蘭のブログ -34ページ目

コールド・マウンテン

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2003年、アメリカ
監督:アンソニー・ミンゲラ


南北戦争末期の1864年。牧師の家の手伝いをするうちにその娘と親しくなったインマン
(ジュード・ロウ)は徴兵されヴァージニア州の戦場に出兵することになる。
そこで瀕死の重傷を負ったインマンが心の支えとしたのは、故郷コールドマウンテンと彼の
帰りを待っていてくれる一度キスを交わしただけの恋人エイダ(ニコール・キッドマン)だった。


南北戦争の残虐さも相当なものでしたが、故郷コールドマウンテンの人々も安穏に暮していたわけ
ではないのです。エイダも父親が亡くなってしまい、全くのお嬢様で育てられたが故に、日々の
食べ物にも事欠くようになってしまうのです。

そんなエイダがちょっと粗野だけれど働き者でしっかり者のルビー(レニー・ゼルウィガー)
に助けられ、荒れ放題の家と畑を耕し、逞しく変わっていく様子がよかったです。

ニコール・キッドマンがとても綺麗です。
エイダは荒れ果てた家でボロボロになっているのに、風に吹きさらされる金髪が美しくて。


インマンがたった一度きりのキスであんなにも強い心を持つことができ、生き延びようと頑張れた
ことに驚きました。
心の支えがあるということは、人を思いがけないほど強くするのですね。


言わずもがなですが、ジュード・ロウがいい!
今回、無口で何を考えているのかわからない風来坊の役なのですが、
無口なジュード・ロウもいい!目だけで雄弁に語りかけてきます。
あの瞳を向けられたら、倒れてしまいそうです…。











(R-15指定…何で?)

28日、都立合格発表でした

2月28日は都立の合格発表でした。

例年、3月1日らしいのですが、今年は土曜日なので少し早まったのですね。

28日は子供が一人で行くというので私は家で待機していましたが、
自分で確約書の提出と体操着の注文手続きをしてきました。

でも私も都立の発表というものを一度見ておきたかったので、翌日出かけて行き
証拠の写メを撮ってきました。

私立の併願も受かっていたもののやはりこちらが本命だったので、ヤレヤレでした。

これで一人は決まり、ホッとしています。


大学受験のほうは…国立の発表は3月7日とまだ先ですが…ウ~ン。
ま、こっちは本人に任せるので、いいです。


受験関係の紙類をドカッと捨てられて、スッキリです!

君のためなら千回でも

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2007年 アメリカ
監督:マーク・フォースター


ソ連侵攻を避け父親とともにアメリカへ亡命したアミールは、作家として初めての本が出版され妻
とともに喜んでいた。そこへかつての父親の親友でありアミールの恩人でもあるラヒム・ハーンから
電話が入る。「今ならまだやり直せるから戻ってくるように」というのだ。

そこから場面は20年前、まだ人々が楽しく暮らし街も美しかった頃のアフガニスタンに戻ります。
子供時代のアミールは使用人の子のハッサンととても仲良しでいつも一緒にいます。
凧合戦で相手の凧の糸を切るのが上手く、二人で次々と糸を切り優勝します。
ハッサンは飛んでいった凧を探すのが上手く、その時も戦利品の凧をとりに追い掛けていったの
ですが、二人に何かといちゃもんをつけてくる3人組に捕まり、性的暴行をうけてしまいます。
アミールはそれを見て見ぬふりをしたことへの後ろめたさ、またハッサンの大人のような割り切り方
などに苛立ち、距離を置くようになってしまいます。


前半の子供時代の二人の描写がとても素晴らしいです。
アミールはハッサンと親友でいたいのですが、ハッサンは親友ではあるけれども自分は使用人である
という身分の違いを幼いながらもしっかりとわきまえています。この辺りの描き方が秀逸。
「僕の命令をなんでもきくのか。土を食べろといったら食べるのか」というアミールに
「食べるよ。でも君はそんな命令はしない。」というハッサン。
二人は主人と使用人という立場の差はあるものの、やはり信頼できる友達なのです。

お金持ちで苦労を知らないが故に感情そのままをぶつけてくるアミールに対し幼いころから自分の
立場をよくわきまえそれに従っているハッサン。
このハッサンのアミールへの思いやりに胸を打たれてしまいます。
ハッサンへの苛立ちからアミールは時計を隠し彼に罪をかぶせようとします。
そんなアミールの顔を一目見て彼の気持ちを理解し、ハッサンは自分がやったと敢えて嘘をつきます。
この時のハッサンの悲しそうな目。


素敵な大人たちも何人かでてきます。
正義のためには命を張ってでもそれを守ろうとするアミールの父親。
一人ぼっちのアミールを温かく見守ってくれる父の親友。
盗みの罪を着せられた息子を叱ることなく、誇りを持って家を出ていったハッサンの父親・・・。


字の読めないハッサンにアミールがよく読んで聞かせていた物語の主人公の名前を、ハッサンが自分
の子供につけていたことをアミールは後から知ります。
盗難事件以来疎遠になってしまった二人ですが、別れてからもハッサンはアミールのことをいつも忘れ
ずにいたのです。
「君のためなら千回でも、飛んで行ってしまった凧を取ってくるよ」
子供の頃ハッサンがアミールに言った言葉を大人になった今、今度はアミールがハッサンの子供に叫び
ます。


後半はタリバンが支配する荒廃したアフガニスタンが描き出され、タリバンに連れていかれてしまった
ハッサンの息子を救出するというサスペンス仕立てになっています。ここは少々都合よく出来過ぎていて、前半の素晴らしさに比べると物足りない感じではありますが。