Julia Ioffe(ジュリア・ヨッフ)は、アメリカのジャーナリストですが、ロシア生まれで、ロシアの政治家や一般人の思想や感情などに詳しい人です
ユーチューブ動画を見ているうちにたまたま現れた人にすぎないのですが、学とみ子が彼女に興味を持ったのは、日本人にはわかりやすい英語を話すことと、彼女が預言者のような雰囲気で話す美しい人だからです。

 

最近のJulia Ioffe氏の動画があります。
聞きやすいですし、字幕もでますので、日本人が聞いても興味深いと思います。

Julia Ioffe氏は、女性らしく、かなりずけずけと、ものを言う人です。
上記の動画でも、オバマ元大統領は、プーチンに軽く見られていたと言います。
オバマ元大統領は、弱く、細く、マッチョじゃないし、バナナを食べてる猿に近い黒人だと、プーチンは考えていたと、Julia Ioffe氏は言います。
一方、プーチンは、自身の肉体を誇りに思っていたそうです。

こんな彼女ですから、やはり、過去にはしゃべりすぎてマスコミ界で問題を起こしたこともあるようです。

しかし、上記動画を見ればわかりますが、動画は彼女のアップ映像だけで構成され、人々が彼女の言葉に引きつけられるように製作上の工夫がされています。

美しい彼女のアップ映像だけが流れるという独特なカメラワークで、暗い背景から浮き上がるようなJulia Ioffe氏の姿です。
預言者がしゃべるような雰囲気で、Julia Ioffe氏は言葉をつないでいきます。
彼女の持つ独特のオーラが伝わるように、動画が編集されていると感じます。

若そうな男性のインタビューワーは姿が見えないのですが、そんなオーラを放つJulia Ioffe氏を前に、インタビューワーは、当初、少し遠慮していた雰囲気でした。
Julia Ioffe氏の強い視線で見つめられると、若い男性ならタジタジしてしまいそうですからね。

インタビュー始まってすぐに、Julia Ioffe氏が、「私からしゃべっていい?」と言われてしまって、インタビューワーは少しオドオドしてしまったようでした。
このやりとりを契機に、インタビューワーもタジタジ気分から脱し、気合が入ったようでした。
こうしたお互いの心理状態を想像しながらインタビュー動画を見るのは、視聴者にとっても興味深いですよね。


この動画では、プーチンの問題点が、さまざまに語られます。
また、プーチンから見たトランプ、オバマ氏の問題点が語られます。
プーチンから見たトランプ、オバマ氏の評価は、低いものでした

極端な差別主義者であるプーチンは、オバマ氏に対し、若い、ナイーブ、黒人の3要素を失点とみなしていたと、Julia Ioffe氏は言います。
そうしたオバマ氏の問題点を、プーチンはクレムリンにエコーさせていたそうです。

プーチンは、トランプも重要視をしていなかったと言います。
プーチンは、トランプを尊敬もしていなかったし、ウクライナはひどく腐敗した国であると見なしていました。
プーチンは、アメリカは弱ったと認識し、特に、アフガニスタン撤退時の、アメリカの無様な様を見てました。
そして、プーチンは、ヨーロッパもロシアのエネルギーが無ければやっていけないような状態の国々にすぎないとみなしました。


トランプの登場で、ますます、ヨーロッパは国々を分断させ、NATOの結束も弱めた人と、プーチンはトランプをみなしていました。
こうしたロシアをとりまく状態は、プーチンにとっては、好都合でした。
プーチンは、トランプ政権が誕生するように画策し、その後もトランプ政権との問題化を避けました。


ロシアは、プロの政治家ではないトランプをコントロール下におき、トランプがロシア疑惑で無罪になった時、ラブロフらのロシア高官が複数でホワイトハウスにいき、トランプと嬉しそうに談笑する様子を、米国ニュースは流していました。(このエピソードはインタビューでは出てきません)

一方で、トランプ政権後に登場したバイデン氏は、30年にもわたり、上院議員を経験したベテラン政治家であり、プーチンがコントロールできない人でした。
バイデン氏は、オバマ時代の副大統領も務めていたし、外交問題にも精通していました。

しかし、バイデン政権が誕生する時には、アメリカ国内が厳しく二分し、トランブの議事堂襲撃事件もおきました。
何とか誕生したバイデン政権は、超大国として、ロシアだけに専念ができない位、多くの外交問題を同時にかかえていました。

ロシアとの対立を避けるために、バイデン政権は、プーチンを大事に扱って、プーチンがトンデモ事件を起こさないように気を使ったと言います。
アメリカとロシアの間で、定期的なトップ同士の会談を常に続け、プーチンが並外れた行動にでないように、バイデン政権は、プーチンに圧力を働きかけるよう工作をしました。

