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shiratsuyuのひとことがたり

宝塚観劇や読書の備忘録としてひとこと感想を

先月のブログは去年12月に読んだ本の記録のみ。

今月のブログも先月1月に読んだ本のこれ1本になるかもです。

観劇の予定も2月には無く、3月に月組予定が2日入っているのですが公演自体がどうなるのか予測できないですねえーん

それにコロナワクチン3回目接種も接種券すらまだ届いていません。

 

鼻マスクで道を歩きながら大きな声スマホでしゃべっている人、マスクを付けずはぁはぁと息を吐きながらランニングしている人。横を通る時申し訳ないですが顔をしかめてしまいましたアセアセ

確かコロナが流行りだしたときランニングの時マスクしなくてよいと言われてましたが、このオミクロン株は感染しやすいという特徴があるので人の横を走り抜ける時は配慮をお願いしたいですショボーン

 

1月に読んだ本のアップです本

 

1)山本文緒著『落花流水』

7歳だった1967年から2027年67歳まで10年ごとに綴られる手毬の物語。

それぞれの物語の主人公は手毬でありながら、語りは手毬の関係者というちょっと面白い構成。

人の温もりを知りながらも自由奔放に生き、子供や家族の迷惑は省みない。子供が居ようと旦那が居ようと自分の愛のままに行動する。波乱万丈な生き方を厭わない手毬。

登場人物も個性的で面白いが・・・。

10年ごとの物語は確かに面白く読めたが、こういう人物が好きか?と聞かれたら私は苦手。近くに居てほしくはないなぁと思う。

でも小説だから楽しませてくれる要素はあったと思う。

 

2)原田マハ著『キネマの神様』

新型コロナでお亡くなりになった志村けんさん主演、山田洋次監督で映画化する予定だった作品。志村けんさんの代わりにジュリー(沢田研二)でクランクイン。撮影時間が伸びたものの去年の8月に公開されたとのこと。私は気が付かず映画を見ることができませんでした。

今、この小説を読み終えて、映画を見られなかったことが残念でなりません。

原田マハさんが自分の父親をモデルにこの小説を書いたとのことです。

ギャンブル好きで借金を重ねどうしようもない方だったようです。が、映画愛だけは本物で、誰にも負けない想いがあった“映画館にはキネマの神さまがいる”と・・・。

有名再開発企業の課長職をつまらないゴシップのためになげうって退職した歩(あゆみ)。父親円山郷直(ゴウさん)やゴウの友達で個人映画館を経営するカーネルサンダー似のテラシンと交わり、益々映画の魅力に取りつかれていく。そんな歩がひょんなことから傾きかけの映画雑誌社で働くことに・・・。

ここからの展開がすごく面白かった!

ゴウとアメリカの伝説の映画評論家とのブログのやり取りが心に染みわたる。

テラシンの映画館を守ろうと立ち上がる人々の様子に心が温まる。

最後のシーンで登場人物がみんなで見る思い出の映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」。私も見たい!!!!!

“この世に映画がある限り、人々は映画館に出かけて行くだろう”

この一文が全てですね。

 

3)浮穴みみ著『小さい予言者』

図書館の新着棚に置かれていたのをカバーの絵に目が留まり借りました。著者も知らない内容も皆目分からないまま読み始めたのにぐんぐん惹かれて気が付けば読み終えていました。

北海道を舞台にした物語。

*ウタ・ヌプリ:北見国の枝幸(えさし)で川から砂金が出ると評判になり、多くの人が向かう中に留次と弥太郎がいた。にわか砂金堀りの2人がどうなるのか?

*費府(フィラデルフィア)早春:明治の初め、地質研究のため日本に来た地質・鉱山学者ライマン。北海道の地質鉱床調査を言いつかる。そして広瀬常と出会い一目惚れするが結婚は叶わず帰国。アメリカで暮らす彼は・・・。

*日蝕の島で:枝幸の町は日蝕が観測される町としてと海外から多くの人々が観測に来た事があった。その時英語の図書が寄贈され、町に公立枝幸図書館ができた。その図書館再興のため奮闘する玲子。

*稚内港北防波堤:稚内にある稚内港北防波堤。樺太へ渡る玄関口だったところ。昭和10年に完成、今は選奨土木遺産に認定されている。渡るかやめるか?迷う兄弟のお話。

*小さい予言者:北海道中央部、炭鉱で栄えた上空知(架空の地名)を舞台に昭和16年国民学校4年生の清水範夫が出会ったタクト少年との交流。未来を予告するような不思議なタクトの言葉。

