あさひのブログ -109ページ目
「大秦帝国之縦横(ダイジェスト版・全43話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

* * * * *
[第七集]
秦にも受け入れてもらえなかった張儀は蘇萱姑娘の店へ戻ってヤケ酒をあおる。最初は同情もしていた蘇萱だが、張儀が支払いをせずこっそり逃げようとしたため激怒し今すぐ酒代を払えと要求する。すると張儀は金を作って来ると言って出かけて行った。
張儀がやってきたのは富豪が集まる高級酒店だ。そこでまた飲んだくれ、諸国を酒に例えて論じ客にもてはやされる。その店へ偶然にも恵文君・嬴駟(エイ・シ)がやってきた。
エイ・シは張儀に再度横強の策について尋ねる。張儀は、秦は今単独で天下を取る力はないがどこかと組むだけで強大な勢力を持つ、近くと組めば土地を得、遠くと組めばその勢力を得る、戦ではなく同盟によって土地を得ることが可能だと説く。エイ・シが張儀を客卿として招くと言うと酔っぱらった張儀は「貴方の代わりに河西地方を奪回するので私の代わりに酒代を払ってくれ」と言うのだった。

エイ・シは張儀、嬴疾(エイ・シツ)、公孫衍(コウソン・エン)を集め、今後の策について協議する。張儀はまず魏国に対し、"五歩進んで二歩下がる"策を用いると提案する。それは蒲陽、曲沃、焦城の三城を魏に返す代わりに河西地方全てを返還してもらう盟約を交わす事だった。三城よりも、豊かで交易や進軍の要ともなる河西ははるかに価値が高い。エイ疾と公孫エンは渋ったがエイ・シは張儀の案を採用する。

早速張儀は魏国へとやって来たが、魏恵王は魏人が敵国の使者としてやってきた事に怒り彼を鞭打つ。すると張儀は河西地方を返還しなければ秦国は挙兵すると言い出した。宰相の惠施は秦が本当に戦の準備をしているならまずいと考え張儀をなだめて考える時間をくれと言って下がらせる。惠施は恵王に今の情勢で秦と戦っている場合ではないことを懇々と説き、冷静になって現実を目の当たりにした恵王は溜息をもらす。

その頃、公孫エンは秦を去る決意を固めていた。エイ・シ自らがかけつけ引き留めようとするが彼の意思は堅い。今まで受けた恩は決して忘れないと言い、別れを告げて去って行った…。

嬴華(エイ・カ)ら蒲陽の将軍が突然君主に話があると言ってやってきた。エイ・シはエイ華を呼び寄せ話を聞く。将軍らは自分たちが命を懸けて戦い守って来た城を張儀がいとも簡単に魏に渡してしまう事に怒って直訴に来たのだ。エイ・シは地方の城に固執せずもっと大きく局面を見て国の利益を優先すべきだと、そして版図を広げるのに必ずしも戦が必要ではなく、張儀は戦なしに領土を得るのだと言って聞かせる。エイ華は意図を理解し、勝手な行動を起こした事を陳謝するのだった。

[第八集]
魏恵王は太子・赫(カク)の元を訪れる。カク太子は日々遊びほうけていて、政治の話をしてもとんちんかんな答えしかできず恵王はさらに溜息をつく。
張儀は待ちきれず帰ろうとしている風を装って返答を急かす。とうとう恵王は秦の提示を承諾し、三城と引き換えに河西地方を返還する盟約を結ぶ。

秦への帰路で張儀は公孫衍(コウソン・エン)に遇った。公孫エンは価値観の合わない張儀と共には働けないと言う。そしてかつて合縦の策には感銘を受けたが、今回の横強の策はどうかと思うと告げ、秦を出て行った…。
帰国した張儀は河西獲得の功を讃えられ相国(宰相の位)に任じられた。

人質として秦に滞在する魏の公子・嗣は、もう何年も会っていない母の消息を知りたいといって秦公に一時帰国を申請する。母の無事を確認したらすぐに戻って来ると言うが、恵文君・嬴駟(エイ・シ)は彼に、今度帰ってきたら嗣公子が嗣"太子(後継者)"になってるのでは?と皮肉を言う。

