大学という斜陽産業 -155ページ目

設問の日本語が悪いのか

この科目の採点が終われば、すべて終わりだ~! と思って採点を進めているのですが・・・。これが出来が良くない。


もちろん、こちらの講義自体が良くなかったという原因もあるだろうけど、特に気になった共通点があった。


匿名ブログなのではっきり書けないもどかしさがあるけど、それは、


「Aの特性に影響を与える要因について説明しなさい」


という感じの問題に対する解答である。


こちらとしては、たとえば、


「Aの特性に影響を与える要因には、X、Y、Zがある。Xは、Aに対して、a1、a2、a3といった特徴をもたらす。Yはb1、b2といった特徴をもたらす。・・・そして、a1とb2は結びつきが強い。」


みたいな解答を期待していたのだが、圧倒的に多いのは、


「Aの特性は、a1、b2という特徴が強く表れるA1というタイプと、a2とb1とc3という特徴が強く表れるA2というタイプに分けられる。」


というものだ。


でも、授業では、まさに期待していた解答のような説明を行ったんだけどなあ。そして、そのまとめとして、実際の解答のようなことにも言及したんだけど。こっちとしては、XやYについて言及して欲しかったのだけど、設問が悪かったのかなあ。

持ち込み可

多分、ブログの多くは亀田ネタだろうねえ。自分も観てました、ついつい。でも、そのネタは、横に置いておいて、相変わらずの試験ネタです。


今、ようやく前期に試験を実施した科目の採点が最後の1つの科目となりました。


この科目は、「すべて持ち込み可」とし、特に具体的に問題を教えることなく、論述式で実施しました。


試験時、確かに皆、資料を色々と見ながら、解答用紙を埋めていきます。


でも、全然出来が良くない。全く関係ないことが書いてある。


持ち込み可に安心して、結局勉強してきていないと推測せざるを得ない。う~ん、困ったなあ。




不正行為

今年も結局でてしまいました。


自分の科目ではなかったのですが、あまりうれしいことではありません。


今度の教授会でその学生の処分が決まります。


随分前にも書いた覚えがあるのですが、勤務先の場合、前期の単位がすべて無効になります。


処分が厳しいという意見もありますが、厳しい処分が待っているということで、不正行為をさせないようにしようということもあるようです。が、学生の方が、処分内容自体をきちんと認識していないことも多いようです。処分内容を知らないからと言って、処分が軽くなることはないので、試験開始前に、まるでセンター試験のように、毎回そのことを告知するようにとのお達しがあるのですが、教員が手抜きをしているのか、学生が注意を聞いていないのかは定かではありません。

こっちは結構良い感じ

今日採点し、最終評価までだした科目は、結構良い感じ。試験レベルは落としていないつもり。平常点を加味する前の段階で、結構良い手応え。


二極化は同じだが、大多数はきちんと解答されていて、できていない解答用紙は白紙に近い。


まあ、理由は想像できる。


この科目は、いわゆる応用・発展科目。入門科目でめげてしまった学生は、まず履修しない。それだけ、意欲のある学生だけが履修している。


学生の間では、元々、自分の授業は単位認定が厳しいとの評価なので、意欲のある学生の中からさらに絞られているという噂もあるらしい(学生がそう言っているのを聞いたことがある)。


こちらとしては、単位を落としたいわけではないので、出来が良いということは気分が良いので、これは良いことである。


さて、来週には最期の1つの試験がある。そちらの出来はどうなることやら。


格差社会?

去年も同じようなエントリーを書いた覚えがあります。でも、ネタ切れなので、結局この話題に。


今週は、試験の採点やレポートの採点が主な業務でした。


で、まだ残っているけど、現時点での印象は、やはり二極化。


出来る学生は出来る、出来ない学生は出来ない。要するに、成績で言うならば、優(A)か不可(D)かなのだ。でも、それではあまりにも合格者が少なくなるので、平常点とかを加味するシステムで、良(B)や可(C)の評価をつけたりするわけですね。


う~ん、成績の格差社会はずいぶん前から生じていたけど、さらに広がってきているような印象。

宝くじと研究助成

サマージャンボを買いました。残念ながら、買ったのは西銀座チャンスセンター ではありません。


まあ、末等以外は当たらないでしょう。1等が当たったら、この職を辞めるとまではいかないけれど、少しスローダウンしちゃうかも。っていっても、生活給に組み込まれた非常勤を止めるぐらいかなあ。


