に及んで選手を試すことは逆にリスクでしかないのでは、と思えるからだ。

確かにいい選手はいる。ただその選手がチームにフィットするかは分からないわけで、それであれば今までのチームをベースにどういう構成で臨むか、いかに熟成させるかを考えるほうが現実的であると私は思う。

 

 

結果はどうなるか分からない。

予選敗退してしまえば「ハリルの方が良かった」と言う人も出てくるだろう。

だが、大事なのは日本のサッカー界が正しい方向に向かっているかどうか。

このままハリルに任せて日本人の身体的、性格的な特性を無視したサッカーを押し通してワールドカップで撃沈した方がショックが大きいと思うし、ここはもう監督交代という劇薬で勝負するしかない。

それで負けても結果論であれこれ言わず、最後の最後になんとかあがいて勝つ可能性に賭けた勇気に拍手を送りたいと思う。

 

ただ、改めて言うが悪いのは協会である。日本という文化や性格的特徴に理解を示そうとしなかったハリルホジッチは、そもそも性格的に日本代表の監督にふさわしくなかったのだ。

戦術的にも「慎重に物事を進めようとする」日本人の特性を無視し、ポゼッションサッカーからデュエルを全面に押し出したカウンターサッカーへの変革は無理であった。

・・・それに気づき始めてもなかなか更迭という決断を下せなかった

そこは大いに責任がある。日本のサッカーは後戻りしてしまった

 

ただ、最後に勇気を示してくれた。

監督交代は協会の間違いを認めることでもあるからだ。

違約金など契約面での問題もあっただろう。

それでも「1%でも勝つ可能性を求めた」うえでの西野新体制、反対意見もあるだろうが、是非国民が一丸となって応援しようではないか。

みなさまご無沙汰致しております。

 

先日乃木坂46生駒里奈の卒業が発表されました。

 

私は乃木坂46は2ndシングル『おいでシャンプー』の頃からのファンですが、握手会などに参加するほどのガチヲタではなく、TVでは『乃木坂ってどこ!?』を録画で見るほどの知識しかありませんが、私が見てきた限りで生駒ちゃんについて話したいと思います。

 

今回も超長文になりますが、どうか、ドキュメンタリー小説でも読んでると思ってお付き合いください。

 

 

私が乃木坂を知ったきっかけは、ロンドンハーツのスポーツテストの企画でグループから生駒、白石、生田が出演した時です。

白石麻衣ちゃんを見て「なんて美しいひとなんだ!」と衝撃を受け、それからはまいやん推しです。

 

生駒ちゃんに対する印象は、「子供っぽくて特に印象無し」といったところでしょうか。

それから生駒がセンターであることを知り、まいやんのような美女がいるのに、なぜあのコをセンターにして世間にアピールしないの!?

と疑問に思いました。

 

それが3作目4作目5作目と連続するうち、疑問は怒りに変わっていき、アンチ生駒になってしまいました。

今考えたら生駒に非があるわけではなく、運営サイドの迷走というか、まあいわば「ゴリ押し」でしたね、完全に。

失礼ながら言わせていただくと、あれは戦略ミスでしょう。

特に4thから5thにかけては売上を下げてしまい(今では紅白効果で5th『君の名は希望』の方が売上が上回ったが)、生駒から白石に変わった6thシングルで大きく売上を伸ばし、それがきっかけで今の快進撃があります。

 

生駒ちゃんファンの方には申し訳ないんですが、私個人の感情としては、もっと乃木坂が世間に認知されてTVなどで見れる機会が多くなってほしいと願っていたから、「なぜあのコをセンターに据え続けるんだ、乃木坂の顔があのコでは乃木坂は飛躍しない」と考えていて、それでもゴリ押しし続ける運営に不満を感じ、ボイコット的な意味合いでCD購入もやめようかと考えるほどでした。