ここで、記者からの質問がきました。
「では、それなのに、なぜ、プーチンは、ウクライナ侵攻に走ったのか?」でした。
「プーチンはウクライナが欲しかったから」と、Julia Ioffe氏はシンプルに答えました。

プーチンは、大スラブ国家を元に戻した状態に作り直す必要があると感じていたからだと、Julia Ioffe氏は言います。
プーチンは、国民に自由を与えたら、偉大な国家は誕生できないと考える人でした。

プーチンは、フルフチョフ首相やゴルバチョフ大統領は、ソ連の力を削いで国を弱めた人とみなし、一方でブレジネフのやり方を支持していました。
つまり、国民を統制し、国力を強化させ、国民には自由を与えないで置くことが国の発展につながるとするのが、プーチンの信念であるそうです。
国民を押さえつけておくための強力な独裁体制をしいて、国の発展につなげるという体制維持が、プーチンの任務です。

個人の自由を認める民主主義は、国の分断を招き、強力な政権運営はできないとします。

プーチンは、社会のあらゆる階層で個人レベルの紛争がおきる民主国家の争いを見てきました。
プーチンは、国が国民に振り回されているのを見てきました。

差別主義者のプーチンから見れば、こんなバカバカしい体制があるのか!となるでしょう。
選ばれた人間が、国を運営するんだと考えるのでしょう、


最後の記者からの質問は、「今後に心配されることは何でしょう?」であった。

Julia Ioffe氏は、ウクライナ問題が終わる前に、バイデン政権が交代してしまうことが懸念される と言いました。

ウクライナ問題が終わらぬうちに、時期がきてトランブ政権に戻ったり、あるいはトランブでなくてもトランブ政権に類似した政権が誕生したりすれば、ますます、ウクライナ問題は、混沌として解決のつかない問題化してしまうことが懸念されるとのことでした。

戦略核であっても、核攻撃が現実のものとなれば、アメリカは反撃しなければならないと、Julia Ioffe氏は主張していましたね。



ロシアが核をつかえば、アメリカも使うことになるんでしょう。
地球の生命体の全てが不可逆的な危険にさらされますが、ロシアの過激派には、そうした予想力が無いと思いますね。
 

 

先日、コロナワクチン接種後に急死した人がいたことが報道されたが、経過が急速で致死となったらしい。
ワクチン接種の伴うアナフィラキシーショックとして、かなり典型的と思われる。
大変、不幸なことであるが、恐らく、この副反応の方は、数回の接種において感作が成立したのだろう。

アナフィラキシーショックの機序は、完全に解明されているわけではないが、マスト細胞や好塩基球の関与が考えられている。
過去の複数回の注射液中に含まれる何等かの物質(抗原と呼ばれる)に対して、IgE抗体がつくられて、再度、その抗原が体内に侵入した際、マスト細胞や好塩基球が一気に反応して血圧の低下や、気道の狭窄が起きる。
低血圧が重大であれば、そこから回復せず、心停止に向かう人もいるだろう。
低血圧により重大な不整脈を誘発する可能性も考えられるが、これは経過が早い。
一方、声門下での致死的狭窄も併発したかもしれない。これにはボスミンが有効であり、かつ、少し時間がかぜげる。

ボスミンは有効だが、すべての病態に対する万能薬ではない。

なぜ、マスト細胞や好塩基球がこうした反応をおこすのかについては、全貌は解明されていないが、可能性はいろいろ考えられる。
好塩基球の重要性を説く研究者もいる。


マスト細胞は、危険なアレルギー反応の主役と思われるが、本来は、デインジャーシグナルに対し、生体が瞬時に反応できるように仕組まれたものだろう。
マスト細胞の本来の目的は、やはり感染制御であるが、マスト細胞は、他の感染防護のための血液細胞とは、一味も二味も違っているので、今回は少し、紹介したい。




マスト細胞は、胚発生の早い時期から出現し、動物の進化的にも1億年前からの早期から出現しています。
リンパ球、抗体などの関与する獲得免疫が進化、出現する前から、マスト細胞は、生体防御の役割を担って胎生早期に現れます。
そして、血管外の臓器組織に留まり、細胞寿命も月単位、年単位に及びます。


免疫系というのは、生物の存続にきわめて大事である一方で、ヒトにマイナスに働き、病気を起こす元にもなります。
マスト細胞も、感染防御の任務と並行して、アレルギー疾患に関与する重大な細胞です。
アナフィラキシーのような急性の病態から、喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症、鼻ポリープ、などなど、Th2型の慢性の炎症を起こす細胞です。

共に塩基性の顆粒を持つマスト細胞と好塩基球は、両者とも高親和性のIgEレセプターをもち、機能は似ています。
しかし、両者は存在する場所に違いがあります。
マスト細胞が胎生の早期から血管外に出て、局所で増殖分化するのに対し、好塩基球は血管内に留まります。




