こんにちは、シマシマですニコニコマカロン


今回は、発達障害に関連する「資格」について
お話しさせてください。



ダイヤオレンジ特別支援教育に関わりたい!

ダイヤオレンジ発達障害のある子どもを支援する仕事がしたい!

ダイヤオレンジADHDや自閉症についてもっと深く知りたい!


そんな方達の中には、
特別支援教育に関わる何らかの資格を取りたい
という方がいらっしゃると思います。


では、いったい
どのような資格があるのでしょうか?


今回は、「発達障害」に関連する資格
についてまとめてみました。



りんごりんごりんご




    

ー目次ー


下三角下三角下三角発達障害に関連する資格下三角下三角下三角


特別支援学校教諭免許


児童発達支援管理責任者

民間資格


下三角下三角下三角その他下三角下三角下三角


特別支援教育コーディネーター

児童指導員

普通運転免許



(※) 2021年4月時点の発達障害に関連する資格



下三角下三角下三角発達障害に関連する資格下三角下三角下三角




特別支援学校教諭免許


発達障害だけではなく、
特別支援教育全般について幅広く学ぶことができる「教育職員免許状」です。


教育領域



現在、特別支援学校教諭免許状の教育領域は、

「視覚障害・聴覚障害・知的障害・肢体不自由・病弱」

となっており、発達障害は含まれていません。



しかしながら、この資格を取得するためには、

上記に挙げた教育領域以外にも、

発達障害概論や発達障害児の指導法などのような

科目を学ぶことができるため、ご紹介しました。



小中学校の特別支援学級や通級による指導では、

特別支援学校教諭免許状の

取得は義務付けられてはいません。



しかしながら、もしかすると

発達障害と診断される子どもが増えている

現在の状況から見考えると、

将来的には発達障害が教育領域に加わる

ということがあるかもしれません!?

(ただの憶測にすぎませんが)



特別支援学校教諭免許状の種類



特別支援学校の教員は、

小学校・中学校・高等学校または幼稚園の

教員免許状に加えて、特別支援学校教諭免許状を

原則として取得することになっています。



特別支援学校教諭免許状は、

厳密にいうと3種類あります。



「特別支援学校教諭免許状」

「特別支援学校自立教科教諭免許状」

「特別支援学校自立活動教諭免許状」

それぞれで領域や教科が分かれています。



「特別支援学校教諭免許状」は、

特別支援学校で担任や教科担当を

するために必要な免許です。



他の2つの免許状には、

「自立」という言葉が入っていますが、

特別支援学校・学級には「自立活動」

という授業があります。



子ども達が主体的で積極的な活動を通して

自立を目指すための授業です。



その担当は、

「特別支援学校自立教科教諭免許状」

「特別支援学校自立活動教諭免許状」

を取得している教員が行います。



特別支援学校教諭の課程がある大学や大学院で、

所定の科目を履修すると取得可能ですが、



通信教育で取得することもできます。

教員経験があれば、短期間で取得することも

可能なので、働きながら取得したいという方は

通信教育も視野に入れて考えていただくと良いです。



また、特別支援学校教諭免許状は、

専修免許状、一種免許状、二種免許状に

区分されており、それぞれの取得に必要な

基礎資格、単位数等が異なります。



詳しくは下のリンク先の

「免許を取得できる大学」をご覧ください。




免許を取得できる大学






児童発達支援管理責任者


障害を持つ児童の療育や自立支援を行い
「児童発達支援センター」や「放課後等デイサービス」などの児童福祉法に定められた施設で働くための資格です。



「児童発達支援管理責任者」は、
児童に適切な支援計画と療育を提供し、
施設の業務全般を見渡す責任者となります。


障害児通所施設
児童発達支援センター
・児童発達支援事業類型
・医療型児童発達支援
・放課後等デイサービス
・保育所等訪問支援

障害児入所施設
・知的障害児施設
・第一種自閉症児施設
・第二種自閉症児施設
・盲児施設
・ろうあ児施設
・肢体不自由児施設
・肢体不自由児療護施設
・重症心身障害児施設