実際私のように感じていたファンは多かったと思います。

そのエネルギーが、6th『ガールズルール』でのセンター交代によって「待ってました」というファンの熱に変わり、売上を伸ばしたと思います。私はまいやん推しだったので素直に嬉しかったのですが、あの時は他メンバー推しのファンたちも、「この変化を待っていた」とばかりにCDを購入してくれ、あのような結果になったと考えています。

生駒のセンター降板は、それくらいファンの多くが望んでいることでした。

 

楽曲自体は、乃木坂の中でも名曲と言う人も多い『君の名は希望』のほうがいいかもしれません。

正直私はアップテンポな『ガールズルール』は好きではありません。清楚な乃木坂と当時のまいやんのイメージを考えると、カップリング曲の『世界で一番孤独なLover』をなぜ表題曲にしなかったのか今でも疑問です。

そのことを考えても、『ガールズルール』という楽曲が支持されたわけではなく、既存ファンの「生駒を代えてくれ」という暴発寸前ともいえる願いと、センター白石のイメージアップ効果で新規ファン(特に女性ファン)を獲得できたことの相乗効果により一気に売上を伸ばしたのではないでしょうか。

 

センター交代を番組内で告げられたとき、生駒は泣き崩れ嗚咽したと記憶しています。

悔しくて号泣しているのだとしばらく思っていました。

そうでなかったと知ったのは確か乃木坂のドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方』を観たとき。

生駒はセンターを外れるという安堵とプレッシャーから解放される安心感から、どうしようもない感情になってただ泣いてしまったようです。

私たちは生駒のTVに映る明るくはしゃぐ姿や、物怖じせずに発言している部分など、表向きな一面しか知らずに「アンチ」として不満を言っていましたが、本人がどれほどの重圧と闘っていたか・・・。

それは現在の欅坂の平手友梨奈を見ても分かることですが、中学や高校生ほどの年齢の素人の女の子が、一大グループの顔として売り出され、重責を担わされることが、どれほどの精神的負担になることか・・・。

 

私は『悲しみの忘れ方』を観たとき、少し考え方が変わりました。

生駒、ほんとグループのために頑張ってたんだ。

表にはあまり出さず、自らが嫌われ役になることがあってもチームの中心になって引っ張って・・・。

なんて強くて儚い少女なんだと・・・。

 

また、もう一つアンチの考えを改めさせられる出来事がありました。

それは賛否両論、波紋を呼んだAKBとの兼任です。

自身の成長のためでもあるが、もっと乃木坂を知ってもらうためにと乃木坂愛を持ってあの組閣を受け容れたわけですが、あの時にもどれほどの苦悩があったことか想像も及びませんが、あのあと生駒は明らかに変わりました。

目力が増し、自信に溢れたパフォーマンスが身に付き、ダンスもキレを増して、今の生駒がセンターなら文句は言えないと感じたのを思い出します・・・。

 

 

・・・前置きが大変長くなりましたが、そんな強さと弱さの両面を持った、今はもう大人の女性、生駒里奈が2018年1月30日に卒業を発表しました。

 

以前、握手会で欠席が相次ぎ「うつ病なのでは」と心配され、ファンに元気をアピールしようと載せた写真で、逆に「元気なら握手会出ろよ」と叩かれブログが炎上し・・・。

卒業を決めた裏には、そういったことに疲弊してしまったこともあるのではないでしょうか。

 

わたしはアンチでしたが、悪口を書き込んだりするようなことはしません。

もちろん芸能人に対しては人それぞれ好みがあり、その意見を述べることで傷つけてしまうことはあるかもしれません。恐らく私も知らないうちに傷つけることを言ってしまっていると思います。

でも、ネットで有名人を叩く人たちはなぜ悪意ある言葉で意図的に相手を追い詰めようとするのですか?