こうした類似細胞の本当の違いはどうであるのか?なぜであるか?についての学説はあるものの、やはり、解明はされていません。

さらに、ヒトの病気の症状となると、さらなる複雑性が加わります。
いろいろな細胞や物質が関与するヒトの病気では、ひとつわかってきても、次が又、謎になります。

何かが解明したとしても、そこで解決せず、病気の機序ストリーはさらに複雑になっていきます。



当初、日本の石坂博士がIgEを発見したころ(1966年)、多くのアレルギー性疾患の原因が解明したと人々は考え、治療の道が開けたと期待されました。
しかし、IgE蛋白は、アレルギー疾患のたくさんのプレイヤーの一つだったため、治療戦略にはさらなる解明が必要でした。



後になってからの話ですが、石坂博士は、日本の学会講演で、IgE発見発表論文アクセプトまでの裏話を紹介してくれました。

IgEは血液中で微量なため、測定が困難だったのですが、骨髄腫という病気があり、大量にIgE産生をする患者さんがいました。
その人から貴重なサンプル提供があり、IgEの研究が進みました。

しかし、IgE研究は、同時に世界の研究所でも競争的に行われていたため、IgE発見論文のアクセプトまでにはごたごたがあったようです。石坂氏は、論文アクセプトまでいろいろと待たされたそうです。

スエーデンのヨハンソン博士も類似の研究成果を示していて、同時発表となる予定でした。
この時のヨハンソン博士は、IgE測定のためのコマーシャルの検査会社を立ち上げる準備をしていて、そのための準備工作があったとのことでした。
ですから、日本では、単独の石坂博士の業績とみなしています。

ヨハンソン博士の立ち上げたIgE測定会社の名前は、ファルマシア社といい、以後、IgE測定キットは、その会社が世界中の独占的シェアを獲得しました。そして、ファルマシア社はスエーデンを代表する大会社になりました。
しばらく、この会社のキットを用いたIgE測定の成績でないと、論文アクセプトが難しいと言われた時期もありました。


IgE発見当初は、研究室の特別な手技を要したIgE測定法でしたが、どんどん、コマーシャル化が進みました。
日本でも、臨床サイドで広がりましたね。
ハウスダスト(HD)などに対する特異抗体IgEの測定システムも一気にすすみ、臨床レベルで、測定が可能になっていきました。


当時は、IgEを測定さえすれば、アレルギーの病気の多くがわかると信じられていた時代でした。
IgE測定技術が臨床の診療に与えた影響は大きかったですね。
今でも、IgEを測定さえすれば、アレルギーがわかると勘違いする医師や患者さんがいる位です。


IgEにまつわる多くの誤解も世間にまん延しました。
IgEなる数値で、アレルギー疾患が説明できると思われたんですね。
たとえば、IgE値が高いと絶望的であるとか、重症化していくかとか・・・。

しかし、IgEの産生というのは、多くの人で免疫反応の一部として、起きる反応であり、日本では、ハウスダスト特異的IgEを持つ人や杉花粉に対する特異的IgEを持つ人は、人口の半分を超えてきます。
しかし、実際に病気になる人は一部です。

乳児でもミルクや卵白に対して特異IgEを作ってしまう場合が結構多いですが、やがてIgE反応は、子供に症状を起こさないままで消えていってしまいます。

日本でも、外国でも、アレルギー疾患予防を目的に、ハウスダストを徹底的に減らず試みなどが行われました。
しかし、結局、IgEの産生を抑えるということはできませんでした。

このように、せっかく発見され、測定可能となったIgE抗体ですが、すぐには治療と言う面には結びつきませんでした。
IgEの制御の問題というのは、なかなか難しいものだったのです。

まあ、他の多くの病気と同様に、実際の病気というのは、そんなに単純なものではないということなんですけどね。

病気発症し、それが難治化していくためには、たくさんの物質、細胞がからんでくるし、さらにそこに、個人差というのも加わってきて、異なる病気病態となっていきます。


ある人は、病気になりそうになっても、やがて元に戻ったりができるのに、ある人は、戻れなくなる人もいるのです。

病気の主役と思われる物質や細胞が、実はわき役であったり、あるいは関係がなかったりすることもあるんですね。

IgEの発見の後にも、喘息などを中心に、アレルギー疾患を増悪させる好酸球が盛んに研究され、マスト細胞研究も進みました。
そして、モノクローナル抗体がつくられ始め、好酸球、マスト細胞を抑えるための研究知見が、盛んに行われました。
好酸球刺激する作用の強いIL-5を抑える抗体も治験が行われましたが、成績はいまひとつでした。
人間はあくなきチャレンジを続けるものの、病気克服の道は厳しいです。
デュピクセント 一般名 デュピルマブ(遺伝子組換え)がなかなかの成績を出しているが、多種あるモノクローナル抗体開発の途上で、副作用が重篤なモノクローナル抗体もかつてありました。