楚国では新君主が即位した。魏と戦うためには後方を固めておく必要がある、張儀はこの機会に楚国と婚姻関係を結ぼうと提案する。彼には心当たりがあった…。
張儀は使節の行列に、彼がかつて楚国で窃盗の罪を着せられ鞭打たれたという恨み節を綴った旗を立てて行く。若き楚の君主・懐王はそれを見て面白がる。懐王は秦と婚姻関係を結ぶことは快諾するが適した娘がいないのではと案じる。張儀は自分がかつて楚国で行き倒れた時に命を救ってくれた仙女がいたと語りだす…。

秦恵文君后・魏紓(ギ・ジョ)が男児を出産する。エイ・シは公子の誕生に大喜び。だがジョを抱こうとするとかつて彼女に胸を刺されたあの暗殺の情景が蘇る…エイ・シは次第に彼女に近づかなくなっていった。

[第九集]
張儀が芈丫頭(ビアトウ)に会いに行くと、なんとビアトウには子供がいた!張儀は天を仰ぐ。せっかく王妃にしてやろうと思っていたのに…!ビアトウは彼があの冗談を本気で実現させようとしてたことに驚く。やはり王妃にはなりたいビアトウは張儀の力でなんとかしてと頼むのだった。

楚の宰相・昭陽の元に義渠(ギキョ)王・駭(ガイ)がやってきた。猛反対する叔父を殺し恋人ビアトウを迎えに来たのだ。だがビアトウは既に去った後。昭陽はこの婚姻を邪魔するなら楚王が預かっているビアトウの子がどうなるかわからないと脅迫、ガイは引き下がるしかなかった。ガイは馬を走らせ秦国使節の行列を襲うが逆に取り押さえられてしまう。ビアトウとガイの関係を知っている張儀はガイを釈放してやるが、ビアトウは今更現れても遅すぎたと嘆き、彼との子供を連れて草原へ帰ってくれと言って別れを告げ、秦へと向かうのだった。

ビアトウは秦に着けば盛大な結婚式が行われると思っていたのだが、秦恵文君・嬴駟(エイ・シ)は野蛮な楚女との政略結婚にさして興味はなかった。ふた月経ってもビアトウの部屋にエイ・シが赴く事はなく、さすがの張儀も責任を感じてどうしたらビアトウに興味を持ってくれるだろうかと頭を悩ませる。
部屋にこもりきりの生活に飽きたビアトウは侍女が制止するのも聞かず宮殿中を歩き回る。そこを偶然エイ・シに見つかった。エイ・シはこのお転婆が楚から嫁いできた娘だと気付き、彼女を抱く。

魏の太子・赫(カク)は優秀な弟・嗣公子が帰ってきたことで自分の地位が危うくなると考え暗殺を謀るが、それを予想していた嗣公子によって取り囲まれた。嗣公子は敢えてその場で捕えることはせず逃がす。この事はいずれ父王の耳に入ることだ…。

張儀は宮殿の廊下で眠りこけていた所をエイ・シに蹴り起こされた。エイ・シは凄い剣幕で、とんでもない女を連れてきたなと張儀を叱りつける。ビアトウが失態を犯したのかと慌てふためくがなんとそれは冗談でエイ・シは彼女を相当お気に召したようだ。張儀はようやく悩みが晴れて安堵する。
楚国と婚姻関係を結んだことで斉国の動きを牽制し、エイ・シはいよいよ積年の恨みを晴らすべく魏国を攻める。魏を服従させ、王を名乗るのだ…!



――秦国――
[A] 恵文君(嬴駟/エイ・シ
秦の君主。恨みを決して忘れず根に持つ性質。
[B] 張儀
魏人の自称"名士"の遊説家。情ではなく金や名誉のために動く男。
[C] 公孫衍(コウソン・エン)
秦の大良造。別名"犀首"。元は魏の将軍だった。仁義に篤い情の人。
[D] 嬴華(エイ・カ)
秦の将軍。秦国一の猛者と言われている。

――魏国――
[E] 恵王(魏罃/ギ・オウ
魏の君主。
[F] 惠施
魏の宰相。国の危機的状況を把握しておりプライドの高い恵王の暴走を食い止めるのに必死。
[G] 魏嗣
魏の公子。母が庶民の出のため立場は弱く、幼い頃に秦へ人質として送られる。
[H] 魏赫(ギ・カク)
魏の太子(後継者)。日々遊びほうけている愚鈍なボンボン。