中年になった範夫が上空知の過去の場所を訪ねまわる。

どの作品も大きな感動というものは無かったのですが、静かに胸の中に何か漂う感じがして好きだなと思いました。

 

4)澤田瞳子著『泣くな道真;大宰府の詩』

右大臣まで昇り詰めた菅原道真が大宰府に左遷された。そのお世話係を言いつけられたのが龍野保積(たつののほづみ)。周りからは「うたたね殿」と呼ばれているやる気のない男。道真のお相手に四苦八苦していたところに美人の歌人小野恬子(おののしずこ)が現れ、道真を博多津の唐物商へ誘う。そこで道真は書画骨董の目利きの才を発揮し、唐物商から大尊敬され生きる気力を取り戻す。

そして、大宰府庁で発覚した不正事を解決するため、保積や恬子の依頼に、道真は奇策を思いつく!

こんな道真見たことない!楽しくて面白くて痛快!

天神様がこんなに愉快だったらいいなあと思った。

恬子が小野小町?と思わせるところも良かった。

歴史小説と現代小説のいいとこどり!の小説でした!

 

5)朝井まかて著『白光』

イコン画家、山下りんを主人公にした小説。

待ってました!という感じです。

随分前に何の本だか忘れましたが、山下りんが描いたとされるマリア像を見て、気になりながらもそれ以上追及することも無く今まできてしまいました。

そして遂に朝井まかてさんが山下りんの小説を!!

図書館に予約をかけやっと手にすることができました。

エルミタージュ美術館に所蔵されている山下りんの『ハリストス復活』は皇帝ニコライ二世が皇太子時代に来日した際に献上された作品です。

笠間藩が茨城県笠間市になった明治の初め、16歳の山下りんは母や兄の心配をよそに「絵師になる」と宣言し、江戸に向かう。

江戸で南画師の仲丸清十郎に師事、そこで工部美術学校開校を知り受験、見事合格。

工部美術学校の学友山室政子からロシア正教会を教えられ信徒となる。洗礼を受けイリナ山下りんと名乗る。

正教会のニコライ主教から勧められサンクトペテルブルク女子修道院で絵を学ぶことになる。憧れの西洋画を学べると期待していたりんだが、徹底した聖像画(イコン)の模写に体調を崩してしまう。5年の予定が2年5ヵ月で帰国してしまったりん。

帰国後、正教会から離れた時期もあったが、聖像画は祈りのためにあるもの必要なものを心に刻み聖像画家として生きていく決意を固める。聖像画家は署名を行わないと理解したうえでりんは数々の聖像画を制作する。

りんが聖像画家として制作している時代は日本とロシアの関係が悪化している時で正教会自体が攻撃の対象となってしまう。

そんな時代の中でただひたすら聖像画を描き続けるりんの姿が逞しくて愛おしい。

白内障を患い制作をやめ、故郷笠間に戻ったりんの穏やかなことにホッとして読み終えた。

時々睡魔に襲われながらも、りんの生涯と正教会の歩みとロシアの情勢をこの物語に織り込む朝井まかての凄さに大尊敬の念を抱いた私だった。

2022年が始まって10日経ちました。

 

昨年拙ブログにお立ち寄りくださいました皆様本当にありがとうございましたお願い

 

コロナ旋風がまた吹き荒れ怖ろしいですねショボーン

 

お正月に箱根駅伝をテレビで見ていました。

テレビでの観戦をお願いしますとあれだけ言われていたのに、スタートの読売新聞社前に大勢の人集まり、「がんばれーっ」と大声が聞こえていました。

応援したくなる気持ちはよく分かりますが、このコロナ禍どうしてテレビ応援ができないのかなぁと腹立たしくなっていました。

そしたら案の定、このことが原因ではないですが、コロナ感染者数増大びっくり

ついに東京宝塚劇場花組公演ついで東京フォーラム雪組公演、関係者にコロナ感染が見つかり、公演は休演が入ることになりました。

とてもショックですえーん

花組公演は7日に今年初めての観劇をし、お芝居では両方おとがめなしの結末に嬉しくなり、ショーでは華やかで花組らしい素敵さにうっとりし、ライブ配信を申し込もうと思っていました。が、どうなるか分かりませんねうーん

 

新年早々愚痴っぽくなり申し訳ありませんアセアセ

 

昨年12月に読んだ本のアップです本

 

