第5話です。 前回殺人があった第4話の続きです。
★簡単なあらすじ
・金田一、金を持っていると読む永倉を電車で追う
・吉祥寺に容疑者全員集合
・警察、山南の死体発見
で す!!
★気になるポイント
今回の話で気になるポイントは以下の通りです。
・なぜ金田一の尾行がばれたのか
・沖田として殺害された山南
・永倉が非常に怪しい立ち位置になった!?
・新宿のトイレでのカバンリレー
・電車で永倉を追っている途中で起きた爆発火災
の5ポイント、これをひとつひとつ追っていきましょう。
★なぜ金田一の尾行がばれたのか
金田一が犯人に尾行がバレた点は、やはり1つの謎として考えて良いみたいです。
この謎の答えに関しては前回書いた通りでイイと思っています。 なのでこちらに関しては前回の4話の記事をご参照ください。
★沖田として殺害された山南
こちらも前回の記事どおりです、やはり山南は沖田総司として殺害される運命であったと考えてよさそうです。 実際に現状金田一は山南が沖田総司だと考えていましたし、また二三に関しても3話での冒頭で手足も縛られていない状態でいたので、もしかしたら既に監禁場所を脱出しているかもしれません。 二三は監禁場所から脱走してきたとしてこの後警察に保護されるかもしれませんね。
★永倉が非常に怪しい立ち位置になった!?
前回の記事(4話)での犯人予想では新見が一番で、永倉が二番手でしたが今回の話で永倉が非常に怪しい立ち位置になりました。 その理由と言うのが、今回の話通りに物事が進んだ場合 永倉には完璧なアリバイが出来たからです。
そして・・・・・
このアリバイが崩せるからです!!
完璧なアリバイと言うのは、永倉は電車にずっと乗っていたとされ、そう考えると渋谷にいた山南を殺害することは不可能に近いからです。
そのアリバイを崩すために、まずは路線図を見てみましょう!!(前回出せばよかったね、ゴメンね(^_^;))
この一枚の路線図で今回の事件はほとんど追えると思います。
まず現在金田一達は渋谷駅にいて永倉はそのまま井の頭線各駅停車吉祥寺行きにのって吉祥寺に向かっています。前回は永倉はそのまま次の駅の神泉で降りれな山南殺害は可能としましたが、今回の話でこれが不可能となりました。 というのも、今回16時53発の上記の電車に永倉は乗っており、金田一はその7分後の17時発に同路線の急行電車に乗って永倉を追っています、そして永福町駅で金田一は永倉の電車に追いつき 電車内で永倉を発見しています。
完璧なアリバイですね!!
しかし・・・・
このアリバイは簡単に崩せます。
実際にリアル世界の電車での移動時間を見てみましょう。
渋谷から永福町までの時間は。
各駅停車・・・14分
急行・・・9分
金田一は電車に乗るまでに7分のロスタイムがあるので、実際はあの時点から永福町までの永倉と金田一の移動時間は・・・
永倉・・・14分
金田一・・・16分
その差わずか2分
となります。
ここで気になってほしいのは7分のロスタイムという言葉・・・・
これをこう言い換えましょう。
7分の犯行時間
実際に前回同様に渋谷の次の駅、神泉で永倉が下りて渋谷に向かい殺人を犯して永福町に向かったとしましょう。
神泉駅から渋谷駅までは徒歩で10分、待ち合わせをしていたのでオペラ座館の時のように殺害場所まではもうちょい時間が短くなるかと思います。仮に車を使ったとしても両駅間は車で4分、神泉から犯行場所まで行くとしても電車は神泉から渋谷までは電車で1分。 車での移動時間を考えても5分で移動できます 徒歩だと、どうあがいても無理ですが。 車をつかえたのならワンチャン、渋谷発の金田一と同じ電車に乗ることが出来ます。 金田一は永倉が乗っていた16時53分発の電車が発車するまで金田一は渋谷の改札口前に立たされていたので永倉が実は渋谷で電車を降りていて渋谷の改札から出たという可能性もありますが、それだと金田一の遭遇しそうなのでここは省いておきます。
ここでは神泉でおりてという過程で話を進めていきたいと思います。
神泉で降りて車で渋谷まで向かい山南殺害、急いで渋谷駅まで向かい金田一と同じ17時発の急行電車に乗る、この間移動として最低5分かかるが、残り2分の余りがあるのでかなりギリギリだが可能かもしれない。 そして永福町でいそいで各駅停車に乗り換え、じーっとしている。 同車両の人に自身を覚えてもらったら別の車両に移動しその車両の人にも覚えてもらう。 実際に永倉は金田一にも移動しているところを見られています。 服装が特徴的なのでホームで金田一に見つかる危険もありますが、これがうまくいけば永倉は最強のアリバイを手にすることが出来ます。