――楚国と義渠――
[I] 芈丫頭(ビアトウ)
楚国の没落公族の娘。かつて張儀を助けてやったことがある。ギキョ・ガイの恋人で、いつか彼が迎えに来てくれる日を待っていたが…。
[J] 義渠駭(ギキョ・ガイ)
草原の民・ギキョ族の王。かつて楚国へ亡命していたが叔父に連れ戻され王となった。

* * * * *

なんだこのドラマ、主人公ワルすぎない?第9話ラストなんて悪そのものじゃん!これじゃ始皇帝か随の煬帝かって…個人的にはツボだけど!w 張儀もアカンすぎて同情の余地がない。腹立つなーこいつ。
前作の人情味溢れる作風が好きだった人にはこれかなり拒否られそう。同じ原作とは思えない作風だ…。


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「大秦帝国之縦横(ダイジェスト版・全43話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

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[第四集]
嬴疾(エイ・シツ)は嬴虔(エイ・ケン)がクーデターを企み乗り込んで来たのかと疑ったのだがそれは誤解だった。エイ虔は嬴駟(エイ・シ)が無事であった事に安堵し、すぐさま甘龍と杜摯(ト・シ)を捕えるべく兵を出す。嬴華(エイ・カ)は軍を率いて義渠(ギキョ)に応戦。見事勝利し婚礼に参列に来ていた諸国来賓らに秦軍の強さを改めて見せつけた。甘龍は毒をあおって自殺、杜シはエイ虔に捕えられ、叛乱を目論む輩は一掃された。
エイ・シは軟禁されている魏紓(ギ・ジョ)の元を訪れる。父が獄中で自害したと知って半狂乱になり魏王へ恨みの言葉を吐く彼女にこれからは秦の女として生きろと言うのだった。

秦軍との戦いで父を殺されたギキョの王子・駭(ガイ)は謀反の疑いをかけられ楚国へ逃亡する。そして10年の月日が流れた。叔父が秦への復讐戦のためにガイを連れ戻しに楚国へやってくる。だがガイには恋人がおり草原には戻りたくない。叔父は中原の人間を草原に迎えることは断固反対し取り付く島もない。

秦恵文君エイ・シの元に国境に派遣していた大臣が戻って来た。魏はまた戦の準備をしているようだ。ある一通の書をエイ・シに見せる。それは魏の張儀という者が書いた合縦の策…魏・韓・趙の三晋地方の国々が力を合わせれば秦や楚を討つことができるという内容だった。
その張儀は…楚国にいた。彼は宰相の屋敷で窃盗の罪を着せられ鞭打たれていた。ほうほうの体で逃げ出し行き倒れた所を美女に助けられる。美女はギキョ・ガイの恋人の芈丫頭(ビアトウ)。張儀はその姓を聞いて現国王らに陥れられ落ちぶれた公家の娘だと気づき、国王の悪口を言ったり彼女の容姿を褒めたりしてご機嫌をとろうとする。ビアトウは彼のそのよく回る舌に呆れつつも面白がり、彼の唯一の武器だというその舌でいつか自分を高貴な身分に戻してくれと約束するのだった。
ギキョ・ガイがビアトウに会いにくる。二人は駆け落ちしようとするがギキョ王叔に捕まり結局ガイは草原へと連れ戻されていってしまった。

[第五集]
魏国が河西地方に進軍して占拠し民を連れ去っていった。
秦恵文君・嬴駟(エイ・シ)は河西奪回のため誰を主将にすべきか悩んでいた。嬴疾(エイ・シツ)は魏軍をよく知る公孫衍(コウソン・エン)が適任だと勧めるが、今回魏の主将は公孫エンの上官だった老将・龍賈だ。義理堅い公孫エンがかつての上官に対して戦えるのかという不安があった。エイ疾は自分と嬴華(エイ・カ)が副将となって彼をしっかり支えるので任せてほしいと願い出る。

周の都・洛陽にて。
高級酒店に立ち寄った張儀は、そこにいた上客が周王室の公子・昭文君と気付き得意の弁舌を振るう。その嘘とも誠ともわからない話を昭文君は面白がり、またその話術にただならぬ才能を感じる。昭文君はこれから秦へ向かうという張儀に成功を願って旅費と名剣を贈るのだった。
張儀は秦と魏が一戦構える様子だと知り野次馬根性で河西地方へと向かう。戦場付近で秦と魏のどちらが勝つかで賭けが行われていた。皆が魏国に賭ける中、張儀は秦国に大金を賭けた。