もし自分が逆の立場ならば?と考えないのでしょうか。「有名人だから叩かれて仕方ない」と言う人がいますが、有名人である前に一人の人間です。

しかもアイドルグループのコたちは大半がまだ10代の少女です。

そのコたちが夢と情熱を持って入った芸能の世界。彼女たちが夢に向かって芸能界で長く続けられるよう優しい目で見守ろうではありませんか。

 

 

生駒ちゃんの新年のブログの中に、「アイドルってものが怖くなり、秋田に帰ろうと、ひっそり静かに誰とも会わずに生きていこうと、そう思っていた私」という言葉を見つけました。

 

ほんとうにいろんなことで追い込まれ、疲れ切っていたんだなと窺い知ることができますよね。

その気持ちを慮る(おもんばかる)と、なんだか哀れみと同情で泣けてきてしまいます。

 

 

生駒ちゃんは乃木坂46創世記を牽引してくれ、今では個々の人気がAKBを完全に凌駕していると言われるほどのモンスターアイドルグループの中心人物として頑張ってくれました。

当初は私もアンチだったけど、彼女のいろんな一面を知っていくうち、今は新しい人生に向かっていく彼女を応援したい気持ちです。

本当に辛いことも多かったと思うけど、今の乃木坂の基盤を作ってくれてありがとう。

本当によく頑張ってくれました。

 

感謝。

 

 

 

みなさんもご存知のとおり、欅坂が紅白で2回目のパフォーマンスをした際に、メンバーのうち3名が過呼吸の症状になり手当てを受けました。そのうち特に鈴本美愉は最後の決めポーズで失神状態になり、「放送事故」と大騒ぎになりましたね。

一部では「欅のメンバーが今回の件でトラウマになり、内村さんともう共演することはないのでは?」と言っている人がいますが、それについて私個人の見解です。

 

 

内村さんは公的には今回の件について発言はしていないようですが、彼のことですので、少なからず「無理強いさせてしまった」と責任は感じているかもしれません。
ただ今回内村さんにも、無理を承知で受け入れてしまった欅メンバーにも非があるとは思えません。
 

内村さんが「共演できてよかった~」と、いかにも自分の意思で競演をお願いしたように演出していますが、表向きの演出で本当のことは分かりません。
もちろん最初のきっかけは内村さんからの要望だったかもしれませんが、平手があのような精神状態になっていく中で、不協和音をパフォーマンスすることに不安が出てきたのにそれでも「共演させろ」と強権発言するような人ではないはずです。
事実、共演の練習中からメンバーにずっと気遣いの言葉をかけながら、優しく接していたことは多くのメンバーのブログから読み取ることができます。
簡単に言えば、「もうやると決まった以上、欅の運営サイドもNHKも、あとには引けない状況になってしまった。」ということでしょうか。TVのエンターテイメントショーであるから、やれるのであれば本来のスケジュールどおり滞りなく進めようと考えるのは当然だと思いますから。
ただ、想定外だったのは、1回目のパフォーマンスで「出し切って」しまって、精神的な余力が残っていなかったということでしょう。
守屋がブログで「1回目終わったあと燃え尽き症候群のようになった」と言っていますが、そのような状態で2回目のパフォーマンスに望むのはきつかったと思います。
他のメンバー見ても、今まで感じたことがないほどの気迫だったし、“極度の興奮と緊張状態”(=トランス状態)にあったと想像できます。
そのような限界ギリギリの状態で演じ切って、もう2回目に向かえる状態ではなかったメンバーが、それでももう1ステージやらなければいけないという精神的負担から過呼吸になったのでしょう。
私が見る限り、守屋、佐藤も1回目で既に限界を迎えてて、2回目はギリギリの状態だったと思います。
とにかくそのような状態になってしまった以上、NHKと欅の運営サイドは配慮が必要でしたね。いろいろと大人の事情はあるでしょうが、普通じゃない状態だった鈴本と平手の出演は見送るべきでしたね。本人たちの意思もあったのかもしれませんが、あれは止めるべきでしょう。
センターがいないくて成立しないのであれば、全体を中止にするべきでしたね。
「欅坂46が極度の疲労状態にあるため、本来の演出を省かせていただきます」というような流れにできなかったのか、と考えてしまいますが、いろんな人が協議しての結果ですから、これは来年以降の反省点とするしかないですね。
内村さんもあれだけ平手のことを心配してる様子からしても「やめよう」と進言してた側の人間かもしれませんが、そのあたりは想像でしか言えません。
とにかく、「TVに映っていることが全てじゃない」と思ってもらいたいです。
裏ではどんな押し問答があったかわからないけど、とにかくパフォーマンスをやり切った欅のメンバーと内村さんに拍手を送ろうではありませんか。

