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イントロでは空にアップサイドダウンな世界が広がります。私達の目には見えないもう一つの世界。iPhoneや車やなにかさまざまなメタリックなものが宙に舞う風景。それを見上げるHyunjin. 私達がいる世界はどちらなんでしょう。
レッド・ヘア、ハート型のピンクのゴーグル、パール三連ネックレスの、ノンバイナリーな姿。
彼の右頬になにかのマークが浮かび上がる・・・この場面を「AIが作成した画像に違いない」と言ったリアクションもあるくらい、このシーンは非日常です。
ところで、Sクラスのタコ、ガルガンドスは星形のゴーグルでしたね。デザインが似ているのでおそろぽく見えます。
シーンは一転、ごみごみした街角を自転車で通り過ぎるバンチャン。ちゃんとヘルメットしてスマイル。
それを撮影するHanの指にもパールのリング。自転車に乗ったり携帯で写真や動画を撮るのは私達の日常ですね。
日常的なもの:壁のグラフィティ、DO NOT ENTER立ち入り禁止のマーク、鉄線ウォールに、電信柱、謎のboxやドラム缶、破れたポスターや変電器
非日常的なもの:派手なコスチュームのHan. コサック的な帽子と、片袖をスカーフ風に垂らしたトップス、アームウォーマーがすごくお似合い。
さて、外から内の風景へ。ここはDINER ダイナーです。ダイナーは午後でも朝食メニューが食べられる、レストランより気軽なファミレスよりもっと気軽な食堂。米国の東海岸には多いけれど、西海岸の友達に言わせると「100年前に消滅した」らしく、古臭いイメージがあります。NYには昔ながらのダイナーがたくさんあり、床はこんな感じのタイルが多いです。
そのダイナーでは、アニメっぽい効果線やグラフィティが発生する中、お客なのかSKZが好き勝手なことをやっています。ジャージなのにネクタイとか、高校生~若いサラリーマン?を表しているのでしょうか。スニーカーはいろいろに見えるけど、全員ナイキ・エアシリーズ。
同じようなファッションをしてダイナーに集うSKZ。スマイルマークやいたずら書きのようなマークが飛び交います。
一方Felixはもうひとつの世界が見える場所でビルの屋上を走り続け
上の明るさとは対照的に暗い道路を走り
Let's Go!
Felixのファッション、とってもよく似合っていますが、フェアリーテールから抜け出てきたようで、曲のイメージとどうも合わない・・とわずかながらの違和感を感じましたが、いや、これは絶対にあれです。
ここまでがイントロで、わずか4小節。
この4小節では、ひねったサンプリング音【#ソ #ソ#ソラ】が繰り返される。
各小節の前半分が同じなので、私達の耳に残るのは繰り返される【#ソ #ソ#ソラ 】
このサンプリング音がどこからどうやって作られたのかはわからないのですが、原始的な弦楽器+弓に民族調のひねり(滑り)をいれた感じ?いや、聴きようによっては吹いてる感じもします。いずれにしてもひねりや震え、たった2音の繰り返しが緊張感を高めます。
#ソとラの繰り返しは、ラップのバックグランドにも貫いていて、曲全体を支える大きな要素のひとつです。
以前に繰り返される音についての考察をしました。Maniacでも繰り返しのマジックが生かされて、イントロから私達を陶酔へ(ノリへ)とぐいぐい引っ張ってくれる感じですね。