64)瀬尾まいこ著『傑作はまだ』

加賀野庄吉は大学在学中に文学賞大賞受賞し、ラッキーなことに小説家として生計を立てることができ、自宅にこもりパソコンを相手に小説を書く日々を送っている。

そこに息子永原智が突然現れ同居することに。

智は1回だけ関係を持った永原美月との間にできた子供。結婚はせず毎月養育費を送ることと智の写真付きの受領書を受けることで話がついていた。

智の同居で混乱する庄吉だったが、いつの間にか智のペースにはまり、今までおろそかにしていた他者との交わりも加わり庄吉の生活も変わっていく。

庄吉と智の関りが面白く、涙を流しながら笑った。

今まで関心なく過ごしていた両親や美月や近所の住人とかかわりを持つことになった庄吉の変化を笑いながら読み進めた。

瀬尾まいこさんらしい軽い感じで人の優しさを思う存分満喫できる物語だった。笑って泣ける私の好きな分野。

本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』ですっかり人気作家となった瀬尾まいこさん。

これからの活躍が益々楽しみです!

 

65)彩瀬まる著『草原のサーカス』

片桐依千佳(いちか)と仁胡瑠(にこる)姉妹。姉依千佳は製薬会社から医科大学へ非常勤講師として出向し、高血圧症治療薬の研究をしている。妹仁胡瑠は自宅でコツコツとアクセサリーのデザインをしている。それぞれ成果を上げながら自分の道を邁進していた。

しかし、依千佳は論文の臨床試験の結果に捏造があるとの疑惑が起き逮捕され、仁胡瑠はデザインしたアクセサリーの販売に力を貸してくれていた元マネージャーのスト―カーをしたと叩かれる。

栄光からの転落⁉

2人の苦悩とそこからの新たな人生。

姉妹でもまるで得意なものや考え方が違うが、決して仲が悪いわけでも無く、しかし助け合うわけでも無い。

この個性的な姉妹の在りようが面白く、それぞれが新たに自分の道を進んでいく様を頼もしく感じ、平穏な気持ちになって読み終えることができた。

 

66)譽田亜希子著『ときめく縄文図鑑』

縄文女子(女史?)と呼ばれている譽田亜希子さん。縄文愛に溢れた文で綴られた土偶や土器の写真が満載の本書。

図鑑と名付けられているだけあって写真の多さはもちろん、土偶や土器、その他の遺物の解説がとても分かりやすく楽しかった。

この本欲しい!と購入に取り掛かったのですが、品切!(電子図書は買えます)えーん残念ダウン

本って欲しい時に欲しい本が案外手に入らないですよね。

出版社は図書館を目の仇にしていますが、読みたいときに読みたい本を提供できるのは結局図書館だけじゃないのかなと思ってしまいました。

千葉県は貝塚が日本で一番多い県なんです。私は市の縄文博物館で解説ボランティアをしているほど縄文好きです。好きが勝って遺物をじっと見てしまうばかりなんですが、もっと知識を増やさなければと反省しています。

この譽田さんのように楽しく読める本がたくさん出てくればうれしいなぁと思っています。

 

67)小野寺史宜著『天使と悪魔のシネマ』

“少し怖くてどこかあたたかな、「運命の舞台裏」”新聞広告のこの一文に惹かれて読んでみました。

短編10編からなる短編集と思いきや、最後の10編目ですべてが繋がる構成。

それぞれ1編は誰かが亡くなる物語でそれには天使と悪魔が関わり合っているというもの。

1編ずつはそれ程面白いと思えなかったが、最後まで読み切ってやっと面白いと思えました。

不思議な感覚を覚えクセになるかも・・・・

 

68)水野梓著『蝶の眠る場所』

すごく読み応えのある小説でした。

著者水野梓さんは報道記者で、ニュース番組のデスクであり、報道番組のキャスターをしておられるようです。

だからこの小説が書けたのだと私は思いました。

小学校の屋上から転落した小学生。

罪は認めないけれど死刑は受け入れる死刑囚。

テレビ局で記者をしている榊美貴。

彼女の元に小学生転落の報が入り取材することになり、そこで小学生の母親を知り、その母親の育ての父親の死刑を知り、冤罪事件の真相解明に乗り出すことになる。

彼女が辿り着いた事実は・・・・。

死刑と冤罪切っても切れない繋がりがありますね。

死刑で一番問題になるのは冤罪。

私は死刑が無くなるのは犯罪が増える原因になると思っています。

そして死をもって償うことも必要ではないかと。

年末の忙しい時間に読むことがやめられなくなってしまった小説でした。

今年もあと3日になりました。

 

一昨日、星組『柳生忍法帖/モア―・ダンディズム』千秋楽ライブ配信を見ましたテレビ

 

2回劇場で観ましたが、ジェンヌさんが確認できなくて作品そのものが印象に残っていませんでした。

 

