タイパやコスパが悪くても、時間をかけて育てていこう! | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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 タイパやコスパが悪くても、時間をかけて育てていこう!

こんにちは 三浦真弓です。

 

先日、弁護士さんと話をしたときの

感想を書きました。

右人権は大切だけど、どこまで、ホントに手に入れたいと思っているかは…

 

その続きです。

 

どれくらいの意味で

「ほんとに手に入れたいと考えているか?」

は、ちょっと置いておいて…

 

そもそも、

自分たちの権利を、自分たちで手に入れよう!

という考えになったことがあるのかどうか?

から、考えてみないとですね。

 

 

多分、私たち自身、

「自分たちで権利を獲得する」

ということを、ほとんど、経験してきていません。

 

色々なものが、上から、はい♪と

与えられすぎています。

 

与える方も、それが、親切とか、やさしさ、とか

思っている場合があります。

 

例えば…

ときどき、マスコミなどにも取り上げられる

「学校のブラック校則」

 

「なんだよそれ!」

と思いながらも、

「変えよう!」

と動くよりも、

 

「どうせ頑張っても、すぐには変わらないし、

3年間、静かに過ごしていたら、それで済むし」

「あまり、変わった動きをして、目をつけられたらいやだし」

 

みたいな形で、SNSには文句を書き綴っても

実際に、自分の学校で動く人や子どもを動かせようとする人は

少ないのではないでしょうか。

 

 

「学校の校則は、変えられるよ!」

と、ざっと30年位前の出来事を書いておりますが、

右学校の校則は、変えることができますから!

右出来れば、子どもが「自分たちでやった!」と思えるように

 

「まぁ、ね。そこで頑張らなくても

本気で嫌になったら、フリースクールもあるし」

 

と、実際に言われたこともあります…アセアセ

 

ま、確かにいろいろな道はあるけど…

親子そろって気に入るフリースクールがある前提?

そこだって、気になることがあるかもよ?

その場合はどうするんだろ…

 

また、

最近は、変更になっていることが多い学校の制服ですが、

今ほど「ジェンダーが!」と言われていない時期に

「その制服は、着たくなくて、異性の制服が着たいです」

ということを伝えてきた方々は

 

学校の制服のルールを変えるために

親子で話し合いをしたり

学級で話し合いをしたり…

など、繰り返して獲得してきました。

それが、ジェンダー問題が

時代的に取り上げられるようになってきたら
 

子供の意見を聞かず、自動的に

(なんなら、制服屋さんのお口添えで…)

学校側や自治体が、

制服のルールや制服自体を変えているんですね。

 

はい。

子どもたちは、何の意見も言わずに、制服が変わりました。

 

もちろん、自治体や学校に

ジェンダーに配慮する姿勢があることは大切です。

 

でも、自動的に

「どうぞ。これです。これが最適です」

と渡したとしても

 

学校や家庭で

「どうして、制服が変わったのか?」

という話をして、

ジェンダーとは?とか、制服の意味とか

子どもたちが考えるようにしてほしいなと思います。

 

 

公立学校の制服が変わりつつあるのをみて

「あー、学校で、話し合いしてほしかったなぁ」

と某所でつぶやいたら

 

「うちの学区は、自治体が先導して変えたんですよぉ(えっへん)」

と、

 

とある子育て支援団体に所属しておられる方に言われました…

 

「えっへん」は

その態度から聴こえてきました…(笑)

 

そうした配慮ある自治体であり

そういう空気感の中で生活していくことは

素晴らしいことだと思いますが、

 

自分たちに必要なもの、ことを、

自分たちで考えて、手に入れていくということも

教えていきたいなと思います。

 

それには、時間もかかるし

チャレンジしてみても、成功するとは限りません。

 

でも、そもそも、子育てって

そういうものだよね?!

 

タイパもコスパとかで測れるものではないよね。

 

子どもとのやり取りの中で

めんどくささを感じる部分もあるかもしれませんが

そこで、親子ともども、相手を理解することにもつながりますし…

 

「育てる」ということ

「自分の権利について考えてみる」こと

「必要な権利を手に入れる方法を考える」こと

 

お子様の年齢に応じて、

できるようになるとよいなと思います。

 

 

こんな時代だからこそ、

自分の頭で、物事をしっかり考えていくために

必要なヒントを得たい方は、ぜひ。

 

 

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