これらの事業所すべてに1名以上の
常勤の児童発達支援管理責任者が必要となります。
近年、放課後等デイサービスなどの数が
増えてきているので、資格を取得している方への
ニーズは高まっています。


資格を取得するためには、
実務経験を積み、基礎研修・実践研修
の受講が必要となります。
(資格取得後は5年ごとの更新研修があります)


特に実務経験の面では
長期間にわたる経験が必要となりますが、
該当する資格を持っている場合には
期間を短縮できる制度もあります。

ハッピーテラス児童発達支援管理責任者の実務経験一覧表」より



ここで、注意していただきたいことがあります!
もし資格を取得されたいという方は、
よくご確認くださいね!!


2019年度の児童発達支援管理責任者研修の
見直しにより、現行研修受講済の従業者と
基礎研修受講時点で実務要件を満たしている
従業者において、経過措置が設定されています。


丸レッド見直し前の研修(H18年度~ 30年度)受講済みの方
令和5年度末(2024年3月末)までは、更新研修受講前でも引き続き児童支発達支援管理責任者として業務に従事することができます。

丸レッド基礎研修受講時点で実務要件を満たしている方
(H31年度~令和3年度までの基礎研修受講者に限る。)
基礎研修の修了時点でサービス管理責任者等としての実務要件を満たしている場合は、実践研修修了前であっても、児童発達支援管理責任者の要件を満たしているものとみなされます。
この期間であれば、実務経験を積んでいる方は、基礎研修後のOJTや実践研修を完了しなくても児童発達支援管理責任者として配置できる措置になります。

→詳しくは、各自治体にお問い合わせください。


研修制度については、各自治体で異なりますが、
参考として東京都についての
以下のリンク先をご参照ください。


児童発達支援管理責任者 研修制度

令和3年度 東京都サービス管理責任者等研修年間実施スケジュール



※「サービス管理責任者」という似た資格があります。
サービス管理責任者は、大人向けの障害福祉サービスを
提供する事業所を管理する責任者のことです




民間資格



発達障害に関連した様々な民間資格があります。
ここでは、9つの資格をご紹介いたします!



児童発達支援士

発達障害を持つ児童に対する能力の引き出し方について、脳科学や心理学に基づいたアプローチ方法を学び、子どもの自己肯定感やコミュニケーション能力を伸ばす知識やスキルが身に付けられる資格です。

■一般社団法人 人間力認定協会


発達障害児支援士

国内外で自閉症児教育に50年以上の実績を誇る、学校法人「武蔵野東学園」の編集協力を得て、現場で「効果がある」と実証された考え方・実践方法を身につけられる資格です。