でも愛ちゃん(愛月ひかる)宝塚最後の舞台を見たくて配信を見ました。

 

見て良かったですラブ

 

ジェンヌさんのお顔がよく分かり、お芝居ショー共にすごく楽しめましたブルーハートブルーハートブルーハート

 

それに愛ちゃんのサヨナラショーも見応えがあり大満足のライブ配信でしたキラキラキラキラキラキラ

 

ことちゃん(礼真琴)と愛ちゃん、気が合いますね。2人の掛け合いにお互いの敬愛を感じて、愛ちゃんが星組に組替えしてきて星組で退団されたこととても幸せなことだと思いましたドキドキ

 

愛ちゃんのこれからもお幸せであることを確認できた卒業公演でした。

 

今年の宝塚観劇をまとめておきたいと思います乙女のトキメキ

 

1月

月組『ピガール狂騒曲/WELCOME TO TAKARAZUKA』

2月

宙組『アナスタシア』

月組『ダル・レークの恋』

4月

星組『ロミオとジュリエット』

6月

花組『アウグストゥス/Cool Beast!!』

7月

星組『マノン』

8月

月組『桜嵐記/Dream Chaser』

10月

雪組『CITYHUNTER/Fire Fever!』

12月

星組『柳生忍法帖/モア―・ダンディズム』

以上9公演観ました。

 

その中で一番印象に残っているのは、やはり「愛ちゃんの死」の『ロミオとジュリエット』ですラブ拍手

 

予約を取るのが一番大変だったコロナワクチン接種ですが、多くの人が接種を終え、感染者も減ったと思ったら新種オミクロン株の市中感染が確認され、予防接種2回接種済の方の感染もありで、落ち着かない年末となってしまいましたショボーン

 

皆様のご健康とご多幸をお祈りいたすとともに来年こそは穏やかな日々が過ごせますようにお願い

 

今日、東京宝塚劇場 月組公演『今夜、ロマンス劇場で/FULL SWING!』第1抽選結果紹介日!

 

れいこさん(月城かなと)うみちゃん(海乃美月)お披露目公演です音譜

 

1回はSS席で観いたいなあと最大公演数申し込もうと思っていたのですが、絶対そんなことないと分かっていても、全公演当選したらチケット代払えないしと、チキンハート丸出しで4公演目を千秋楽B席で申し込みました。

 

今まで第1抽選は当選したことが無かったと思うので、結果照会メールをハイハイと開けてみました。

 

ビックリ目当選のお知らせが!!

 

へっ!!何々びっくり当選したのは千秋楽のB席でしたショボーン

 

千秋楽のチケットを入手できること自体が奇跡イエローハート

 

れいこさんとうみちゃんのトップコンビ人気で宝塚大劇場でもチケット完売の状況で東宝で千秋楽のチケットをゲットできたのは凄いことですよね拍手

 

このツキで第2抽選でもチケットが当選しますようにお願い

 

美男美女トップの月組乙女のトキメキ

 

みんながこの美しいトップコンビを待ち望んでいたのですよねキラキラキラキラ

12月8日と昨日12月15日東京宝塚劇場で星組公演『柳生忍法帖/モア―・ダンディズム』観てきましたグッド!

 

8日はS席で昨日はA席でした。

 

久々のS席を喜んだ私でしたが、前の席の方が背の高い方で舞台の真ん中がすっぽり隠れてしまい観にくくジェンヌさんのお顔もお話の内容も良くつかめませんでしたえーん

 

昨日のA席の方が全体を見渡せ良かったですキョロキョロ

 

前回の雪組『シティーハンター』といい今回星組『柳生忍法帖』といい、どちらかというと原作は男性読者の方が多い作品の宝塚歌劇化でした。私はどちらの作品の原作も読んでいないのでどんなものだろうと思っていましたが、はやり私の好きな作品ではありませんでしたしょんぼり

 

『柳生忍法帖』ではことちゃん(礼真琴)の柳生十兵衛のセリフと歌唱と殺陣だけが目立ち、できる人の多い星組ジェンヌさんの個々の活躍を見つけることができなかったのが残念でしたショボーン

 

ことちゃん以外で目がいったのが加藤明成役の輝咲玲央さんでした。嫌な役なのに可笑しくて宝塚の品を落とすことなく演じてらっしゃたのがすごく良かったです。

 

昨日は高校生の団体が観劇にみえていて、高校生ちゃんからも笑いが起こっていました拍手

 

ショー『モア―・ダンディズム』は王道のショーで私は好きですドキドキ

 

