「STARDOM in KORAKUEN 2023 Nov.」観戦~PART2~ | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

前スレッドの続きで女子プロレス「スターダム」の後楽園大会観戦記。

 

実は、ここんとここの団体は問題多発で、社長交代劇が発表されたばかり。

この日も、新社長がリング上から第1試合前に挨拶を行なう。

まず、怪我などでの欠場者が多数。

さらに、地方大会の会場借用時間を間違え、昼興行がほぼ夜興行になったり、海外試合のある選手の渡航手続きを怠っていたり…、なまじ群を抜く右肩上がりでの成長がゆえに、選手及びスタッフに無理がかかってしまったようだ。

本大会も、「ワールド・オブ・スターダム」チャンピオンの中野たむ選手、団体の顔である岩谷麻優選手、ビジュアル人気の高いなつぽい選手、最近はヘタレキャラが染みついた鹿島沙希選手、そして新人の水森由菜選手(「コズミック・エンジェル」が全員欠場!)、さらに下手したら鈴季すず選手も欠場の可能性もあった状況。

後楽園ホールという「スターダム」にとっては小さい会場かも知れないが、一応、首都東京での興行もあり、この日しばらく欠場中だった林下詩美選手と上谷沙弥選手を急遽復帰させる事に。

さらに、業師スターライト・キッド選手も欠場からちょっと前に復帰したばかりで、実際どうなのか?

非常に危うい大会となったのです。

 

18時30分ゴングだったが、行きの車内で第0試合を18時15分から開始の報を知る。

この日は同行する方が18時15分過ぎに会場着との事だったのでやや焦る。

結局、18時25分頃に会場入り。

第0試合の真っ最中。

今回はこんな感じで観戦。

第0試合は、新人の弓月選手と若手の吏南選手のシングルマッチ。

もちろん先輩の吏南選手の勝利。

 

ここで、前述の新社長あいさつがあって、この日の予定カード開始!

この日のカードは、

【第1試合】

妃南(Queen's Quest)vs フキゲンです★(大江戸隊)

【第2試合】3WAYマッチ

HANAKOvs 安納サオリ(COSMIC ANGELS)vs 天咲光由(Queen's Quest)

【第3試合】6人タッグマッチ

葉月&羽南&飯田沙耶(STARS)vs 刀羅ナツコ&スターライト・キッド&琉悪夏(大江戸隊)

【第4試合】ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦進出トーナメント1回戦①

白川未奈(Club Venus)vs 渡辺桃(大江戸隊)

【第5試合】ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦進出トーナメント1回戦②

舞華(Donna del Mondo)vs 壮麗亜美(God’s Eye)

【第6試合】

テクラ(Donna del Mondo)vs スカンジナビア・ハリケーン

【第7試合】タッグマッチ

朱里&MIRAI(God’s Eye)vs ジュリア&桜井まい(Donna del Mondo)

【第8試合】林下詩美・上谷沙弥復帰戦 6人タッグマッチ

林下詩美&上谷沙弥&AZM(Queen's Quest)vs 鈴季すず&星来芽依&メーガン・ベーン

【メインイベント】ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦

第4試合勝者(=渡辺桃)vs第5試合勝者(=舞華)

という組み合わせ。

 

第1試合は、コミカルヒールのフキゲンです★が妃南選手を翻弄し、5分足らずで終了。

 

第2試合は、新人のHANAKOと天咲が、中堅の安納とどう絡むのか?

ゴングとともに三者窺いながらの緊張感ある間合いが続いたが、突然、天咲選手がリング上で「ちょっと待って!気づいた。(みんな)関西出身じゃない?」と言い、試合中断。

HANAKOに「どこ?」と訊くと「京都です」。

今度は安納に尋ねると「滋賀」との答え。

ついでにレフェリーにも聞くと「東京都世田谷区です」と答える。(笑)

ちなみに天咲は「京都」出身。

で、京都出身の二人で安納選手に攻撃をしかける。

しかし、それなりに修羅場を潜っている安納選手。

めくるめく攻防戦を制して勝利!

 

第3試合は、いわゆる正規軍とヒール軍の3対3のタッグマッチ。

チーム「スターズ」の葉月、飯田、羽南が「大江戸隊」の刀羅ナツコ、スターライト・キッド、琉悪夏を迎撃。

しかし、ヒールは反則を上手く駆使し、優位に展開していく。

今回興味を持ったのは、力士型の風格の刀羅と小柄ながら超マッチョの飯田の対戦が良かった!

この2人の無制限NOセコンドマッチを是非観たい!

