● 思春期早発症をなめないで！ でも…
こんにちは 三浦真弓です。
今年は、なぜに、こんなに内科検診の話題が…
今までもあったけど
出てきていなかっただけなのでしょうか…
少し前に、学校医が小学校の検診で
下着の中を見たというニュースがありました。
このニュースがでたあと、Ｘ（旧Twitter）では
このお医者様が、小児内分泌系の権威であられるくらい
すばらしいお医者様であること、
なんなら、その先生に診てもらえたのはよいことだ！
くらいの書き込みも見かけたのですが、
いや、たとえ、そうであっても、
「成長の検査のために、パンツの中、見ていいかな」
くらいの声は、かけて欲しかったですよね。
そもそも、陰毛の生え具合を見て
思春期早発症をチェックするというのは
学校検診の項目にはないと思いますし。
早めに、お子様の胸が膨らんできていることに気づかれる
保護者の方は、ときどき、いらっしゃいます。
ただ、小学校低学年でも
すでに一緒にお風呂に入っていない家庭もあるので
性の講演の際には、気にかけて欲しいこととして
伝えております。
私のこれまでの経験では、
女子の胸が早く膨らんできた気がする場合に
受診をオススメしたことはあり、
男子は、どちらかというと、
遅いのでは？を心配される方がありました。
どんな病気も、自分の周りにいないと
軽く考えてしまう場合が多い気がしています。
「最近の子は、性的な成長も早いんでしょ～」
という声を聴きますが、
そして、そういう場合もあるかと思いますが
「じゃ、うちの子、早い気がするけど、そういうモノなのねえ♪」
と、
カンタンにスルーしないでください。
場合によっては、大きな病が隠れていることがあります。
こちらの小児内分泌学会のHPをよくご覧ください。
まれではあるが、脳などに思春期を進めてしまう原因になる病変が見つかることがある。
日本小児内分泌学会HPより
