【サッカー日本代表】 西野ジャパンが世界を驚かせる。 | 欅坂、乃木坂、スポーツ、芸能、お笑い・・・ごちゃまぜブログ

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おんせん県大分県在住の普通の会社員が、自分の趣味に関することや、ちょっとおもしろい話を日記にします♪

さあいよいよ今日WCが開幕する。

 

西野Jは最後のテストマッチでようやく結果を出せた。

ポゼッションで有利に運び、ワンタッチパスを多用することで守備が振られ、パラグアイ代表は疲弊していた。

大迫の幻のゴールを含め、後半に数多くの決定機の生み出したのはそのためであろう。

 

ようやくジャパンサッカーを取り戻した。これが私の感想だ。

相手より多くの時間でボールを保持し、ゴール前はワンタッチパスを多用し流動的に動くことで相手をかく乱する。

守備では高いラインを保ち、声を出し合ってブロックを作り、コンビネーションで機能的に守る。

高さとフィジカルに弱点がある日本代表はこういうサッカーをすべきなのだ。

これはオシム、ザッケローニが作り上げていた、「ジャパンモダン」なサッカーなのだ。

多くの識者は気付いており、当然ながら西野監督もそこへ「原点回帰」した。

 

返す返すも、そこを無視したチームづくりを押し通したハリルホジッチには、4年間を返して欲しいと、逆にこちらが訴えたい気分だ。

 

西野監督は2試合はうまくいかなかったが、結果が出たことで自分の考えに確信を持てたはずだ。

だが、以前から何度も言うが、とにかく時間がなさすぎる。

方向性は見えたものの、どの組み合わせが最適なのか、出たとこ勝負になってしまう部分もあるのではないだろうか。

 

ただ、私が思うに、攻撃面においては、ポゼッション+ワンタッチパスでの最後の崩し+流動的な動きでマークを外す=香川&柴崎は必須、ということが見えたのではないだろうか。

やはり、キープ力に優れるが判断が遅く自身のスピードそのものも足りない本田は不要だ。

岡崎の、サイドに流れたり相手の裏を取る動きも秀逸で、彼の運動量により結果的に味方のスペースを作ることもでき、今回は多くのチャンスが生まれた。

ただ、ワントップは大迫がいいだろう。

とにかくシュートまでのプロセス(身のこなし、トラップ)と、シュートそのものの技術は、やはり今の日本代表の中ではピカイチだ。

周りを使うのもうまく、柴崎、香川のセンターラインからきちんと組み立てができれば、大迫は必ず生きるし、結果をだせる選手だと思う。

 

サイドは、自分なら左に原口、右に岡崎を使う。

乾は非常に輝いたが、彼は基本的にはドリブラーで、相手が疲れている時には効果的だが、よりスピーディーな攻撃を生むという意味では原口のほうが適任であろう。

もちろん岡崎&原口は守備面で期待できるということも大きい。

乾には後半途中からの切り札として大きな結果を期待したい。

ボランチは長谷部&柴崎だが、柴崎にはむしろクロアチア代表のモドリッチのようなセントラルミッドフィールダーの役割を期待したい。

そのためには、パートナーはバランス感覚に優れる長谷部との組み合わせということになろう。

 

センターバックは吉田の相棒が全く読めなくなった。

当初より、槙野は世界大会レベルではないと思っていただけに、今回の植田と昌子の安定したプレーで、二人にもチャンスが出てきたのは嬉しいことだ。

個人的には昌子だが、ペナルティーエリア付近の相手との距離感だけは改善してほしい。ワールドクラスの相手では、振り切ってシュートをさせるスペースを与えては命取りだ。

サイドバックは、酒井宏樹、長友で確定としてほしい。

酒井は本当にいい選手になった。上がり下がりの判断やポジショニングが素晴らしい。

個人的には、WCを終えたらこの選手の市場価値が一番上がっている気がする。

世界トップクラスのサイドバックとして、トップチームへの移籍も大いにあり得るだろう。

 

キーパーは川島だろうが、勝負師西野監督であれば、是非中村を使って欲しい。

A代表での経験不足を心配されているが、世界大会の経験も豊富で、こういう選手がラッキーボーイとして大当たりすれば、日本の快進撃も夢ではない。

以前より川島のハイボールへの対応と後ろすぎるポジショニングに不満で、弱点のGKのポジションでは西川が一番まともと思っていたが、今やGKで一番期待が持てるのは中村だ。メンタル的にも一番動じないタイプのように感じる。GKは慌てることは禁物だが、川島が飛び出しのタイミングを間違って慌てている姿が目に浮かんでしまう・・・。

 

サブの選手では、武藤の成長に驚いている。

体幹が非常に強くなりキープ力が上がっているのと、トップスピードで相手を切り裂こうとするワンペースな選手ではなくなっている。

彼にも交代カードの切り札として期待したい。

宇佐美のドリブルからのシュートも後半相手の足が止まっている時にはいいだろう。

パスの配給ができる大島、守備職人山口、ポリバレントで緊急事態の際には使い勝手のいい遠藤と、今考えたらなかなか見事に23人を選抜していると思う。

本田も逃げ切りを図るときには彼のキープ力は生きるし、今までのWCのように、「この選手はまず出番はないかな」と思えるような選手はいない。

 

短期決戦では、怪我やコンディション不良で思うようなフォーメーションが組めないものだが、この西野ジャパンは期待ができそうだ。

なにしろかつてイタリアやフランス相手にも通用した日本のパスサッカーを取り戻しつつあるからだ。

 

世界を驚かせる準備は整いつつある。

あとは、うまくハマるか。

ザッケローニの時も世界に近づいていたが、WCではハマらなかった。

相手によって、また点差やシチュエーションによって選手や戦略を変える臨機応変さが欠けていたのかもしれないが、ザッケローニの日本代表には夢が持てた。

西野監督は思い切った策も取れるし、柔軟性のある監督だ。

こういう監督がWCのような大舞台では結果を出すと信じてみたい。

 

期待はできる。

ただ、あまりにも準備期間が短すぎた。

短い中で作り上げた日本のモダンサッカーがハマるかハマらないか、そこに尽きる。

ああ、あと3か月準備期間があればなあと考えてしまうが、西野監督には、結果はどうであれWC後も指揮を執ってもらい、日本のサッカーをもう一度取り戻す役割を是非担ってほしいと思う。