一昨日、六本木の「ビルボード・ライブ」に久しぶりに行った。
思えば、2014年のメイシオ・パーカー以来9年ぶり?!
で、今回は歌う俳優のベテラン「中村雅俊」である。
テレビ埼玉と東京MXテレビで現在「俺たちの旅」が再放送されてて、ついつい生のカースケ(=中村雅俊)を見たくなりまして、ハイ。(笑)
サポートメンバー(p、g、vl)の3名がステージに着くと、なんと中村雅俊が2階席から登場!
白のスリーピースに白の革靴と白一色で胸元にはスパンコール系がキラキラ。
「俺たちの旅」のカースケとは真逆の感じの中村氏。
でも、背も高く、太ってもいないし、足も長い、70歳代にはとても思えない。
1曲目は「アローン・アゲイン」という曲でスタート。
サポートは3名いるが、さらにバックトラックでリズムやベース、等は打ち込みになっていた。
あと、本人のマイクの音量小さくないか?
ご本人も声は出てると思うのだが、楽器やハモよりも本人の声が前に立っていない…。
席がカジュアル席と言う一番上の安価なところだから??
でも、メイシオ・パーカーの時は同じ場所でしっかり聞けたのだが、PAの腕だろうか…。
あと左側にいたおっさん2人組が終始ずっと雑談して耳障りだった…。
この方、俳優さんではあるが、なんか昭和のフォークシンガーみたいに1曲終わるごとに話が入る親しみやすいパーソナリティー。
最初のMCでは、来年デビュー50周年を迎えるのだが、自分のデビュー作は何か?と言うことに1つ思うところがあり、観客に訊く。
これまで1974年4月7日放送開始のドラマ「われら青春!」で主演したのがデビューとなっていたが、実はテスト的にその2か月前「太陽にほえろ!」でゲスト出演していて、事実上ではこちらがデビューではないか?と。
(当ブログでもその「太陽にほえろ!」の回について記しました。)
で、観客の拍手の多さで決めることにした、と。(笑)
結果、「われら青春!」デビューと決まりました。
続いて、ここまで来れたことに感謝してと「君がいてくれたから」という曲へ。
そして、3曲目~4曲目に現在再放送中のドラマ「俺たちの旅」から主題歌「俺たちの旅」とエンディングテーマ「ただお前がいい」の2曲が来ました!
ここでの話は、中村氏の周囲でちょっとした「俺たちの旅」ブームだと。
再放送もそうだが、脚本家の鎌田敏夫氏と少し前に会った際に「俺たちの旅の50年後やりたいんだよ!」と誘われたらしい。
是非、実現して欲しい!
5曲目は「ウィスキーの小瓶」と言うみなみらんぼう氏のカバーだが、ひょっとしたらこれがデビュー曲になった可能性があったらしい。
学生時代に歌手としてゴダイゴの事務所の社長にスカウトされ、各レコード会社に売り込むも全て断られたそうな。
そう言って本当のデビュー曲であり、デビュー作とこの日認定された「われら青春」の劇中歌で、さらにはミリオンヒットになった「ふれあい」を歌うのだが、この曲が映画「シエルブールの雨傘」のテーマ曲に似てるのでは?と言う事で、イントロを「シエルブールの雨傘」のメロディを引用した「シエルブールのふれあい」。(本人談)
ここで、出身地の宮城県女川市の話から、東日本大震災で大打撃を受けた際、ジャッキー・チェンの呼びかけでチャリティーに参加した時に、香港で作られた歌で東北出身の宮沢賢治の有名な詩に曲をつけた「無懼風雨(雨ニモ負ケズ)」、そして「ワスレナイ」と続く。
9曲目で、この日唯一?アップテンポなナンバー「だろう!!」を披露。
続いては、あの「恋人も濡れる街角」だが、この曲の舞台は横浜で歌詞の「横浜」を公演先ごとにその土地の名前にすると超ウケる!と。(笑)
ただ、ここ東京で「東京」と歌ってもつまらない、六本木だとメロにはまらないので、どうしよう?と問いかけて、客席から故郷の「女川」案が出て東京は六本木ながら「女川」バージョンの「恋人も濡れる街角」となった。
そして本編最後に「余韻」と言う曲で締めた。
アンコールでは、デニムの上下(でも「俺たちの旅」の感じと違い、高そうなオシャレなヤツ)に白のパーカーで登場。
ブルースハープを吹きながら「涙」と、最後の最後にドラマ「俺たちの勲章」の劇中歌「いつか街で会ったなら」で公演終了。
歌う俳優も数多いるが、加山雄三が第一線から退いたので、中村氏がリードしていって、福山雅治、菅田将暉、北村匠海、らとそのバトンを渡してほしい。
以前「俺たちの旅」、「ただお前がいい」は貼ったので、今回はデビュー曲の「ふれあい」と、「恋人も濡れる街角」を。
ちなみに年末に同じ六本木のEXシアターでライブやるとの事です!