試合は「大江戸隊」が狡猾な連携で勝利。

 

第4試合は「ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦進出トーナメント1回戦」の白川未奈vs渡辺桃。

第5試合が、同じく舞華vs壮麗亜美。

こちらは前スレッドですでに記しているので省略。

 

第6試合は、外国人同士のシングルマッチ。

スターダム・マットでも馴染みとなってきたテクラ選手と、今シリーズ初参戦のスカンジナビア・ハリケーン選手。

マーシャルアーツの選手だったらしいと言うスカンジナビア・ハリケーンに興味あり。

表も裏も全身彫り物だらけ!

どんなファイトなのか?

確かに蹴りを多用したり極め技的なものも使用するが、場外へダイブしたり。ルチャ系の攻撃も見せる。

引き出しが広そうな選手だが、まだ攻撃の迫力が不足か??

試合は、終盤テクラが場外エスケープするや、ハリケーンが場外にトペスイシーダを決行。

ここで場外戦でのエルボー打ち合いから、ハリケーンが胴締めで絞め上げてる間に20カウントが入り両者リングアウト。

今時、リングアウト・ドローって珍しいなぁ。

 

第7試合は、朱里&MIRAIvs ジュリア&桜井まいのタッグマッチ。

試合前に、自称貴婦人の桜井選手が富士そばとコラボ(?!)した案件を客席からいじりのコールが起き、何か緩やかな雰囲気に。

しかし、いざ試合が始まると、スターダムの元祖マーシャルアーツ出身レスラーの朱里の蹴りや、負けん気の強さは団体一のジュリアの攻防は迫力とキレが違う。

先のスカンジナビア・ハリケーン選手は、朱里率いる「God's Eye」に入って欲しいね。

あと、MIRAI選手も安定のファイトが身について来た印象。

本大会では5人欠場で2人復帰戦という中で、このMIRAI、壮麗亜美、鈴季すずの3人の成長と存在はとても大きいと思う!

試合は、朱里とジュリアが元は同門同士と言う事もあってか、激しいやり合いが場外南スタンド席にまで及んで展開される中、リング内でMIRAIが桜井をラリアットで葬り勝利。

 

第8試合は、しばらく戦線離脱していた林下詩美選手と上谷沙弥選手の復帰戦となる6人タッグマッチ。

この2人にAZM選手が加わり、外様で参戦してきた鈴季すず選手、星来芽依選手、メーガン・ベーン選手と交戦。

復帰した2選手を応援したのですが、最近気になるのが鈴季すず選手なのです。

彼女は、とても器用で、持久戦もコミカルゲームも、やるのもやられるも上手い。

見た目はおばちゃんぽくもあるが(失礼!)がまだ21歳くらいで、スターダム参戦前にはガラスや画鋲を使うデスマッチもやっており、血だらけの額で試合をした経験も。

もう、メインもワキも見事に出来る。

それは、先日観戦したクリス・ジェリコに通じるような器用さを持っている気がする。

まさに、鈴季すずは“日本のクリス・ジェリコ"と言っても良いのでは?と思っているほど。

「スターダム」もそうだったが、鈴季選手がいた「アイスリボン」と言うこれまた偏見で申し訳ないが小学生女児同士のプロレス興行などやっていた団体だったので、どうにも触手が伸びずにいたのだった。

大いなる反省とともに、スターダム・マットの鈴季選手の今後の活躍に期待したいところなのです。

さてさて、試合はと言うと、その鈴季と上谷のやり合いが多かったか?

そしてまだ上谷は負傷箇所が完全ではなさそうな気もした。

林下選手はそんな雰囲気は無かったので、完全復活と言えるかと。

そんな両軍の意地を最後まで通した展開で、結局フルタイム・ドローの結末となりました。

 

そして、最後のメインイベントは、第4試合勝者の渡辺桃vs第5試合勝者の舞華の「ワンダー・オブ・スターダム」新王者決定戦ですが、こちらもすでに前スレッドで記しましたので省略いたします。

 

思えば、仕事でお世話になった方と結局友交を温められて、互いのプロレス好きの話から今年3度(1度目2度目)もこの「スターダム」後楽園大会を観戦する事になったのは、自分でも驚き。

と、ともにやはりこの団体が人気なのも理解出来ました。

冒頭に記したように、勢い付いて無理無茶が問題を引き起こしているので、来年はそこもきちんと精査して、よりプロレス界の発展に力を与えて欲しいと願うばかりです。

 

ps)帰りのエレベータの中で、かつての全女ヒールのクレーン・ユウ(元)選手と一緒になった!!(笑)