パーソナリティー障害10タイプの内の
「3つ目」の紹介になります。
☆パーソナリティー障害関連記事☆
◇A群パーソナリティー障害
(奇妙で風変わりなタイプ)
・統合失調型パーソナリティー障害
DSM-5によりますと次の項目の5つ以上に
当てはまることで診断される可能性があります。
1.偶然の出来事が自分と関連し
特別な意味があるように感じる。
2.迷信深いこと、千里眼、テレパシー
または第六感を信じる。子どもおよび青年では
奇異な空想または思い込みがある。
3.普通でない知覚体験、身体的錯覚がある。
4.奇異な考え方と話し方をする。
(あいまい、まわりくどい、抽象的、
細部にこだわりすぎる、紋切り型)
5.疑い深さや被害妄想などがある。
6.その場にそぐわない感情反応や表情になる。
7.奇妙な、風変わりな、または特異な行動または服装。
8.第一度親族(親、兄弟、子ども)以外には、
親しい友人または信頼できる友人がいない。
9.対人関係が苦手でいつまでも慣れず
また、悪いことが起こるという考えが伴ない不安になる。
☆ここでは、診断に関わる他の条件は割愛しており、
分かりやすい言葉を変えている箇所もあります。
☆上記に多く当てはまったと感じたからといって、
単純に診断されるものではありません。
統合失調型パーソナリティー障害の人の特長として
会話がかみ合わず、周囲の人たちからすると
変わった行動をし、どこか奇妙な印象に受け取られてしまう
ということが挙げられます。
そして、本人に奇妙な信念や妄想のような思い込みが
あることから対人関係において、「浮いてしまう」ということが
多くあるでしょう。
ですので、統合失調型パーソナリティー障害の人は
対人関係において、信頼関係を結ぶことが難しいのです。
また、統合失調型パーソナリティー障害の人の一部は
「統合失調症」を発病してしまうこともあります。
場面によってはもしかしたら社交的に見えたとしても
それは無理をしているだけで本人はとても大きなストレスを
抱えていることが多いでしょう。
周囲の人たちの接し方として
一般的な「コミュニケーション」や「生活様式」を
押し付けるようなことは、本人の大きな心理的負担となります。
本人の考えを尊重しつつ、どのようなことが苦手で
ストレスを感じてしまうのかを見極め、周囲の人だけでなく
本人に理解してもらうことが大切となります。
そして、本人がそのような場面から
まずは距離を置いていくようにしていくことも必要なことです。
信頼できる人が周囲にいることが
本人にとって安心でき、障害と向き合っていくことができる
基礎となっていくことでしょう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
本日もお読みいただきまして
誠にありがとうございます。
一緒に「旅する人生の在り方」を
探っていきませんか?