● お口の中で、食べ物の余韻を楽しむ人ですか?
こんにちは 三浦真弓です。
4日から10日までは「歯と口の衛生週間」
歯と口についてのお話を、アップしたいと思います。
以前、
歯磨きをしていない疑いがあるけど、虫歯なしで表彰された生徒の話を書きました。
たまにいるんですよね~
「歯磨きしていない!」
けれども、虫歯はできたことがない…
というお子様。
私は、ほぼ毎年、歯の治療のお勧めをもらっていたので、
うらやましい限りです
大学時代に、子どもの健康と食べ物・その影響に関して
研究をしているゼミで、研究のお手伝いをしたことがあります。
1:虫歯になりやすいと思っている人と、なりにくいと思っている人に別れる
2:全員うがいをする
3:乳酸菌飲料を飲む
4:リトマス試験紙を加えて、口の中の酸性・アルカリ性を調べる
ここでは、全員、「酸性」でした。
5:1分後、リトマス試験紙をくわえる。
すると、多くの人は酸性のままでしたが、
虫歯になりにくいと思っている人の中には「中性」を示す人も!
6:そして、さらに3分後、リトマス紙をくわえる。
虫歯になりにくいと思っている人は、全員「中性」となり
虫歯になりやすいと思っている人は、まだ、酸性のままでした。
これまでの人生経験から、
「虫歯になりやすいなぁ」
と思っている人は、
口の中の酸性状態が長く続いている!
ということですね~
(ゼミでは、もっと、丁寧に詳細に、結論を出していましたよ)
食事やおやつを食べたあとで、
「さっきの○○はおいしかったなぁ」
と、余韻を楽しんでいる場合は、
もしかしたら、口の中が、酸性のままなのかもしれません。
たくさん唾液が出る人タイプの人は
すぐに口の中が「中性」になるでしょうが、
そうではなく、
歯磨きやうがいも、それほど好きではない…
そう言う場合は、虫歯が出来る可能性も高くなります。
(親世代では、歯周病の心配も生まれます)
歯の表面のエナメル質が溶け出すには、時間がかかります。
でも、口の中の酸性の時間が長ければ
溶け出していく可能性も、高くなります。
磨かなくても、虫歯はできないよ~というお子様はいるかもですが
お口の中は、スッキリが気持ちよい!となるよう
うがいや、歯磨きを、この機会に習慣づけていきましょうね。
夜遅い塾帰りに、夜食を食べている子どもたちにも
伝えていきましょう!
帰宅を待っている親は、眠くなっちゃっているかもしれませんが、
受験など、いざというときに、歯を食いしばれることも大切ですからね!
「歯磨きした?するんだよ~」
の声かけ、わすれずにね♪
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