今日10月11日、カレンダーが祝日を意味する赤色になっていました。
「スポーツの日」ですね。宝塚のスケジュールカレンダーにもそう書いてありました。その割に公園で遊ぶ子供がいないなぁと思っていました。
もう私は日曜祝日関係ない日々送っていますので、公園の子供たちの声だけがカレンダー休日の判断材料です。
別に思い悩むことも無いのですが、少し変だなと思っていました。
そして家人にオリンピックで休日変更があったと言われ、あぁそうだったと納得しました。
それにしても「体育の日」が「スポーツの日」に名前の変更があったことも知りませんでした。
競い合う「スポーツ」より、みんなが楽しめる「体育」の方が私は国民の休日の名称に相応しい気がします
9月に読んだ本のアップです
47)文縞絵斗著『依存』
図書館の新着図書棚に並んでいました。
「島田荘司選 ばらの町福山ミステリー文学新人賞」受賞作。
福山市は豊橋で一緒に子育てをした友達が親を看るため今住んでいるところ。彼女の出身地でもあります。
年賀状だけでもう長く会っていないのですが、いつか会いたいと思っています。
島田荘司氏は知らないけれど、へぇー福山ってばらの町なんだと思って手にし、“愛こそが最大の凶器”とのカバーの文言に惹かれ借りました。
息子と二人暮らしだった未婚の母が再婚した男が何者かに刺殺された。犯人は息子?だったら私が犯人と名乗りを上げようと母は実行する。
母親・刑事・週刊誌記者の立場から犯行が検証され物語が進行していく。
真犯人と犯行がいまいちピンと来なくて残念な読み心地だった。
それに、男子高校生が母親のこと「ママ」って呼ぶのも違和感を持ったけれど、今ってそうなの?
選者の島田荘司氏の出身地が福山とのこと。
選ばれた作品の舞台が福山と関係なかったのが私的には残念な気がした。福山の名所とかが舞台ならもっと興味がわき、面白く読めたと思う。
48)田辺聖子著『おちくぼ姫』
おせいさんお得意の日本の古典翻訳シリーズ。
千年以上前の日本版シンデレラ物語。おせいさんが日本の古典『落窪物語』を楽しい読み物にします。
その姫は皇族の血を引く母から生まれたけれど、母が亡くなってしまい、父の源中納言に引き取られ、継母の手で育てられることになった。
落ち窪んでる部屋に住まわせ「おちくぼ」と呼び、母から縫物などをさせられ召使い同然にこき使われていた。
その姫に今を時めく少将が恋をする。ただ一筋に!
女房の阿漕とその夫帯刀・惟成の活躍で姫と少将が結ばれメデタシメデタシとなる
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪楽しい物語でした。
おせいさんによりますと、この小説は原典の半分ぐらいまでで、この後きゅうにつまらなくなるそうです。
原典に挑戦するのは控えることにします
49)篠綾子著『あかね紫』
一条天皇亡き後、藤原道長娘彰子出生の男子が後一条天皇となった。彰子は皇太后となり、紫式部の娘・賢子、和泉式部の娘・小式部、中将の君の3人は皇太后御所の女房として仕えていた。
同い年の3人は仕事に恋に楽しく女房生活を満喫していた。
その3人に道長から密命が下される!その密命とやらがおかしなもので、奇妙で厄介な男女の入れ替わりをもとにもどす事。
姫君として暮らす男君と男の子のように過ごす女君。女君はいずれ帝に輿入れの予定。性別通りの生活にもどす事が3人に課せられた仕事。3人の女房の腕前は?
現代の話でも面白いと思われるが、それを平安時代のことにしたことで余計面白い話になっていたという小説だった。
平安時代の優雅さを感じながら、今にも通じる女性の生き方が示されフムフムと肯いてしまった。
50)大倉崇裕著『福家警部補の挨拶』
倒叙形式のミステリー。
先ず殺人事件が起こり、福家警部補が登場し、読者には分かっている犯人を色々な考察のもとに突き止める。
事故で片付きそうなものを事件として犯人を追い詰め逮捕するその過程が面白かった。
貴重本・稀少本を集めた私設図書館館長。退職後大学講師となった科警研で複願術の名手だった主任。オーディションにかける女優。納得の美味しく真っ当な酒作りをする酒造会社社長。それぞれが事故と見せかけて殺人を犯す。
殺された方の人間が絶対悪いとわかっていても、人殺しの罪は償わなくてはならない。理不尽だけれどその証拠を見つける犯人逮捕の福家警部補は正しい。
私は犯人捜しのミステリーよりこの倒叙形式の方が面白味を感じて好き。
今回はどちらかというと善人が犯人だったけれど、次回は極悪人が犯人で悪は絶対許されないという倒叙ミステリーを読みたいと思う。
51)寺地はるな著『ほたるいしマジカルランド』
大阪の北部に位置する蛍石市にある遊園地「ほたるいしマジカルランド」で働く人々。
大学時代のバイトから正社員になった萩原紗英。今はインフォメーションで、案内の他迷子の預かりや落とし物受付など幅広い業務をこなす。
お化け屋敷担当のバイト村瀬草。メリーゴーラウンドが大好き。
遊園地の清掃スタッフ篠塚八重子。離婚し息子を手放したことに心が苛まれる。
遊園地内のローズガーデンの管理担当者山田勝頼。定年を控えている。父親の務めを果たそうとするも嫌われ妻の連れ子は家を出ていった。
社長の息子国村佐門。モテモテの次期社長。遊園地の仕事に自分は合っているのかと悩む。
バイト1年経過のメリーゴーラウンド担当の三沢星哉。多くの土地を所有する祖父の養子になり、祖父の死後すべてを相続し何もしなくても一定の収入が得られる生活を送っている。
そして、社長の国村市子に不思議な何者?佑。
彼らが織りなす遊園地での出来事+人間関係の物語。
いろいろなことが起きても、嫌なことにならない不思議で優しい物語。
嬉しい気持ちで読み終えることができた。