感動をありがとう!!

 

そして、内村さんと欅メンバーがもう共演しないというのは安易な憶測に思えます。

内村さんが欅をリスペクトしていて、欅のメンバーも内村さんの優しさ、温かさに触れて大好きになったと言っていますし、ウッチャンのことだから、少し時間が経てば、紅白での一件を笑い話に変えて、また欅のメンバーと楽しく談笑してくれるのではないかと期待しております!

欅坂が紅白でウッチャンとコラボした際に鈴本が倒れました。

一部では心配そうにそちらに目をやるメンバーに「優しい」というコメントも挙がっているようですね。
確かに仲間を心配するのは自然なことで、思いやりがあると思います。
ただ私は別の見方をしてしまいます。
あのステージは全ての歌手が憧れると言ってもいい夢のステージです。
その夢の大舞台で、彼女たちは完璧なパフォーマンスをしたいと願い、練習を重ねていたはず。
残念ながらその気持ちが強すぎたためか、集団過呼吸のような症状になってしまい、2度目の不協和音はグループとしては満足できる出来ではなかったと思います。
ただその中でも、パフォーマンス中の異常事態を察知していながらもそこに気を取られることなく「自分の仕事をやり切った」メンバーにも称賛の声をかけるべきです。
私の見る限りでは、鈴本の後方にいた土生、石森は、目線を向けることもなく、一切の動揺を見せずに最後のポーズを決めて笑顔を見せています。
これこそがプロではないでしょうか。私は感動しました。あの場面ではその「異様な光景」に目を奪われてしまう方が自然なのかもしれない(米谷、尾関のように)のに、土生や、最後ウッチャンとカメラのフレームに収まった石森は、視聴者になるべく現場の混乱が伝わらないように自分のパフォーマンスを完遂しました。
細かく見ると、多くのメンバーが鈴本の方へ一瞬視線を送っているのが分かりますが、少なくともその2名と、守屋、理佐なども、気付いていた可能性が高いのに、しっかりと笑顔でステージで終えています。
彼女たちのそのプロ根性には頭が下がります。
また、カメラがターンしたあと、現場では混乱が続いているはずなのに、そちらを気にすることなく笑顔で進行に徹した二宮クンにも関心しました。

あくまでもカメラで捉えていたシーンだけですのでこれらのことが全てではないでしょうが、ぜひ皆さんの感想を聞かせてください。

紅白での欅坂46のパフォーマンスには感動しました。

その余韻がまだ収まらず、毎日録画を見直しています。

yahooの知恵袋などを覗くと、その反響がいまだに続いているようで、欅を知らなかった人がいろんな質問をしています。

その一つに返信した文章を、初めてのブログの一発目に紹介させてください。

 

質問の内容は、「欅坂46 平手友梨奈 パフォーマンス について
欅坂46の平手さんは不協和音のパフォーマンス中何を考えてるんでしょう?
どのようにしたら、あんなに狂気のパフォーマンスができるのでしょう?

