中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第八十一集(最終回)]
趙の使者・藺相如が和氏の璧を持ってやって来た。昭王が自分を元気づけるために15の城と交換に和氏の璧を手に入れようとしていると知った芈月はとんでもないことだと怒り、そんなものを贈られても一切受け取らぬと伝えさせる。昭王はがっかりするが、庸芮は15城をやらなければ太后も喜び大団円ではないかと言い出した。
趙が無償で献上したと持ってこられた和氏の璧を見て芈月は相好を崩す。
後日和氏の璧を一旦返してほしいと連絡が。藺相如からこの宝玉に微細な傷があると聞いた昭王が検めてみたいというのだ。運ばれて来た和氏の璧を手にした藺相如はやにわに宝玉を振り上げ、15の城をくれるという約束を反故にするなら宝玉は渡せない、今すぐ砕いてやると言い出した。昭王はしぶしぶ地図を開いて譲渡する城を指し示す。五日後改めて儀式を行い和氏の璧を渡すと言われたが、その間に藺相如は宝玉を趙へ持ち帰らせてしまった。昭王は怒りすぐに釜茹での刑にしろと命じるが、そこへ太后が現れた。藺相如を殺したとて宝玉は手に入れられぬ、さらに趙国との関係も悪化するのみ。生かして帰すべきだと言うのだった。
そして10年、秦は着実に領土を広げ、白起は楚を攻め都を落とした。屈原は先を悲観して河に身を投げる。東へと追いやられた楚王は春申君に封じた黄歇を宰相とした。
屈原の遺作の抄本が芈月のもとに運ばれて来た。そこには故郷への愛と、それが奪われて壊されて行くことへの悲しみが綴られていた…。
さらに月日は流れた。芈月は孫の柱公子の学友の中に若かりし日の黄歇にそっくりな青年を見かける。魏丑夫という名のその青年を芈月は自分の側仕えにさせた。偶然なようだが、実は彼女の心を癒すために庸芮が黄歇にそっくりな男を探し連れて来たのだった。
春申君から太后宛てに手紙が届く。芈月はその手紙を魏丑夫に読み上げさせる。まるで本物の黄歇が喋っているようだ。手紙で彼はかつての口論を詫び、宰相となった今その苦労が身に染みてわかると言っていた。
芈月は翟驪が葬られた山を驪山と改名し、後々自身の墓もここへ作るよう命じた。
芈月が世を去って18年後、13歳の嬴政が秦の王位に就き、その26年後には天下を統一し帝を称した。これが世に言う始皇帝である。(終)
→インデックス
総括。
長い割には飽きずに見続けられる脚本がすごい!お疲れ様でしたー。
色とりどり華やかな衣装と沢山出て来る美人女優さんらからラブロマンスを期待して見ると危険!(>_<)
政治的な話をかなり持ち込んできてるのでどちらかと言うと歴史・戦略ものとして見たい人向けかも。史実に沿うように頑張って練り上げられてるので歴史もの好きの人にこれ意外とおすすめ。(ただし衣裳小道具装置等は時代考証ふっ飛ばしてるのでそこはお気になさらずに。)
ラブロマンスにしては主人公ミーユエの恋愛がえらいさばさばしてて、いやもう恋愛に興味なさすぎで、要するに女らしくない。自分から恋することはなく、ひたすら尽くされ続けてたら情が沸いてきてっていう…恋愛というより仁義?ミーユエは相手役の一人・恵文王を素敵な男性としてではなく父親みたいに見てるし、恵文王もミーユエを、まぁ一瞬女として見てたこともあったけど、全般的に息子を見る目なんだよね…娘でもなく息子!優秀な息子の成長ぶりを見守る親子愛の物語(´Д`;)
序盤の黄歇との恋愛は若者らしくて大変によかったんだけど、恵文王との関係は愛じゃなく保身だし、終盤の翟驪との関係も、翟驪がこんなに尽くしてるのにミーユエはただ利用してるだけの自己中女に見えて同情できない。逆にラブロマンスの主人公的立ち位置にいるのがミーシュで、女性は彼女にとても感情移入しやすいと思う。ミーユエが恋愛においてはさほど危機に陥らず醒めてて周りの女達が一方的にギャーギャー言ってるような描き方になってるので、脚本自体が男目線だなと思う。まあでも退屈ではなく最後まで見せる力のある脚本お見事でした。
ミーユエ役スン・リー(孫儷)は、少女時代はキュートでよかったんだけど歳とってくとどんどん役に合わなくなって…セクシーさが足りないのが一番キビシイぞ!この子は歳相応を演ってるのが一番。オトナな深みのある役を演るにはまだまだ…な感じ。
黄歇も超重要な役どころなんだからもっとモデル系イケメンにすべきではなくて?いやホァン・シュアン(黄軒)のお芝居は素敵でしたよ、妙に格好良く見えたし。
で、一人だけ突出してキャラの濃ゆーい張儀がサイコーだった!(°∀°)b 演じるチャオ・リーシン(趙立新)の表情立居振舞、何考えてるのか分からない仙人ぽさ&胡散臭さ!この人のクセあるけど決して不自然ではない柔軟なお芝居は現代のサスペンス、ノワールなんかでも映えそう。名脇役といった感じ。張儀が出てこなくなると笑いどころがないしもう寂しくて寂しくて…。あとは時代劇らしい手堅い芝居をしてた樗里子役ソン・ジアルン(宋佳倫)さんが好きだったな。
女主人公が戦乱の世を生き抜いていくって筋は「ムーラン」と一緒だけど、そちらに比べると笑いがなくて硬いし何といっても女子がトキメくラブストーリーが物足りない…。果たしてこれが女性にウケるのか女性が共感できるのかは疑問。個人的にはとてもおもしろかったんだけどねぇ。
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