プログラムに岡田敬二さんが「ロマンチック・レビューは宝塚歌劇本来の美しく、華やかで、スペクタクルで清涼感があり・・中略・・3才から100才までの幅広いファンの方たちに宝塚の魅力を知っていただこうとするものです」と書いてらっしゃいました。

 

その通りですねOK

 

『柳生忍法帖』が1本ものなら疲れてしまいます。

 

『モア―・ダンディズム』があったからこそ、楽しい気分で見に来てよかったと思え、宝塚が好きだなと思えましたラブ

 

愛ちゃん(愛月ひかる)の軍服姿、漣レイラさんの動く前髪、有沙瞳さんと小桜ほのかさんの歌声が特に素敵でしたブルーハートブルーハートブルーハート

 

ことちゃんを筆頭に踊る星組ジェンヌさんの迫力キラキラ

 

この公演で退団する愛ちゃん(ニッケコルトンプラザでバレエを習ったとおっしゃっていた愛すべき千葉ジェンヌさんラブラブラブラブラブラブ)の場面は全て忘れる事ができないぐらい好きです宝石ブルー宝石ブルー宝石ブルー宝石ブルー宝石ブルー

 

今年の私の宝塚観劇は昨日で終わりました。

 

今年最後の観劇で愛ちゃんを目に焼きつけられたこと幸せに思います照れ

 

今年も12月となりました。

コロナ感染者数が減って少しのんびりした気分になっていたらオミクロン株びっくり

コロナとは今しばらく縁が切れそうにないですねえーん

手洗いうがい手指消毒、ソーシャルディスタンス、マスクとは一生縁が切れない気がしてきました。致し方ないようですね。

悲しいのは友達と集まれないことです。

そんな中で、自分らしい楽しみを見つけて、来年に期待したいと思います。

 

11月に読んだ本をアップしておきたいと思います本

 

59)60)米澤穂信著『秋期限定 栗きんとん事件』上・下

今人気抜群の米澤穂信さんの初期の小説、小鳩常悟朗くんと小佐内ゆきさんの活躍する小市民シリーズ第3弾。

お付き合いをやめた2人に新しい交際相手ができた高校2年の2学期からお話が始まる。

小鳩くんには同じクラスの仲丸十希子さん、小佐内さんには新聞部の1年生瓜野くん。瓜野くんは生徒全員に配るもゴミ箱行きで読まれもしない学内新聞をもっと魅力的なものにしたいと、この町で起きた連続放火事件を扱いたいと主張し記事にしようとする。部長や学校の生活指導の先生に反対されながらも独自で取材を始めてしまう。

勝手な行動に辟易する新聞部部長は小鳩くんに助っ人を依頼し、本格的に犯人の推理を行うことに・・・。

小鳩くんと小佐内さんが3年生になり放火事件が解決した秋、甘味屋さんで栗きんとんを仲良く食べる2人がいた。そこで小鳩くんが知った小佐内さんの復讐とは?

小佐内さんの許せないことは可愛いと思えたが、ちょっと怖かったその復讐。

学園ものでありながら、本格推理ものであるという本作品は読みやすくて好きです。それに小市民であろうとする小鳩くんと小佐内さんがとても可愛い!

 

61)千早茜著『あやかし草子』

人と人ならざる者のあいだを行き交う者を「あやかし」というそうです。←東直子解説より

「鬼の笛」:鬼、「ムジナ和尚」:ムジナ、「天つ姫」:天狗、「真向きの龍」:龍、「青竹に庵る」:幽霊、「機尋」:座敷童が主人公で、崩れかけた楼門の袂で笛を吹く男、村八分にされた娘、大家の娘で帝の女御となる姫、彫り物師の男、半妖の吉弥、いわくつきの機織り機を守っている留造と関わりながら短編6編が紡がれていく。

どれもちょっととっつきにくく、話を楽しむまで時間がかかったが読み終えるとこういうお話も面白いなと思えた。

各短編ごとに鳥山石燕の画図が使われていて、初めてきく名前の画家だったがその絵が興味深いもので、多くの作品を所蔵している「川崎市市民ミュージアム」に行ってみたいと思った。

 

62)七月隆文著『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

京都の美大に通っている南山高寿は、通学に使っている京阪電車で丹波橋駅から乗ってきた福寿愛美に一目惚れ!

宝が池で降りた彼女を追い告白!幸運にも彼女との交際にこぎつける。楽しく幸せな人生の始まりと思いきや彼女にはとんでも無い秘密が・・・・。

私の好きな時空越えのお話かと思っていたら、ちょっと違っていました。作家さんていろんなことを思いつきますね。

ネタバレごめんなさいガーン

この世界の隣に別の世界があり、別の世界は時間の流れが反対。

愛美のいるのは別の世界で、5年に一度こちらの世界に来れ40日間滞在できる。二十歳で会えるのは今だけ!