実際に金田一は16時53分の電車が出発する時は渋谷駅の改札前にいましたが、出発後すぐに移動しています。 なので改札前で金田一には見つかる事はないと思います・・・・
改札前で、金田一には見つかる事はない・・・・
実は、金田一に見つからなくても、もっと厄介な人物がこの時渋谷駅にはいたのでした。このことに関しては次の項目の途中に書こうと思います。
ちなみに永倉だけでなく、これは前回同様の新見にも通用します。 ただし彼女の場合同じ過程を踏んでも違う所が、永福町で降りる心配がないと言う事、そして、渋谷で金田一や厄介な人物に見つかる心配が少ないと言う事です。 永倉の話に戻りますが実際に金田一と同じ電車に乗ってたとして一番怖いのは、同じ急行電車に乗る際、各駅電車に乗り換える際に金田一に見つかる危険性が非常に高い と言う事。 あれだけ特徴的な服装です、見つかる方が可能性は高いです。
しかし、次にも書きますが 彼女はこの点を楽にクリアできます。
★新宿のトイレでのカバンリレー
ポイントとなるのが新宿でのカバンリレーです。
このカバンリレーですが目的は山南に現金入りのカバンを持たせるためでしょう。
前回書いた通り山南はこのまま誘拐犯「沖田総司」として処理されそうです。
そのためには彼の持つカバンに現金が入っていることが絶対条件!! それを可能とするのが新宿駅でのカバンリレー 山南が交換したかしなかったかは内緒と言っていますが、これはその場で現金が誰の手に行ったか解らさせないための後述であって、全員交換しているところを見ると他人に言わないだけで全員カバンを交換していると指示されたと見た方がいいと思います。 現に現金入りのかばんは土方→近藤→斎藤→山南と交換され山南は現金入りのカバンを持つことになりました。 これで犯人として殺される山南の下準備はOKという訳です。
そしてもう一つの目的が、犯行に必要な道具を確実に入手する為です
最初にカバンを持った時から一度もカバンを交換してないと、カバンの中に何が入っているのか? 唯一カバンを交換してない人として怪しまれるかもしれませんが、それが交換されて手元に来たカバンなら話は別です。
このカバンリレーで気になるのが、斎藤がもともと持っていたカバンは新見に行っているという点です。
このトイレでのカバン交換イベントが犯人の仕組んだとおりに進んだとすると、何かしらのアイテムが入ったカバンを確実に自分の手元に運ぶことが出来るわけです。カバンをとる順番も犯人から指定され決まっていました。つまり斎藤がとった5番目のバックに犯行に使うための道具を入れておけば、斎藤→近藤→新見の順で確実に自分の所までリレーされるという訳になります。
カバンの中に何が入っていたかというと考えられるのは、まずは殺害に使った注射器、そして自身の姿を変えるための洋服といったところでしょうか、前回も書きましたが 渋谷と言う街中で新撰組の衣装を着て犯行をするのはかなりリスキーです、仮に渋谷の改札口から戻ってきたとしても、周囲の人または駅員に覚えられる可能性が高いです。さらに、また先ほども書きました永倉が犯人だとしても金田一がいるかもしれないホームや電車の乗り換え時にあの衣装のまま行動し見つかるか見つからないかと言われれば正直見つかる方が確率は高いです。 金田一がホームのどの位置にいるか解りませんからね(実際金田一は電車に乗った後車両内を移動してますし)。
しかもダメ押しに金田一が渋谷で待たされていた後、井の頭線各駅に警察官が動員されています。 この警察官が先ほど書いた厄介な人物です。 そんな中であの衣装で動き回ったら見つかる可能性の方が高いです!! これが彼に完璧なアリバイがあってそのアリバイが崩せたとしても彼が犯人であると言いきれない理由です。
しかしカバンの中に着替えがあったとすると話は別です。
渋谷駅までの犯人の行動は前回を参照してください。
新見の場合はその後渋谷駅から悠々と改札を出て山南殺害。 その後、吉祥寺に向かう為、金田一と同じ17時発の急行電車に乗るため急いで渋谷駅に向かいます(この時はまだ私服? 新撰組じゃない衣装のまま)、金田一は永福町で降りますが、彼女はそのまま吉祥寺まで行きます。 かなり早く着いた彼女はトイレで悠々と着替えて全員が吉祥寺に付く時間にトイレから出て改札前広場に向かえばいいだけです。
またカバンの中身には自身の洋服や犯行道具が入っているので、誰かに見られる前に、自分から現金がないと言えば見られずに済みます。
ちなみにそれだったら永倉も同じことが出来るんじゃないかと思われますが、無理です!!