公孫エンは、龍賈将軍は兵を分散させ秦軍を誘い込み両翼から挟み撃ちにする戦法をとると推測、そのため全軍で一気に中央を落とす策に出る。果たして予想通り兵を分散させた魏軍は秦軍の集中攻撃にて早々に八万もの兵を失い龍賈は捕えられた。
軍営でかつての部下・公孫エンと再会した龍賈は彼の才能を讃え、そして自刎した…。

秦国の勝利で賭けに大勝した張儀だが、賭博場に兵士が乗り込んできて張儀はスパイ容疑で逮捕されてしまう。公孫エンの前に引き出された張儀は賭けのために戦局を見ていただけだと釈明するが、公孫エンは十数万もの命が失われた戦を賭けの材料にして楽しんでいたのかと突きつける。だが張儀は、その殺し合いは貴方がやった事だと返す。
凱旋した公孫エンはその功績を讃えられ大良造(宰相の位)に任じられるが、その顔に喜びの色はなかった…。

[第六集]
秦国は河西での勝利に皆喜び沸き返っていた。だが大良造・公孫衍(コウソン・エン)は龍賈将軍の死に己の責任を感じていた。鬱々とした思いで酒店に入り魏国の料理と魏国の曲を注文する。その店に、人質として秦に預けられている魏王の息子・嗣公子が居合わせており、魏曲を聞いて酔った勢いで店の太鼓を叩き魏軍の軍歌を歌いだした。騒ぎを聞きつけた嬴辛(エイ・シン)が嗣公子を店から引っ張り出そうとするが、嗣公子は暴れ出し酒杯を振り回して兵士を一人殺してしまった。
後日、騒ぎの一端を担ったとしてエイ辛の罪が審議され、新法に則って片腕を切り落とす刑に処された…。(※嗣公子は大切な人質なので秦の法律で処罰できない。)

嗣公子は商人の下男に扮して密かに公孫エンに会いに行く。先日の騒ぎは実は公孫エンがエイ公家から嫌われることを狙ったのだと告げる。魏人であるのに魏国を滅ぼすつもりなのかと問い、そして故国のために自分と共に戦ってほしいと拝礼する。公孫エンは今や秦公に忠誠を誓った身だと言って公子を追い返すが心中はさらに乱れるのだった。そしてついに恵文君・嬴駟(エイ・シ)に辞職を申し出る。代わりに自分よりも才能ある男、あの合縦の策を出した張儀を紹介すると言う。だがエイ・シは公孫エンの代わりになる者はいないと慰留する。

さて戦場で捕まった張儀はその後公孫エンの指示で秦都の郊外に放り出された。張儀はさびれた酒店に入り、自分は魏の名士で秦の大良造に招かれた客人だと言って飲み食いし何日も滞在する。店の女将・蘇萱は詐欺を疑いいよいよ役人に突き出そうとしたその時、張儀を宮殿へ連れて行くため迎えの兵がやって来て蘇萱らは目を丸くする。

朝議に招かれた張儀。公孫エンが合縦の策について問うと、張儀はあの策は到底実現しないものだと言う。各国の互いの恨みは根深く手を組むなどプライドが許さないのだ。なので秦国はその勢いを持って東へ進出すべきだと説いた?(彼がかつて韓国へ言った際に秦と組むよう説得した?)←ここよくわからない。
その"横強の策"を聞いた大臣が、彼がかつて合縦を説いておきながら今度は横強と言い出すのは君主を惑わせようとしているのではと指摘する。張儀は自分の策を信じてもらえないと知ると怒って帰ってしまった。



――秦国――
[A] 恵文君(嬴駟/エイ・シ
秦の君主。東へ進出し天下統一の野望を抱く。
[B] 嬴疾(エイ・シツ)
秦の上将軍。エイ・シの異母弟。秦国の知恵袋と呼ばれている。
[C] 嬴華(エイ・カ)
秦の将軍。秦国一の猛者と言われている。
[D] 公孫衍(コウソン・エン)
別名"犀首"。魏の将軍だったが解雇され放浪していたところをエイ・シに拾われ秦の将軍に。

――楚国と義渠――
[E] 義渠駭(ギキョ・ガイ)
草原の民・ギキョ族の王子。
[F] 芈丫頭(ビアトウ)
楚国の公族ビ家の娘。アトウとは女の子という意味。父が現国王や宰相に陥れられ、山村でひっそり暮らしている。
[G] 義渠(ギキョ)王叔
叔は弟という意味。秦との戦いでギキョ王が戦死すると敗戦の責任をガイに押し付け追い出した。
[H] 張儀
魏人の自称"名士"の遊説家。己の才能を買ってくれる主を求めて諸国を旅している。