それでも愛美との時間を大切にし思い出を作ることに真剣になる高寿。

このせつなさえーんこういう物語いくら歳をとっても私は好きで涙が零れます。

 

63)朝井まかて著『最悪の将軍』

書名でどの将軍か分かりますよね。

徳川家5代将軍綱吉の物語。

徳川4代までは直系で繋がっていましたが、4代将軍家綱は直系に恵まれず、思いもしなかった綱吉が将軍職を引き継ぐことに。

綱吉と言えば「生類憐みの令」。“犬公方”と呼ばれたり“最悪の将軍”と評価されたりと未だかつてよく思われていたことがありません。

この小説は今までの綱吉のイメージを覆すというか、知らなかった姿を知らしめるものでした。

決して人より犬を大切にしなさいということではなかった「生類憐みの令」。しかし役人や町人には通じない。

追い打ちをかけるように起こる赤穂浪士の討ち入り、大地震、富士山噴火。

泰平の世を目指し「文武忠孝・礼儀正しく」を説き「武を払い、文を持って世を治める」と信念を貫く綱吉。

また御台所信子と仲睦まじく暮らす姿も見せる。

今までの綱吉イメージを覆すまではいかないけれど、こうして新しい見方を作家が発信してくれるのはとても喜ばしいことだと思う。

約260年間15代まで繋がった徳川政権ですが、大奥を作り子孫繁栄に努めたけれど、直系を繋いでいくことが如何に困難かということを知り、今の皇室のことがチラッと頭をかすめてしまった私でしたキョロキョロ

今年ももう残り50日を切ってしまいました。

コロナ感染者数の増加で始まった今年。

オリンピック・パラリンピックがありコロナ感染者数がものすごく増え、早くワクチン打ちたいのに大規模接種が中止になったりでなかなか予約ができず、何とか接種を終えたらやっと感染者数が減り、やっと少しは安心して過ごせるようになりました。

でもコロナウイルスが消滅したわけでは無いので、気を緩めることなく過ごしていきたいと思っています。

何もしないで生活していくことにすっかり慣れてしまった私です滝汗

 

10月に読んだ本のアップです本

 

52)彩坂美月著『柘榴パズル』

お祖父ちゃんの源一郎。お料理上手のお母さんショーコ。頼りになる大学3年生の兄友広。可愛いくて甘えん坊の10歳の妹桃子。そして19歳の私美緒。仲良し5人家族。ひと夏の物語。

寂れた商店街を盛り上げるためのお祭りで飾るガラスのオブジェの崩壊事件。

家族写真撮影中の写真館でのモデル消失事件。

自宅の庭で起こった赤ちゃんが犬に変身?事件。

箱根家族旅行の露天風呂での仲居さんぶっ倒れ事件。

楽しく暮らす日常生活で起きる事件を兄友広と私で解決。

各短篇に挟まれている「一家殺人事件の記事」が最終篇で結びつき物語が終結するという構成。

いい家族だなぁと思わせての衝撃的な真実の告白。この家族の真実を知った時涙が溢れ出た。

面白かった!

 

53)瀬尾まいこ著『その扉をたたく音』

大学卒業後、就職もせず親から生活費20万円もらいながらミュージシャンを夢見る29歳の宮路。

ボランティアで訪れた老人ホームでサックスを演奏する介護士渡部に出会う。渡部のサックスの演奏に心を奪われた宮路は一緒に演奏したいと渡部に会いに老人ホームに通うことに!

入居老人から親しまれ息子として受け入れられ頼まれた買物などすることに、そしてホームに通ううち渡部とも友達に・・・。

宮路の希望は成就するのか⁉

サックスの天才渡部君知っているような?中学の時駅伝走者で監督が美術の先生?ひょっとして同著者の『あと少し、もう少し』に居た?

