〇タワー・オブ・パワー最新作『ステップ・アップ』約2年ぶり「双子」の新作登場 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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〇タワー・オブ・パワー最新作『ステップ・アップ』約2年ぶり新作登場

 

【Tower Of Power’s Twin Album Now Out:  “Step Up”】

 

タワー。

 

ベイ・エリアのファンク・バンド、タワー・オブ・パワーの新作『ステップ・アップ』が2020年3月20日、日本でもキング・レコードから発売される。全米では2月発売済。

 

これは2018年6月発売の『ソウル・サイド・オブ・タウン』と「対」になる「双子」のアルバムで、約1年9か月ぶりの新作となる。

 

「対」「双子」というのは2016年頃までに、彼らは新作アルバムのために28曲ほど録音し、その中から13曲ほど前作に収録し、今作にも12曲(+2曲イントロ、アウトロ)収録しているためだ。当初は2枚組で出すという話もあったらしいが、結局、2枚別々にリリースされることになった。

 

ということで、基本的なコンセプト、サウンドの方向性は同じだが、若干加音したりしているものがある。

 

2016年7月、タワー・オブ・パワーの日本におけるファン・クラブ主催のファン・ミーティングがあり、そのときに、新作からの作品として一足先に「ドゥ・イット・ウィズ・ソウル」、「ルック・イン・マイ・アイズ」、「エニー・エクスキューズ・ウィル・アイ・ドゥ」の3曲のラフミックスが参加者のファンに披露された。もちろん、いずれも実にタワーらしい楽曲でかっこよく、演奏が終わるとファンからは拍手が巻き起こった。

 

そして、「ドゥ・イット~」は前作に収録され、後者2曲は無事本作『ステップ・アップ』に収録された。

 

そのとき、2016年7月に初来日となった新リード・ヴォーカル、マーカス・D・スコット(1984年8月3日メンフィス生まれ)が③⑧⑬でリードを、またマーカスの前任シンガーのレイ・グリーンが②④⑤⑨⑩⑫の6曲でリード、⑥⑪がエミリオ・リード、そして⑦だけロジャー・スミスがリードを取っている。

 

2016年より前に録音されているため、前リード・シンガーの曲が多いわけだが、全体的なハイ・エナジーなサウンドはまったく変わりなくタワーのサウンドが一貫している。一点、前作・今作とも曲によって女性コーラスやストリングスなどが入っているところが新鮮と言えば新鮮だ。そしてどの楽曲もみなよくできている。前作に勝るとも劣らぬ傑作だ。

 

28曲録音した中から25曲が世にでたので、残りは3曲。果たして、これら3曲はどのように紹介されるのか。何かのボーナス・トラックなどか、ファンとしては楽しみだ。

 

 

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■タワー・オブ・パワー・オフィシャル日本ファンクラブ

http://www.towerofpower.jp/

 

■過去記事 (一部)

 

タワー・オブ・パワー、新加入リード・ヴォーカルを迎えても安定のライヴ

2016年07月11日(月)

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12178712804.html

 

1年3か月ぶり~タワー・オブ・パワー・ライヴ~リアル・ミュージシャンによるリアル・ミュージック

2015年08月29日(土)

http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12066773690.html

 

PBSでのタワー・オブ・パワー・インタヴュー

2014年10月09日(木)

http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11936254739.html

 

タワー・オブ・パワー、新リード、レン・グリーン迎え心機一転

2014年05月09日(金)

http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11844968559.html

(前回来日時ライヴ評)

 

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