――周王室――
[I] 昭文君
周王室の公子。この戦国時代、中原諸国は建前上は周王朝に仕えていることになっている。

――魏国――
[J] 龍賈
魏の老将軍。
[K] 魏嗣
魏の恵王の息子。母が庶民の出のため立場は弱いが、魏の太子(後継者)よりも聡明で君主に相応しいとエイ・シが評している。

* * * * *

もう一人の主人公・張儀がやっと登場。後世に縦横家と呼ばれる遊説家で、思想家というよりは政治家、外交官。前作の衛オウも変人だったけどこの張儀は輪をかけて変人で舌先三寸で世の中を渡り歩いているとってもいいかげんな男。これが主人公でいいの??(;´Д`)ノ


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「大秦帝国之縦横(ダイジェスト版・全43話)」のあらすじ。
ざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

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[第一集]
戦国時代中期。秦国は孝公の代に商鞅(ショウ・オウ)の変法(改革)で富国強兵を成し遂げた。
孝公が没し息子の嬴駟(エイ・シ)が君主の座に就くと、商オウの新法を廃し先々代の旧法に戻そうと企む甘龍や杜摯(ト・シ)ら保守派貴族が商オウを陥れ、商オウは処刑された。
――そして三年後。
魏国は急成長する秦国を恐れ斉国と同盟をはかる。彭城(ホウジョウ)で開催される諸国の盟会で斉に魏と同様の「王」を称えることを許可するつもりだ(※斉も秦も「王」よりランクの低い「公(君)」を名乗っている)。その話を聞いたエイ・シは秦も王を称すると諸国に圧力をかける。
甘龍は従来の慣例を乱すようなことは災いの元だとして猛反対するが、エイ・シは守るばかりでなく攻める事がこの戦国時代を生き残る術だとと主張、そして旧法には戻さず、秦を強国へと育てた商オウの新法を今後も遵守していくと宣言するのだった。

エイ・シは盟会へ行っている間に甘龍らがクーデターを起こす可能性を考え、伯父の嬴虔(エイ・ケン)に兵符(軍を動かす指揮官の証)を託そうとするが、伯父は君主となったからには困難は自分の力で切り開けと突っぱねるのだった。
甘龍はひそかにエイ虔に会い、かつて彼を陥れた商オウの新法を継続しようとするエイ・シに取って代わり君主となるべきだと説得する。

斉国は秦の王称を敢えて黙認するが、魏恵王は秦国が王を名乗り大きな顔をするのが許せない。独断で秦公の暗殺令を下す。そして名将・公孫衍(コウソン・エン)にその役目が回って来た。公孫エンは自分がこそこそとしただまし討ちを命じられることに納得はいかないものの、勅命に従いホウ城へ向かう秦公の一行を襲う。取り囲まれたエイ・シは勝てないと悟り将士を逃がすため公孫エンとの一騎打ちを申し出る。力は拮抗するに見えたがやはり公孫エンの技量が勝りエイ・シは剣を落とす。負けを認め殺せと言うエイ・シに公孫エンが躊躇したその時、秦の援軍が駆け付けた。上将軍・嬴疾(エイ・シツ)がひそかに嬴華(エイ・カ)将軍に兵を与え後を追わせていたのだ。形勢逆転しエイ華が公孫エンを斬ろうとしたその剣をエイ・シは素手でつかみ制止した…。

魏の宰相・惠施はホウ城に向かっていた秦公が行方不明になったという報せを聞き、暗殺者を差し向けたのかと恵王を問い詰める。今秦公が死んでも新たな秦公が現れるまで。それよりも秦の国民が国主を殺されたと怒り団結し、近隣諸国に対する敵対心を煽るだけだ。ましてや魏国は今や立場も弱くなり助けてくれる国はない状況、ここで秦国から攻め込まれた大変なことだと恵王に諫言する。