さっそく図書館で借りて読んでみました。いたいた渡部君!そして県大会12位だったとの後日談も。

老人ホーム介護士になって本作品に登場。入所者さんに慕われきっちり仕事のできるりっぱな介護士になっていました。

宮路君と渡部君の演奏シーンが素敵すぎて胸にジーンときた。

私の好きな定番の温かい涙の溢れる瀬尾まいこさんの作品でしたラブラブ

 

54)二宮敦人著『最後の秘境 東京藝大;天才たちのカオスな日常』

この著者二宮敦人さんの夫人が東京藝大の学生さん。著者は夫人の行動や言動から藝大の様子に興味を持ち、出版社からも依頼され、学生さんの声を拾い集めることからこのノンフィクション作品を誕生させました。

学んでいることが芸術なら学生自身も芸術?と思わせる面白く興味津々のレポート作品でした。

東京藝大は美校と音校の2つからなり、その中は細分化されこんな学科が存在してこんなことを学んでいるのかと知り、それは私のような凡人の想像を超えたものでした。

在学中にまたは卒業後は多数の人が行方不明者となるそうですよ!驚きです!

学生は藝大2世が多く、卒業後の就職活動をしない、音校の学生さんへの仕送りは何と1ヵ月50万円が当たり前、って「親ガチャ」を思いました。

努力だけではどうしようもない世界ですね。

ここでの学びでどうぞ世の中を幸せなものにしていただきたいと切に思いました。

 

55)森沢明夫著『雨上がりの川』

父・河合淳は小さな出版社に勤め、母・杏子は出産後仕事を辞め専業主婦に、そして娘春香は中学生。

おっとりして誰からも好かれる娘だと思っていた春香がいじめで怪我をさせられたのがきっかけで不登校になる。

淳が学校に抗議に行くも、のらりくらりとした対応にガッカリする。そのうち杏子が霊能者に心酔。春香にも会わせる。杏子と春香は霊能者・紫音と親しくなり言いなりになっていく。

淳は二人の洗脳を解きたいとたまたま知り合った心理学者に教えを乞い何とか奮戦努力するが・・・。

しかし千太郎に教えを乞っていたのが淳だけではなかった⁉

さてさて洗脳の謎解きをするのは!!!

心理学者千太郎がなかなかいい味を出してこの物語を面白くしていたように思う。

登場人物すべてがいい者で誰かの幸せを願っての行動だったという読後幸せを感じる物語だった。

山田ルイ53世(髭男爵)の“失敗を糧にする義務など、僕たちにはない”と書かれた巻末解説が心に響くものだった。

著者森沢明夫氏が千葉県船橋市出身だったことも嬉しく思った。

 

56)山本周五郎著『柳橋物語』・『ひとでなし』・『ちいさこべ』

掲載済み

 

57)似鳥鶏著『理由あって冬に出る』

丘の上に建つ市立高校に通う葉山くん。その高校には芸術棟というものがあり吹奏楽部や邦楽部、演劇部、美術部といった文化部の部室として使われている。

その芸術棟には壁男とフルートを吹く幽霊が出るらしいというまことしやかな噂が流れている。

その捜査の手伝いを吹奏楽部の部長から頼まれた葉山くん。そして本当に幽霊が現れてしまって!

そのことに興味を持った先輩の伊神さんを中心に高校生探偵団が発足し事件解明に取り組むことに!

本著は“第16回鮎川哲也賞に佳作入選したコミカルなミステリ”だそうです。

活躍する高校生が可愛くて楽しく読むことができました。

伊神さんの推理は抜群で、それに振り回される葉山くんが愛おしくて、幽霊騒ぎの真相も分かってしまえば笑って済ませられるし、探偵団の1人三野くんの優しさにホロっとして、コミカルミステリいいなぁと思いました。

 

58)森沢明夫著『虹の岬の喫茶店』

『雨上がりの川』を読んで千葉県船橋市出身の著者に親近感を持ち、吉永小百合さん主演の映画の原作になったという同著を読んでみることにしました。

癒されるとても優しいお話でした。

お客として訪れる人に合う音楽を美味しいコーヒーと共に提供してくれる岬の先端にある喫茶店。

そこの女主人柏木悦子。もとピアノ弾きで夫は売れない絵描き。夫が腫瘍で32歳の若さで亡くなり、夫が描いた虹の絵をお店に飾って営業している。

陶芸家で、妻を亡くし4歳の娘と虹を捜してお店に行きついた父娘に「アメイジング・グレイス」

就職活動の憂さを発散させようとツーリングに出かけガス欠になりお店に辿り着いた青年に「ガールズ・オン・ザ・ビーチ」

研ぎ屋の事業に失敗しお金をくすめようとお店に入った泥棒に「ザ・プレイヤー」

悦子さんを愛していながら言い出すことができず大阪に転勤することになったタニさんに「ラブ・ミー・テンダー」

妹が亡くなった後面倒を見ている悦子さんの甥っ子浩司手作りバーがお店の隣に完成したお祝いに「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」

