● 怪しい医療情報に惑わされないように!お話を聞いてきました!
こんにちは 三浦真弓です。
昭和の日の今日。
名古屋市立守山図書館にて開催された
「怪しい以上情報に惑わされないで!」
を、聴いてきました。
講師の先生は、岩永直子さんです。
岩永直子さんのWikipediaはこちらです。
帰宅して、Wikipediaを読んでいるのですが、
ここに書かれているような自己紹介をされました。
岩永直子さんは、
医療に関した情報を発信されている方です。
私は、X(旧Twitter)で、何かの発信を見たきっかけで
フォローさせていただいて
ポストを読んでいました。
その方のお話を直接、聴ける!
そりゃ~いかなくっちゃ~
気づいてすぐに申し込んでよかったよね。
満席のようです。
集会室には、ざっと50名ほど、椅子が用意されていました。
今、いろいろな情報があるわけですが、
その情報は、新聞やTVといったメディアよりも
オンライン、ネットで受け取っている人が多い。
しかも、若い人ほど、その率が高くなっていく。
スマホで情報を受け取っているからと言って、
新聞を読んでいる場合もあるかもしれないけど
世にあふれている情報は、玉石混交…
その例として、まず、出てきたのが
「キャベツ湿布」
熱のある子どもに、キャベツをかぶせるってやつ。
これ…
私、20年ほど前にマクロビオティックを学んでいた時
学びました。(里芋パスターとかも)
その時の話では、
「使うのは、キャベツの外葉で…」
とか、まぁ、条件はいろいろあって、なんでもかんでも
「子どもの熱が出たら、葉っぱをかぶせて熱をとりましょう」
ではなかったんだよね。
そのお料理の先生は、
西洋医学を否定する先生ではなかったのは、よかったよね。
次に出てきたのは、
女性の膣にヒスイを入れておくと女性性が高まる!
みたいなの、
あったわ…
まじか、と思ったもん。
衛生基準を満たして発売されているタンポンでさえ、
ときに、事故がおきるのに
ヒスイとは言え、異物を入れておいてよいわけないのに…
あったよねぇ
(買って使用していた知人もいたけど、お元気だろうか)
医療系の世界、食の世界など、偽情報だらけ!とのことです。
機能性表示食品は、企業が届け出をしたら
名乗れるんですってよ!
びっくり。
誰も、その効果について、検証していないって…
許可した省庁!検証してないんかい…
(トクホは審査してるんですって。お薬ほどではないけど)
その他にも、コロナ禍では
イソジンが…アビガンが、イベルメクチンが
アオサが、お茶のカテキンが…
と、ホントにいろいろ話題にあがり
「メディアはこういう情報を止めるべき側なのに…」
と。
よく「エビデンスは?」と言う人が現れますが、
そのエビデンスも
エビデンスのピラミッドというものがあり
医療界におけるエビデンスレベルピラミッドによれば
試験管やマウスでの実験は一番下!
つまり
試験管やマウスでの実験結果は、証明されていないとほぼ一緒
怪しい医療情報に、惑わされないようにしなくてはですね。
(ワイドショーで紹介されたからって、すぐに
スーパーに買いに行くのもね…どこでその結果が出てるのかチェックしようね)
そして、HPVワクチンのお話もありました。
ちょうど、長女が中1になった年だったかな…
「こんなに副作用がでて、大変なんです!」
なニュースがでて、勉強会に参加したのは。
この勉強会だけでなく、それ以降も続く報道で
副作用の方々の様子を見て
一旦、やめとこ…と思いました。
周りには
「無料のうちに、打っておきたい」
という人もいましたが、
(自費だと5万円!という話も出ていました)
報道されるような副反応がでたら、いやだもんなー。
5万円と引き換えなら、
もう少し、様子を見て、安全だとわかってからでもよいのでは…
ってね。
で、今は、厚生労働省が接種を積極的に推奨しなかった年の
女子にも、改めて、キャッチアップということで
接種が始まりました。
2025年の3月まで。
我が家にも、案内が来ました。
子宮がんワクチンのことは、長くなりそうなので…
また、別記事にしましょう。
名古屋市では、接種対象年齢の子どもに対しての
調査もありましたしね。
私、返信しましたよー
副作用がでた!という発信をされているのは見えるけれども
ワクチンにより、守られた命は見えない
ということも、覚えておきたいと思います。
まとめとして…
*科学的な正しさの発信だけでは、人は納得しない。
複数の視点での発信を心掛けていらっしゃるとのこと。
信じられる情報は…
・公的機関
・日本医学会傘下の学会(自由な学会はいくらでもあるもんね?)
・NHKや大手メディア
などから、発信されているもの
聞いてはいけない決まり文句としては
・「マスコミは取材しない~なんちゃら」のようなもの
・ビフォーアフターを載せている
(お家の片づけとは違うんだから!笑)
・罵倒する言葉遣いの人の発言
などなど。
発信は、良くも悪くも、お人柄が出ますものね。
新たに信じたい医療系の情報に出会ったときには、
落ち着いて、確認したいと思います。
図書館での開催ということで
ご著書を2冊、お持ちくださいました。
「ぜひ、お近くの本屋さんで、ご購入くださいませ」
と、守山図書館館長のふじさかさん。
ですよね。
地域の本屋さんも、守らなくちゃ。
岩永直子さんは、現在、依存症の専門オンラインメディア
「アディクションレポート」の編集長もされています。
大谷翔平選手の通訳をされていた
水谷一平さんのことも、お話しくださいました。
彼は、依存症だと。
依存症というのは、誰でもなりうる脳の病気。
にもかかわらず
差別と偏見が激しいと。
ワイドショーでも、相当の時間を使って、報道されていたみたいですが
たたくだけのメディアでは、こうした本質を隠してしまうと。
一方、アメリカには
リカバリーカルチャーが存在していると。
日本も、速く、そういう文化が育つとよいですよね。
そのためにも、
起きた事件の罪ばかり追っていてはよくないし、
そうした報道を、へー!とか言いながら
見続けるのもよくないよね。