[第二集]
秦公・嬴駟(エイ・シ)は降服した公孫衍(コウソン・エン)に、任務失敗した今魏に戻っても死刑は免れないと秦国に来るよう説得するが、公孫エンは丁重に断り帰って行った。嬴華(エイ・カ)将軍は帰国することを勧めるがエイ・シは予定通り彭城(ホウジョウ)へと向かう。
途中で魏軍が現れ王の命でホウ城まで護衛すると言う。その夜、魏の地方高官・魏修の屋敷に宿泊することになった。魏国は接待でエイ・シを足止めして盟会に遅れさせて恥をかかせるつもりだ。エイ・シは食事を運んできた魏修の娘・紓(ジョ)を人質にとって脱出。愛娘のために夜通し追って来た魏修に魏軍が後を追わないという約束でジョを解放してやるが、彼女の聡明さと美しさに惹かれたエイ・シは別れ際に美しい佩玉を渡すのだった。

公孫エンは魏軍の軍営に戻ったが、釈明をする間もなく部下たちは皆殺しにされた。その人情のかけらもない仕打ちに絶望した公孫エンは魏国を離れる。

ホウ城に斉、魏、韓、燕、魯の五国の君主が集い、盟会が始まる。魏・斉・秦の三国が王を称するための儀式が始まるが、秦公不在のまま終了。その直後にエイ・シが到着。魏の恵王は秦公は王になりそこねたとあざ笑い、エイ・シは魏が暗殺を企て到着を遅らせたと告発し、舌戦が繰り広げられる。緊迫したその場を斉の威王がなだめてなんとか収まった。

[第三集]
魏恵王は秦に執着しているが、今この情勢で秦と戦になれば国が傾く…魏の宰相・惠施は秦との関係をなんとか修復しようと秦公・嬴駟(エイ・シ)に面会する。刺客を放ったのではなく山賊の仕業だと釈明し、そして秦公が魏修の娘に興味を持っていると知って彼女を輿入れさせようと持ち掛ける。エイ・シは快諾するが、盟会を魏に妨害された事は絶対に忘れないと告げるのだった。

魏紓(ギ・ジョ)は恐ろしい目に遭ったものの、佩玉を眺めては秦公の事を思い返す毎日だった。だがある日突然父が連行され投獄される。そして惠施がやってきて、父を助けるためには秦公に嫁ぐしかないと言う。次に彼女が連れてこられたのは魏王の元。恵王は彼女に宝石箱を手渡す。その底には短剣が。恵王はこれで秦公を殺害するように、でなければ父の命は保障できないと彼女に囁く。

秦への帰路でエイ・シの一行は人が倒れているのを発見。それはまぎれもない公孫衍(コウソン・エン)だった。助けられた彼はエイ・シの再度の説得に応じ秦国へ行くことを決める。

秦では杜摯(ト・シ)が水面下で魏国や草原の部族・義渠(ギキョ)と組んでクーデターを謀っていた。エイ・シが魏ジョを迎える婚姻の式典で、ジョは隠し持っていた短剣でエイ・シの胸を刺す。エイ・シは周囲に悟られないよう剣を刺されたまま殿上へ入る。
そこへギキョ族が挙兵したとの報せ。めざとく異変に気づいた杜シは甘龍に事を始めようと促す。甘龍はあまりに手荒で秦国そのものを危険にさらす杜シのやり方に納得はいかなかったが今更後戻りはできない。その足で先公の弟・嬴虔(エイ・ケン)の元へ向かい、エイ・シが刺殺されたため今すぐ君主の座に就くようにと請願する。エイ虔は即座に宮殿へ。君主は面会謝絶だと扉の前に立ちふさがるエイ疾にエイ虔は剣を抜く。



――秦国――
[A] 恵文君(嬴駟/エイ・シ
秦の君主。恨みを忘れず根に持つ性質で、商オウの新法は高く評価しているものの、かつて自分を処罰した本人を即位後すぐに処刑した。
[B] 嬴疾(エイ・シツ)
秦の上将軍。エイ・シの異母弟。樗里疾(チョリ・シツ)とも呼ばれる智将。
[C] 嬴華(エイ・カ)
秦の将軍。エイ・シの従兄弟??(エイ虔の息子??)ともかくかなり近い血縁のようだ。
[D] 甘龍
秦の太師。先々代・献公から仕える老臣。商オウの新法で不利益を被った貴族ら保守派のリーダー。
[E] 杜摯(ト・シ)
秦の太夫。甘龍と共に新法を排して献公時代の旧制を取り戻そうと画策している。
[F] 嬴虔(エイ・ケン)
秦の太傅。エイ・シの伯父で養父。かつては大将軍だったが、エイ・シが小さい頃に殺人を犯した際に連座で鼻削ぎの刑に処され隠居を余儀なくされた。

