ナマケモノ
こんにちは。ブログをしばらくお休みしている間、また一つ、新しいことを学んでしまいました。そこでわかった事は、「気になるものを、徹底的に追求したい欲」自分はこれがとても強かったことが判明し、妙に納得。今回の学びは、最高に楽しくワクワクでしたが、(まだ進行中)今日のブログネタは別件ですwそう、先日、文化人類学者である辻信一先生のお話を聞いてきました。”便利な世の中にはなったけれど、このままの暮らしで良いのか…“こんなテーマで始まったのですが、辻先生もかつてナマケモノにはまり、調べまくったそうです笑🦥🦥🦥「ナマケモノ」彼らは1秒間に一歩ずつしか進めない。ご飯は葉っぱやタネ。高タンパク高エネルギーではないので、体力の消耗を防ぐために機微に動かない道を選んだのでは…もしくは、競争を避けるために、自ら競争相手の少ない物を、主食としたのかもしれない…。“弱肉強食”という言葉があるけれど、肉食動物(高タンパク摂取)の頂点にいるジャガーやチーター等は、今や絶滅の危機に瀕している。しかし、ナマケモノは絶滅危惧種のリストには載ってこない。より栄養の高いもの、より獲物の多いところで生きるとしたら、どうしても競争に勝たなければならないが、そうして頂点に登りつめたモノが、実は強者では無かった…と言うお話し。ナマケモノは、いつも高い木の上で暮らしていて、(地上にいるよりは安全だから)、1週間から10日に1度、地上に降りてくる理由は、排泄のためではないか…(という事が分かってきたそうです)。樹上で排泄すれば、危険に晒される機会が減るのに、命がけで降りてくるのは、なぜ?彼らは自分が暮らしている樹々の根元に、排泄するそうです。それが栄養になるから…?樹上で排泄したものは、熱帯地域では地上に届く前に分解されてしまい、大地の栄養になりにくい。ナマケモノが、そのことを知っているのかどうかは知る由もないけれど、とにかく彼らは、いつ襲われるかもしれない危険を冒しながら、あのスローな動きで、高い木の上から地上に降りてくる・・・。あれ、なんだかジーンとしてきちゃった…明るい会場で突然泣きそうになり、堪えるのに大変でした笑人は意識無意識に関係なく、競争社会で生きるのが当然のように刷り込まれてしまったけれど、ナマケモノみたいな生き方の方が、なんかよいな~これから社会に出ていく若者たちが、競争社会とは真逆の道がある…という事にも、興味をもって欲しいな…と、強く願うのでした。*****会場での記念撮影は、なんと辻先生のお隣に着席して写ってしまった(どこかで公開されるんだろうか・・・!?)本にサインしてもらいました2年ほど前に渋谷で観た映画も、辻先生が日本に持ってきたのだそうです♡↓ ↓ ↓ ↓君の根は。大地再生にいどむ人々びとwww.yukkurido.com機会があったら、もう一度観たい素敵な作品⭐️