● 子育ての方針を変えたくなるとき、もあると思うけど、誰のために?
こんにちは 三浦真弓です。
突然ですが、
子育ての方針、ありますか?
方針というと堅苦しいけど、
「こんなふうに育ってほしいな~」
「あんなふうに育つといいんじゃないかなぁ~」
そういう思いはありますよね。
それをね、何かのタイミングで変えたくなることがあるんですよね。
なにか、違うな~と思ったら、変えたらいいんです。
でもね、その「違うな」を、
どのようにして「違う」と思ったのか。
それは、大事なのよ。
例えば…
「いい子に育てたい」
「あんなことや、こんなことが出来る子に育てたい」
と思いすぎて、あれこれ、習い事をやらせすぎていて、
お子様に、チックや過食症・拒食症などの
身体症状が出てきたとき。
いくら、「子どものため」にやらせてきたと言っても、
「なんか、違うな」
って思いますよね。
やらせすぎだったかぁ
プレッシャーだったかぁ
と、させることを減らしたり、
子どもと話し合って、のびのび過ごさせたり
そういうことを考えますよね。
そういう方針の変更は
してもらった方がよいと思います。
お子様に、自分のことを考える時間も出来ますしね。
一方で、
保育園・幼稚園時代は、
「私も働く母ですし~私の時間は、私のモノ~
子どもは園で、楽しんで~」
という方針だったにもかかわらず、
お子様が成長して、進学が目に入ってくると
「何もさせていないのは、まずいのでは?」
「うちの子も、中学受験させた方がよいのでは?」
「受験させるのなら、やっぱり、偏差値が高いところへ!」
ということで、
急に、おこさまの生活に、色々、
口を出し始める方針変更をされる場合が
お気持ちはわかります。
だって、
仕事を進めていくと、
「あ~やっぱり、高偏差値学校歴の人って、いろんなことをご存じ。
知識だけではなく、様々な能力が高いわ…」
みたいに感じることも増えて、
「うちの子も、学力をつけてあげないと!」
なんて思ったり、
お子様が有名校に合格される同僚の姿を見て
「うちも!」
なんて、気合いが入っちゃったりする場面があるでしょうからね。
でもね。
後から、親があれこれ口を出していく方針への、子育ての方針の方向転換は
お子様の様子をよ~く見ていただいて
お子様との対話をよ~くしていただいて
その上で!でないと、
この先の家族関係に、けっこう支障がでます。
お気持ちは、本当によくわかります。
「そういう世界があるなんて、子どもが小さいときには知らなかったから!」
という場合も、おありだと思います。
ただ、その想いが
本当にお子様のためであるのなら、
お子様にきちんと親の思いを伝えて、
一緒に考えて、進んでいってほしいなと思います。
そうではなくて、もし
親の見栄とか、世間体とか、
そういうものからスタートした方向転換なら、
多分、その気持ちは、子どもに見抜かれます。
そして、その後、親が希望する進路に進んだとしても
「とりあえず、うっとうしいから、進んでやったわ
これでいいんでしょ。じゃ、あとは自由にさせてもらうね」
みたいなことにね、なる可能性も。
(そういうご家庭も、保健室の先生時代、見てきましたし)
子育ての方針を変えたくなったとき、
お子様が、どのように心も身体も成長してきているのか。
これまでの親子の関わりを
子どもはどのように受け取っているだろか。
そういうところに視点を持ってほしいなと思います。
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