――魏国――
[G] 恵王(魏罃/ギ・オウ
魏の君主。かつては覇国として勢力を誇示してきた魏も、斉に大敗し秦に攻め込まれ傾きかけている。だが彼は覇者としてのプライドが強く、秦や斉に屈する姿勢は取れない。
[H] 惠施
魏の宰相。国の危機的状況を把握しておりプライドの高い恵王の暴走を食い止めるのに必死。
[I] 公孫衍(コウソン・エン)
魏の将軍。中原にその名を知られる智将猛将で"犀首(せいしゅ)"とも呼ばれている。
[J] 魏紓(ギ・ジョ)
魏の地方高官・魏修の娘。

* * * * *

主人公エイ・シは一見傲慢なワンマン君主だけど実はいろいろ考えてるんだよという描き方。でも笑い方は意地悪だし痛烈な皮肉ばっかり吐くしおよそ主人公らしくない。(そこがステキだけどw)
主人公がこんな性格なので、正統派で義理堅い公孫エンがとても格好良く見えるのねー。


→インデックス
大型歴史大河ドラマ第二弾!

「大秦帝國之縦横」(2012年 監督/丁黒 主演/富大龍、喩恩泰)
全51話

『大秦帝國之縦横』 DVD 17枚組
 !中国語字幕!
Quick China

「大秦帝国」の続編。原作の第二部「国命縦横」を元にしたドラマ。なので「大秦帝国 第二部」ともいうらしい。日本語字幕版が作られるまで待てない(というか視聴率によっては制作されないし…)ので中国語で見始めました。第一部を中国語で見直した成果もあって比較的早く内容入って来るかな。それでも何回か見直さないと理解できないけど。

前作は画面が地味だったけど、今作は結構華やかになってて、演出も今どきのドラマらしく堅苦しさがゆるんでてとっつきやすくなってる。そしてキャストが、イケメン揃い!(*´Д`)=з
主人公・嬴駟(エイ・シ)役のフー・ダーロン(富大龍)がやばい。日本の歌舞伎界にでもいそうな美男子!!前作のエイ・シはなんか老けてる上に頼りなくてイラッとしたものだけど、今作の彼は全く別人。若くしてやり手の策士家そして野心家、正直主人公としては邪道な、ちょっと性格悪いキャラクター。おもしろすぎる!!
今作は恋愛描写とか若干女子向けな演出かもしれない。

前作とは全く別物としてスタッフも一新されてて脚本も原作者じゃない人が書いてる。
物語自体もリセットされてる。自害したはずの龍賈が健在だし。
でも面白い事に甘龍と魏恵王は同じ役者さん。同じ人であっても衣装や髪型が違うから、よく似てるんだけど別人?と最初首をひねってしまった。

あらすじを書きながら見て行ってます。ただ細かい部分は理解できてないので間違いもあるかもしれません。あまりに話がややこしいので「史記列伝(一)」(岩波文庫)を参考にしました。ただこのドラマは史実を題材にした小説(フィクション)が原作なので、史実は参考になったりならなかったり…。


#1 第1集~第3集
#2 第4集~第6集
#3 第7集~第9集
#4 第10集~第12集
#5 第13集~第15集
#6 第16集~第18集
#7 第19集~第21集
#8 第22集~第24集
#9 第25集~第27集
#10 第28集~第30集
#11 第31集~第33集
#12 第34集~第35集
#13 第36集~第38集
#14 第39集~第41集
#15 第42集~第43集
#16 エピローグ、総括

※追記(2014.12.6)
見てたのがダイジェスト版だったということが判明。本来は全51話ですが全43話に編集されたものを見てました。


史記列伝1 (岩波文庫 青214-1)/著者不明

¥907
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ドラマの人物設定や時系列が史実とはあまりに異なってるので大して参考にならなかった。(2014.12.23修正)




長いものに巻かれろ
「怪侠・一枝梅」でひと際光ってたイケメン、エドウィン・シウ(蕭正楠)の主演作品。

「中華一番!」(2005年 原題「中華小當家」 監督/リー・リクチー 主演/エドウィン・シウ)
全31話
中華一番! [DVD]/エドウィン・シウ,ピーター・ホー,押尾学