■四谷学院


特別支援教育士

一般社団法人特別支援教育士資格認定協会が認定するLD・ADHD等のアセスメントと指導に関する教育と心理の専門資格です。

一般財団法人 特別支援教育士資格認定協会


臨床発達心理士

発達の臨床に携わる幅広い専門家に開かれた資格です。人の発達・成長・加齢に寄り添い、必要とされる援助を学ぶことができます。発達心理学をベースとした

「発達的観点」を持つところが特徴です。

◾️一般社団法人 臨床発達心理士認定運営機構


発達障害支援アドバイザー


発達障害のある方を支援する際に必要な知識及び技術を学ぶことができます。

■一般社団法人 発達障害支援アドバイザー協会Ⓡ


発達障害学習サポーター

発達障害のある子ども達への学習支援に必要な専門知識や実践的な支援ノウハウを

基礎から体系的に学んべる資格制度です。

■一般社団法人 子ども・青少年育成支援協会


チャイルド・ライフ・サポーター®

発達障害全般の基礎知識と発達障害児者に寄り添う支援を学びたい方向けの資格です。

発達障害児や者が置かれている現状を理解しより広く深く学び、キャリアアップや発達障害児や者、その家族への支援活動を行うことを目的としています。

■一般社団法人 日本発達障害ファミリー支援協会


自閉症スペクトラム支援士

自閉症スペクトラム児者への支援に特化した資格で、自閉症の理解と支援に関する基本的な知識を身に付けられる、日本自閉症スペクトラム学会の認定資格です。

同学会による、大学や大学院等の学生が取得することができるASサポーターの認定資格もあります。

 NPO法人 日本自閉症スペクトラム支援協会 
      日本自閉症スペクトラム学会


支援教育専門士

星槎大学独自のプログラム。

特別支援教育に関わる人だけではなく、
広く社会のさまざまな分野で生活する人たちに インクルージョン(共生)・インクルーシブ教育の意識を育てることを目的とし、体系的な知識・技術等を修得できます。

 星槎大学





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その他の項目については、
資格ではなかったり、
直接発達障害とは関係ない資格ですが、
皆さんにご紹介させていただきますね!ウインク



特別支援教育コーディネーター



特別支援教育コーディネーターとは、
発達障害者の特別支援をするための
教育機関や医療機関への連携、
その者の関係者(家族など)への
相談窓口を行う専門職を担う教員のこと。
ーWikipedia 



(注意!)
「特別支援教育コーディネーター」
よく聞く言葉ですが、資格ではありません。


学校内での「役割」であり、
教員がその役割を担っています。



各自治体で養成研修を

行なっている場合もあります。




児童指導員



児童指導員とは、
家庭の事情や障害などのため、
児童福祉施設で生活を送っている
0〜18歳までの児童を、
親などの保護者に代わり、
健全に成長するように生活指導すること。



「児童指導員」になるためには
任用資格が必要です。


任用資格は、一般的な資格とは異なります。



試験を受けて取得するものではなく、

児童福祉法によって定められたいずれかの

「資格要件」という条件をクリアすることに

よって得られるものです。(図参照)



「厚生労働省 児童指導員及び指導員の資格要件等」より


図にもありますが、
児童発達支援事業所や
放課後等デイサービスなどでは、
児童指導員の配置が求められます。




普通自動車免許




発達障害のある子どもが通う
児童発達支援事業所や
放課後等デイサービスなどの施設では、
送り迎えのサービスがある場合があります。


運転免許を持っていると
送迎サービスを行うことができるので、
普通自動車免許が採用条件に
なっている場合も多いです。




りんごりんごりんご




今回の発達障害に関連する「資格」のまとめ
はいかがでしたでしょうか?


発達障害に関連した
専門的な知識を身につけるための
様々な資格がありましたね!


資格を取得することは、
知識が増えるだけではなく、
自分の強みとなる武器にもなり、
さらに皆さんの活躍の幅が広がります!


そして、子ども達にとっても、
専門的な知識を兼ね備えた先生が増えた方が
良いに越したことはありません!ウインク




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そして最後に!
付け加えておきたいことがあります。


発達障害に特化している資格ではありませんが、
発達障害のある子どもの教育において、
非常に重要な役割を果たす資格をあげておきます。

  • 保育士
  • 社会福祉士
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 精神保健福祉士
  • 公認心理士、臨床心理士

発達障害のある子どもが利用している学校等で、
これらの資格を持っている方が大きな役割を果たし、
子ども達の成長に繋がっているという
声をたくさん聞きます。


チーム医療という言葉がありますが、
特別支援教育の場合も、
様々な職種が連携して
チーム一丸となって行うことで
より良い「教育」ができるのですね!


それでは、今日はここまでで終わりたいと思います。
今日も素敵な一日をお過ごしくださいね!
シマシマでした照れラブラブ




りんごりんごりんご




鉛筆おまけの一言鉛筆


今回の投稿まで、少し間が空いてしまいました。
ごめんなさいショボーンアセアセ


あるテーマで書いていた記事を
投稿するのを辞めることにしました。


短めの投稿にしようと思いながら、
書いているうちに気づけば
長くなってしまいました。


まだまだ、あれやこれやと、
試行錯誤を重ねながら書いておりますが
最後までお読みくださり、
ありがとうございました!


次回をお楽しみに猫しっぽ猫あたま




りんごりんごりんご