「サカエヤ」のカツカレーとけんちん汁 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

先月は所用で3回午前に御徒町方面へ行った。

その度、ランチはそちらでと決めていて、最初は「さんじ」の焙煎醤油ラーメン、2度目は「花田」の味噌ラーメン、そして今回は何ラーメン?

ラーメン好きなので、まずラーメンが思い浮かぶが、所用場所に行くその前に通ったノスタルジー感あるカレー屋さんも気になった。

用事が済んだ後、一度そのカレー屋さんを見に戻った。

よく見ると凄い!「待ち時間0分」とある!

サカエヤ」と言うお店。

ノスタルジー感を思ったのは、こちらは1970年代くらいに多かった「スタンドカレー」の佇まいですね!

今はカレー屋さんも凝った作りでどこどこ風カレーが数多ありますが、昔はいわゆる立ち食いソバ屋さんのカレー版みたいなスタンドカレーの店がどこにも在りました。

そのシステムの流れで大手チェーンに今の時代あるのは「CoCO壱番屋」や「C&C」だろう。

しかし、こちらの「サカエヤ」さんは“自家製造”と謳っている。

窓にデカデカと貼りだしたメニューを見ると…、

安いじゃない!

今時普通のラーメン一杯¥1,000前後になった事を考えると、とてつもない凄い事!!

決めました!ここでいただきます。

滅多に食べないが「カツカレー(\820)」に、カレー屋さんで見かける事はまずないであろう「(寒い季節限定)けんちん汁(\120)」もいただきましょう。

カレーにとんかつトッピングにけんちん汁付けて¥940ですから、ラーメンより安い。

店内はカウンターのみ10席あるかどうかで、その感じが昭和のスタンドカレー店の佇まいです。

店主と奥様らしき女性店員さんお二人がカウンターの向こうで忙しくされているものの、入店するや「いらっしゃーい!」とお出迎えいただく。

カツカレーとけんちん汁を頼むと、「カツカレーは5分かかりますがよろしいですか?」と「0分」を謳ってる意地なのでしょうか(笑)訊かれるも、そりゃ「問題ないです」と言うでしょ。

さらに「けんちん汁はカツカレーと一緒に出しますか?」と言うお気遣いも。

もちろん「それでお願いします。」と返答。

 

数分後に、けんちん汁が出る。

と言う事はすぐカツカレーも?

それからさらに数分後「カツカレー」が登場。(笑)

カレールーの多い事!

では、いただきましょう。

カツが揚げたてで美味そうです。

カツはとてもしっかりしたもので、カレーのトッピングとしてベストの厚み。

カレー自体もやはりノスタルジーを感じる味。

あの量だとシャバシャバ系かと思うが、それほどでもない。

最初のうちはあっさりで、甘くも辛くも無い絶妙なバランスで味も濃くない印象だが、食べ進んでくとそんな感じが薄れて行くのが不思議。

そして、けんちん汁。

こちらも薄味で、具材も根菜類だけなので、けんちん汁と言うよりは和風根菜スープと言った感じか?

だが、カレーライスの相棒としては、邪魔せずにいてくれる汁物です。

食べ進めていき、後半はカウンター上にある福神漬けときゅうりの漬物(「キューちゃん」?)を合わせてみる。

全て完食。

満腹で額に汗が出て来る。

ごちそうさまでした!

 

入店時、3席ほど空いていたがすぐ埋まり、また数席すぐに食べ終えた客が立ち上がり、するとまた程なくしてお客が来店する、と、そんな感じのルーティンで回転率もとてもいい。

「サカエヤ」さんは「新御徒町」駅から、それこそ「0分」の場所にあります。