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日本の料理漫画が原作のコメディタッチのドラマ。なんと共演者に、ヤク中俳優として一時ワイドショーを賑わしたあの押尾学がw
この原作の少年漫画、どっかで読んだことある。画像見たら主人公の少年とヒロインの女の子に見覚えがあった。天才少年料理人が活躍するミスター味っ子的な料理漫画だったはず…。

――四川に住む少年マオはいつか死んだ父のような凄い料理人になりたいと思っていたが実際は料理屋を切り盛りする母をろくに手伝いもせず遊んでばかり。
ある時店に暗黒界の料理人が乗り込んできて母に料理勝負を挑む。そして卑劣な手で彼女を陥れて勝利し店を奪っていった。マオは母の勧めで広東の南鮮酒家へ料理修行へ行く。南鮮酒家のチョウユに弟子入りしたマオ。この町では年に一度餃子大会が開かれる。だが最近やってきた餃子兄弟と名乗るガラの悪い二人組が、街の有名な料理人を次々と襲う。そうして大会に出場させないようにしておいて自分たちが一人勝ちしようというのだ。
餃子兄弟は南鮮酒家にもやってきて暴れた挙句に今度の大会での勝負を挑んでくるが、チョウユは相手にしない。だがやられっぱなしを我慢できないマオは自分が相手になると言い出す――

原作が低年齢層向けだったと思うけど、それに準じてドラマもチビッ子向け。まともに捉えると対象年齢は12歳までかなぁ。でもこの真の面白さはふざけたことを大真面目に演るB級的演出!料理バトル漫画に特徴的なおおげささ、漫画にしかありえないブッ飛んだ調理法や料理のアイデアをアニメやCGを駆使して表現してて、このセンスは好きだぁ!「すごい料理」を追及するあまり、もはや「料理」じゃなくなってるあたりが、少年漫画にありがちw これ原作にすごく思い入れがあって頑張って実写化したって気持ちがこもってる。
物語は勧善懲悪、夢と努力、汗と涙と友情そして恋愛…少年漫画のお約束をきっちり踏んだギャグヒーローもの。料理人には腕だけでなく真心をこめてつくる事が大切なんだよーという教育的なテーマが見えなくもないけど、まー漫画らしいドラマ。最初は修業中のドタバタなどで、中盤からは伝説の調理具を探して旅に出ちゃうんだけど、旅に出てからは行く先々で事件を解決してああよかったねな話が続いてワンパターンでちと飽きる。でも最終回はさすが、抱腹絶倒トンデモなく笑える(°∀°)b  B級好きにはぜひ初回と最終回だけ見てほしい。通して見てるとだんだんこのブッ飛び感覚に慣らされてしまうから…。

エドウィンかわいいね…序盤の蹴っ飛ばしたくなるような甘ったれのダメっぷりはおばちゃんキラー。アイドルだぁ。でも中盤からはごく普通の王道主人公になってしまってつまらん。周囲を固めるキャラが個性的なのでむしろ主人公は地味。これじゃ何か足りない普通のイケメン…。コメディは似合うんだけど先に「一枝梅」を見てしまってるとねぇ、普通すぎてダメ。全然物足りない。
そしてこんなところに「侠骨丹心」の燕燕、あのキュートなホー・メイティエン(何美鈿)ちゃんが、ものっすごい楽しいキャラで出てる。お笑い担当のオトボケで若干おばちゃん入ってる少女ミータン。たれ目が可愛らしいヒロインもステキだけど私個人的にはメイティエンちゃんのが好き好き!変顔が多くて、元はあんなに可愛いのに…とそのギャップがたまらない(〃∇〃)
あ、押尾学は人相の悪いお友達役。セリフは一応本当に喋って演じてはいるんだろうけど吹き替えられてるはず。時々口の動きとセリフが合ってないので。しかしなんでわざわざ日本人を起用したんだろう?原作者が日本人だから気を使って??

主人公の少年の役名は阿昂(「昂くん」「昂少年」みたいなニュアンス)で音としてはアーアンと聞こえるわけだ。でも字幕はたぶん原作に準じてマオ(昴)なのね。ヒロインのトゥトゥ(口へんに都×2)は字幕ではメイリィ、押尾学が演じてるジェチィ(解七)は字幕ではシェル。ややこしいわ!



TSUTAYA DISCAS
2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
この作品は一枚に4話入ってたのでなかなかいいペースで見れた。


中華一番(1) 講談社コミックス―Shonen magazine comics (2238巻)/小川悦司

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原作の漫画。



長いものに巻かれろ