想像でも構いませんのでお願いします」

といったものでした。以下、私の返答です。

 

 

私は欅坂46の発足当時から平手友梨奈を見ています。

最年少でありながらセンターの重責を負わされ、周りの大人たちが「天才」ともてはやす。
そこにはいろんな利害関係が生じていることに気付き、それに「利用されているだけではないのか」と不信感を持つようになり、それが大人不信と繋がっていく。
また、「臭い物にはフタをしろ」「長いものに巻かれろ」「成り行きにまかせろ」といった、社会で生きていくうえでの大人独特の考え方がまだ理解できない年頃なのです。だから「オトナの事情」というものを素直に受け入れられない。
そういう「理不尽な大人や社会に対する反発」というのは、昨今の若者には少なくなってきた考え方と思っていましたが、平手にはそれが根深くあるようです。
もともと内向的で人とのコミュニケーションが苦手とのことで、悩みや不満をうまく相談できずに溜め込んでしまうのかもしれませんが、そのため今は精神的に不安定な状態のようです。

個人的な見解としては、気分の落ち込みがひどい時には気持ちが乗らずうまくパフォーマンスできなくて、うつ状態の一歩手前ではないかと考えます。とにかく最近の平手には笑顔がなくて、覇気が感じられません。
ただバラエティの収録なので屈託のない笑顔を見せる回がたまにあり、うつ病に見られるようないわゆる「躁状態」と「うつ状態」と二面性があるようです。
ただしそれでも歌収録でセンターを務め続けているのは、彼女なりの責任感と、欅坂46というグループに対する思い入れの大きさと、表現者として世間に発信したいという気持ちからではないでしょうか。

見ているファンの側からすると「てち(平手)もういいよ・・・。」「少し休んで元気になって」という気持ちもあるのですが、どうも本人の意思であるように感じます。

ただ長い目で平手を育て、守るのであれば、運営サイドがストップをかけることが必要と感じます。紅白という区切りを終えて、もしかしたら何らかの動きがあるかもしれません。
少なくともこのままセンターを続けるのは無理なので、もう少し楽なポジションを与えるべきです。
乃木坂の生駒が5作連続センターから解放されたときに安堵で号泣していましたが、それほどにプレッシャーのかかることなのです。平手ちゃんをどうか潰さないで、守って欲しいと思います。

質問とずれてしまいましたが、平手のそのような「大人への反発心」から、『不協和音』という曲の世界観に入り込みすぎてしまい、あのような「狂気」ともいわれるようなパフォーマンスになっているのです。
もっと詳しく言うなら、欅の振り付けを担当している世界的ダンサーのTAKAHIROから、「欅のダンス、振り付けには全て意味があり、振り付けで歌詞を表現しているからまずは歌詞の意味を完全に理解しなさい」と言われており、尊敬し心酔するTAKAHIROの言われたとおり、どっぷりとその歌詞の世界観に浸ってしまうので、不協和音のようなメッセージ性の強い歌を歌うと、今の自分の気持ちとリンクする部分が多くて感情的になりすぎて不安定になるのです。
だから歌番組では不協和音はしばらく封印されていて、紅白の一発にかけていたのですが、結果的には2ステージ目までメンタルが持ちませんでしたね。

とにかくそこまで自分を追い詰め、歌の世界観に入り込んでしまう平手友梨奈、彼女はやっぱり「天才」なのかもしれません。
ただ、同時に16歳の少女です。周りの大人のサポートが必要なのです。

秋元康プロデューサーは平手のことを「永遠の中2病」と評しているようですが、私(43歳)も、中高時代は大人や先生のことが信じれなくて、その頃は尾崎豊の歌にハマッていました。自分のメッセージを代弁してくれてるようで・・・。
平手もきっとそんな気持ちなのでしょう。スポットライトを浴びる仕事を選んでおきながら、気持ちはまだ理不尽な大人への反発が抑えきれない少女のまま・・・。
それがパフォーマンスに表れ、まるで何かに憑依したかのような圧倒的なパフォーマンスを見せる。
すごい表現者だと思います。
同時にガラスのようにもろいのかもしれません。
どうかその才能という美しいガラスを周りが壊してしまわぬよう願うばかりです。

 

 

以上です。

非常に長文で失礼しましたが、みなさんはどのようにお考えでしょうか?