私が知っている曲は2曲しか無かったですが、流れている雰囲気と聴いている人の想いが手に取るようにわかり、読んでいて心地良かったです。

このお店を訪れた人々が自分の道を歩み進める姿に嬉しく温かな読後感を味わいました。

 

昨日、夜8時からの沢口靖子さん主演の『科捜研の女』見ましたテレビ目

 

先週『ドクターX』を見た時のブログに、『科捜研の女』予告編に出ていた女優さんがけいちゃん(音月桂)に似ていると書きましたら、音月桂さんですとコメントを頂き、嬉しくてこの日を待っていました拍手

 

テレビドラマでけいちゃんを見るのは、2014年に放送された加賀恭一郎シリーズ『眠りの森』(石原さとみさん主演)以来です。

 

お久しぶりのけいちゃんですキラキラキラキラキラキラ

 

京都府警科捜研のマリコさんが主役のドラマ。役として犯人しかありえないのではと心配していましたえーん

 

亡くなった人気プロ野球選手の妻で小学生の男の子がいて、靴磨き専門店を開いている女性という設定でした。

 

夫の異父兄弟が殺され、履いていた靴がピカピカだったことから疑われ、息子の万引きもありと追い込まれながら、靴磨きが履く人の心を豊かにすると仕事に誇りを持つ頑張り屋の女性を好演されていました。チョキ

宝塚の華やかさからは遠く、既婚の息子ありというお役びっくり

 

小学生の息子が親思いの優しい子でその優しい息子を育てたのが母親けいちゃんハート

 

母親の一生懸命さと優しさがこちらに伝わるけいちゃんの演技だったと思いますえーん

 

最後に流れるキャストでも「上杉明里 音月桂」と一人で出ていてすごく嬉しかったですラブラブラブラブラブラブ

 

これからのテレビでの活躍を楽しみに期待したいですOK

昨日、愛ちゃん(愛月ひかる)のディナーショー(ランチショー)『All for LOVE』のライブ配信見ましたキラキラキラキラキラキラ

 

ディナーショーというものを初めて見ましたラブ

 

ライブ配信のお陰ですお願い

 

お客さまはもちろん愛ちゃんの大ファンの方ばかりですよねラブラブ

 

卒業は寂しいけれど、こんな特別な時間を共有されてきっと幸せいっぱいだったことでしょうねドキドキ

 

愛ちゃんの幸せ感もいっぱい感じることができました。

 

愛ちゃんは本当に宝塚が大好きで、そして本当に美しく清らかでタカラジェンヌこうあるべきという佇まいを崩さず、ジェンヌさんらしいジェンヌさんだなあと思いましたブーケ2

 

宝塚の歌だけで綴られていく構成がとても良かったです音譜音譜音譜

 

私が知っている曲は少なかったのですが、宝塚の曲というだけでとても聞きやすく素敵でした。

 

代役をされたとおっしゃっていた愛ちゃんと小桜ほのかちゃんの『ロミオとジュリエット』の「いつか」がすごく良かったです拍手

 

共演者はひろ香祐さん、音咲いつかさん、小桜ほのかさん、蒼舞咲歩さんの4名。

 

ディナーショーであいちゃんと共演されてきっと嬉しかったことでしょうね。蒼舞咲歩さんのお顔覚えました。東京宝塚劇場公演で見つけられるといいなぁ恋の矢

 

初めて見たディナーショーに大満足の私でした合格

 

昨日、夜9時から放送の米倉涼子さん主演の『ドクターX』見ましたテレビ

 

私、夜9時からテレビを見ることがほとんど無いので寝落ちせず最後まで見られるか不安だったのですが、元宙組トップ凰稀かなめさんご出演と聞いて見たいと思いましたラブ

 

これが噂の“私、失敗しないので”の『ドクターX』かとちょっと感動してしまいました照れ今更ですが『ドクターX』初めて見ました滝汗

 

そして凰稀かなめさん素敵でしたキラキラキラキラキラキラ

 

こんな有名テレビドラマにご出演、キャストに1人名前で胸がいっぱいになりました。

 

米倉涼子さんと対等に演技なさっていてすごく良かったです拍手

 

人気ミュージカル女優という役も良かったですし、その美しさも堪能できましたOK

 

お芝居好きのかなめさんの面目躍如という気がしました。

 

これからもテレビにご出演していただきたいですね。

 

サリー(岸部一徳)もいい味出していてすごく楽しめました爆笑

 

この前時間の番組『科捜研の女』の予告編をチラッと見たのですが、けいちゃん(音月桂)が映った気がしたのですが違うかな?あとで調べてみます。けいちゃんだったら嬉しいなラブラブラブラブラブラブ