あ~、本当に夢物語。


この暑い日々が、自分に幻想を見せているに違いない。まさに、真夏の夜の夢か。


自分の懐を豊かにするわけではないけれども、きちんと研究して、科研や財団の助成をとる方が現実的ですよね。ということで、夢を見てばかりいないで、まじめに仕事しようっと。その前に、採点、採点。

レポート読んでます。

前期の授業も終わったので、少しは研究モードに入れるのかなあ、と思ったら、なんとなく体調もすぐれなくて、ここ1~2週間、ブログの更新も含め、あらゆることがペースダウンしています。まさに、パワーダウンの影響です。ということで、久しぶりに朝の更新です。



今は、試験の採点等に最も時間が取られます。なかでも、最も意気消沈させられるのは、某科目のレポート。このレポートが試験代わりなので、非常に重要だと念を押しておいた。


内容についても、もちろん匿名ブログなので具体的な内容は書きませんけど、


「講義で取り上げたように、○○についてはかならず取り上げるように」


というようなことを、講義中何度も口を酸っぱくして言ったつもりだった。でも、約1/3は、まったく見当違いの内容だ。彼らは、講義に来ていなかったと思いたい。と、出欠と照らし合わせてみたら、やっぱりあまり来ていない学生達だ。これで安心して(?)、単位を認定しないで済む。

バイト三昧でどうするの?

月曜日の試験の始まる直前の女子学生の会話。


A「週末、ず~っとバイトで勉強する時間がなかった。」


B「私も~。今日もこの後バイトなんだ。」


A「どうせ、難しくてわかんないしね。」


B「そうそう、こんなに資料があったら、どれが重要だかわからないし~。」



ハイハイ、そうですか。バイトの方が重要ですか。


この科目、捨てるんだったら、なんでわざわざ受けに来るんだろう。それが謎だ。

土用丑の日と教育・研究パワー

最近めっきりパワーが落ちました。


今日は、土用丑の日でしたが、ウナギは前倒しで食べましたので、今日は食べませんでした。


このパワーの減少、もちろん歳のせいだと思うのですが(思いたいだけかも)、研究パワーも落ちるし、指導、特に大学院の論文指導のパワー減に結びついているような感じがします。


先日、学生が大学院に進学したいという相談をしてきた。目的を聞いたら、大学教授になりたいという(研究者ではないらしい)。はっきり言って、その学生の学力じゃ大学院の試験は通りそうもない。でも、裏技があって、学部の成績による推薦だと、内部進学が可能らしいのだ。


まあ、個人的には、「大学院で勉強したい」といった時点で、NGなんだけど。


ある程度見込がありそうな学生に対しては、数年前だったら、迷わず、「研究者になりたかったら内部進学せず、○○大学の大学院を狙え。もし、その大学院に入れないようじゃ、研究者は諦めた方が良い。」というぐらい言ったものだ。


けど、その学生は、そんなこと絶対とは言い切れないけど、これまでの経験上、まずもって無理だと思う。下手に内部進学で大学院に進んだ方が、就職もふりになるし、止めた方が良いと思うんだけど、その辺りをやんわり匂わせて言ったんだけど、やっぱり理解してもらえなかった。実際の就職問題とかの難しさは理解したみたいだけど、「自分の人生だからやりたいことをやりたいです」と言われては、返す言葉もないです。

文系の方が忙しい?

最近、ネタ切れなので、Nexus Project の「健康診断 」から。


本務校の今年の健康診断は、先月中に終わりました。まだ結果は出ていません。


昨年、その結果について、「所見有り」とされた教員の割合が、理系よりも文系の学部の方がはるかに高いという報告がありました。それを聞いて、某教員曰く、


「文系は大学に来ないので、仕事をしていないと思われているけど、これで文系の方が忙しいということがわかっただろう。」


とか、


「理系は、助手や院生に仕事をさせて、楽してるんだよ。」


なんて。もちろん、冗談ですけどね。だいたい、仕事が忙しいイコール所見有り、という関係は明白ではないし、暇だから飲み歩いているかもしれませんしね。


しかし、実際の勤務形態というと、大学院を担当すると、学部は昼間中心、大学院は夜間中心なんていう体制なので、結構朝1限から夜7限まで(もちろん、途中は空いていたりしますけど)の日があったり、授業が無い日があったりと、結構不規則な生活ですけどね。