彼が犯人だとすると、山南殺害以降分単位のスケジュールでとてもじゃありませんが17時発の電車に乗るために行動しないといけないので着替える暇がありません ちなみに急行が渋谷の次に止まる下北沢まで車で行けばいいんじゃないと考える方もいるかと思いますが、実際渋谷から下北沢までは車で14分かかります。 とてもじゃないですが急行電車には間に合いません、そして永福町以降は金田一にずーっとマークされていて着替える暇がありません。
・・・・以上の事から、犯人として非常に可能性が高いのは新見錦で変わりありません。 永倉ももしかしたらもしかするかもしれませんが、いささかリスクがありすぎて、犯人もリアルタイムに動いている金田一の物語からすると警察が動員された井の頭線全駅をうまくすり抜けるのは難しいかもしれないので、新撰組の服装でここがクリアできれば彼が犯人だとしても問題ないです。
現状完璧なアリバイがあるのは永倉です。
他の4人にどのようにしてアリバイが組まれるかは次回以降と言ったところです。
・・・・そして次に 新見、永倉、もしくはその他の人物・・・だれが犯人であるにせよ今後の犯人の決め手としての予防線を張っておきましょう!!
★電車で永倉を追っている途中で起きた爆発火災
最後に今回の話で一番気になるイベント、金田一が17時発の急行電車に乗った際の爆発火災の発生です。これが事件と関係あるのかと言うと、おそらくないと思われます(笑)!! しかし!! 犯人の決め手として使われる可能性があるというのがブログ主の意見です!! なぜあそこであのようなシーンを入れたのか・・・・ ミステリーを作る上で物語のシーンを考える際に、その1つ1つシーンには意味が隠されていること事があります。 これは後の解答編や後日談での伏線としての意味を持たせたりするためです。 そうするとあの爆発火災にも何かしらの意味があると思います。
その意味として考えられるのが・・・・・・
犯人のボロ
あの爆発火災はシーンを見る感じ渋谷駅から出てすぐの所で起きたとみて良いかと思います、そしてそれがなぜ犯人のボロにつながるかというと・・・・・
あの爆発火災は、あの時、金田一と同じ電車に乗っていた人物にしか知りえることが出来ないからです!!!
今後の展開で全員別々の電車・・・もしくは路線は同じだが別々の駅から吉祥寺に向かったとした際、あの爆発火災は渋谷から電車に乗った人間にしか見ることが出来ないという展開が予想できます。
実際にこの後テレビであの爆発火災がニュース速報され、その時に・・・・
A「ああ 電車の窓から見えたヤツですね」
・・・とか
B「凄い煙が上がってたよねー」
とか、あの現状を見た人間にしか答えられないような発言を犯人がする可能性があります。 そして金田一が気が付いて犯人に目星がつくといった展開が考えられます。
つまり、今後の容疑者たちの発言には要注意ということです。
・・・・今回はこれくらいですかね、今回は合併号なので 次は8月後半ですね!! 今回は事件編だけは参加できそうです。
それではまた次回ー!!


















