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ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

キャリア・カウンセリングにおいて、カウンセラーに求められる基本的な心構えは、

「自己一致」「無条件の肯定的配慮」「共感的理解」と言われています。

 

・自己一致 (congruence)

聴き手がクライエントに対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認するようにしましょう。

 

・無条件の肯定的関心 (unconditional positive regard)

クライエントの話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴くようにしましょう。

 

・共感的理解 (empathy, empathic understanding)

話の内容をクライエントの立場に立って、クライエントの気持ちに共感しながら理解しようと心がけましょう。

 

真摯、無評価、共感がキーワードですね。

ピグマリオン効果(pygmalion effect)とは、教育心理学における心理的行動のことで、他者から期待されることによって、学習や作業などの成果が上がる現象のことを言います。

 

最近のモチベーション理論においても様々な研究が行われており、マネジメントにおいても多くの効果が期待されています。

 

ピグマリオン効果に関する実験

1964年、サンフランシスコの小学校で、担任にある名簿を見せ、この名簿に記載されている児童は検査の結果、今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えました。

しかし、実際はその名簿は無作為に選ばれた子供たちの名簿でした。

その後、担任は子供達の成績が向上するという期待を込めて、その子供達を見ていたところ、実際に成績が向上していきました。

この実験では成績が向上した原因として、担任が子供たちに期待のこもった眼差しを向けたことと、子供達も期待されていることを意識し、その期待に応えようとしたことで成績が向上したと主張されています。

 

ピグマリオン効果の発揮方法は

・心から期待すること

・言葉で伝えること

・目標を与え、達成させる

・裁量を与える

などが考えられます。

ビジネスシーンにおけるフィードバックは、

「業務などの行動に対して、口頭や文書などで評価結果や改善点などを伝えること」

「「目標」と「実際の結果」の差異等、ありのまま事実を伝えること」

 

問題解決や成長促進といった目的を達成するために、相手の行動について評価し軌道修正やモチベーションの向上につなげる役割があります。

 

フィードバックの方向性として2つあります。

「改善」のフィードバック・・・間違いや誤りに対しての修正などは、相手のためでもあります。相手をより良くするための注意やアドバイスを、事実ベースで伝えます。

 

「強化」のフィードバック・・・行動を肯定、承認したりほめるときは、相手の存在を肯定的にとらえ、それを言葉に出して伝えたり、態度で示して、認めるようにしましょう。

 

フィードバックを行うことで、

・自己認識の向上・・・他者から客観的な事実を聞くことにより「できている/できていない」という 自己認識をすることができます。

・緊張感の持続・・・他者から見られている、ということを意識することで、業務における緊張感を持続させることができます。

・安心感の醸成・・・他者からの関心を認知することにより、自分は放置されていない、という安心感を得ることができます。

 

※今回のおぼえがきは、株式会社JBMコンサルタント様の資料を参考に作成させていただきました。

 

なお、フィードバックはしっかり時間を取って行った方が良いでしょう。

積極的傾聴法(Active Listening)とは、臨床心理学者カール・ロジャーズ博士が提唱したカウンセリングやコーチング技法の一つです。

 

カウンセラーが必要に応じて質問したり、言葉を添えたりしてクライエントの本心や思考を引き出すことで、より深く理解するためのコミュニケーションスキルです。

クライエントの発言を肯定したり批判したりせず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景を無条件の肯定的な関心を持って聴き、共感的理解を示します。

 

このような対話を繰り返すことで、クライエントは自分自身の考えを整理することができ、納得のいく結論や判断にたどり着くようになります。

 

積極的傾聴の実践で、相手との信頼関係を築けるだけでなく、クライエントは気持ち良く、多くのことを話してくれるようになります。

その結果、自分の考えがどんどん整理されていき、自分の本当の気持ちに気付くことができ、問題解決の答えを自分自身で見つけ出せるようにもなります。仕事における人間関係の構築も可能になります。

来談者(クライエント)中心療法(Person-Centered Therapy)とも呼ばれます。臨床心理学者のカール・ロジャーズ博士が提唱したカウンセリング手法のことです。

 

以下の6つの条件がそろっている状況を作るということです。

①2人の人間が調和した関係(ラポール)状態であること

②クライエントは不一致の状態、傷つきやすい状態、または不安な状態にあること

③カウンセラーはその関係の中で一致している状態、統合している状態であること

④カウンセラーはクライエントに対して無条件の肯定的配慮を経験していること

⑤カウンセラーはクライエントの内的照合枠を共感的に理解しており、その経験をクライエントに伝えようと務めていること

⑥カウンセラーの理解と無条件の肯定的配慮が、最低限にでも、クライエントに伝わっていることクライエントに最低限伝わっていること

一言でいうと、指示しない、クライエント自身を信じて自主性で解決していく支援を行うカウンセリング手法です。

 

ロジャーズ博士は「これ以外の条件は必要ない。もしこれらの6条件が存在し、かつ、それらがしかるべき間、存在し続けるならそれで充分である。建設的な方向に人格が変容する歩みが、結果として生じる」と論じています。「来談者の話をよく傾聴し、来談者自身がどのように感じ、生きようとするのかについて真剣に取り組みさえいれば、カウンセラーは指示や押しつけをしなくても、自ら来談者が気づき、成長してくれる」ということなのでしょう。