アレルギー反応の主役である、IgE受容体を高親和的に持つマスト細胞について、少し触れます。
マスト細胞は、CD117(KIT)なる、SCFに対する受容体をもっています。
一般的な血液細胞は分化の過程はCD117を失っていきますが、血中幹細胞状態で、局所に出たマスト細胞は、KIT受容体を持ち続け、これが局所でマスト細胞が長く生存できる理由であるとされています。

マスト細胞の貯蔵顆粒は、すでに産生後蓄えられているヒスタミン、プロテアーゼ、TNF-αと、新たに毎回作られるLTC4、PGD2 TXA2、LTB4などがあります。

マスト細胞は、一旦、活性化して脱顆粒してしまうと、元の機能を回復するのに時間がかかります。
つまり、一旦、アレルギー反応を起こして今うと、顆粒が枯渇してしまい、同じような細胞反応を反復して起こせないことが特徴的です。
つまり、一旦反応を起こしたマスト細胞は、次の日は反応しないという現象があります。



ヒト肥満細胞は、脱顆粒時のプロテアーゼの違いにより、大きくは2つのカテゴリーに分類されます。
①トリプターゼを分泌するトリプターゼ陽性肥満細胞(MCT)、粘膜型マスト細胞 T細胞依存性でステロイド感受性あり
②トリプターゼキマーゼ陽性肥満細胞(MCTC) 結合織型マスト細胞 T細胞非依存性で ステロイド感受性が低い。

マスト細胞は、肺、腸、泌尿器、皮膚など全身の臓器に分布しますが、肺では、9割がMCTです。
喘息肺では、MCT、MCTC共にふえていますが、MCTCが増加しています。筋肉内でMCTCが増加しています。
重症喘息では、このマスト細胞が脱顆粒し、トリプターゼが上昇します。

マスト細胞が放出するトリプターゼは、Th2型のアレルギー反応を増強することがわかっていますが、その同じマスト細胞が、自らが起こした炎症を抑える物質も分泌します。
代表的な物質として、MCTが分泌するカイネースは、IL-13を抑え、炎症を抑える役割を担います。このタイプのマスト細胞を欠損するマウスは炎症が重症化します。

そして、MCT、MCTCは、きっちりと分けられるわけでなく、両者は、お互いに移行できる関係にあります。
臨床的に問題が大きいマストサイトーシスという病気がありますが、これは、MCTCが増える病気です。


こうしたマスト細胞の分布は、最初からわかっているわけでなく、臨床医が重症で難治性の喘息の気道の状態を丁寧に調べて、MCTCが多い事がわかるのです。その理由のひとつに、重症者は、治療薬として、ステロイド剤使用が多いので、こうした結果になっていくのです。
病気の知見は最初からわかっているわけでなく、丁寧な観察を積み重ねて、病気の理解が進むと言う形をとります。

IL-4は、マスト細胞は、活性化して、Th2炎症が進み、喘息悪化につながります。

KITを抑えるモノクローナル抗体による喘息治療のチャレンジスタディ KIA study がNEJM誌に載っています。Cahill KNら。
tyrosine kinaseに対するモノクローナル抗体である imatinib (tyrosine kinase inhibitor) による、重症喘息への治療成績です。
imatinib は、慢性骨髄性白血病の治療や、好酸球増多症、変異KITをもつ消化管のがんの治療に使われる薬です。

KIA study の内容は、下記に示しました。
18歳から65歳の重症喘息の人、1秒率40%以上、メサコリン感受性テストPC20が10mg/ml以下の人などをリクルートしてimatinibで6か月間の治療を行い、1か月後、6か月後の喘息マーカーの推移を見ていきます。

imatinib投与群では、臨床症状に加えて、メサコリン感受性テストPC20、FEV1の改善が見込まれました。
検査値では、トリプターゼの低下とマスト細胞の低下があり、特に脱顆粒していないマスト細胞数が、治療群で低下していました。

IL4Rに対するモノクローナル抗体を使った喘息治療のスタディも現在進行中で行われています。
(説明の一部に、記載の間違えがあり訂正しました。)



KIA study がNEJM誌に載っています。Cahill KNら

Abstract
BACKGROUND
Mast cells are present in the airways of patients who have severe asthma despite glucocorticoid treatment; these cells are associated with disease characteristics including poor quality of life and inadequate asthma control. Stem cell factor and its receptor, KIT, are central to mast-cell homeostasis. We conducted a proof-of-principle trial to evaluate the effect of imatinib, a KIT inhibitor, on airway hyperresponsiveness, a physiological marker of severe asthma, as well as on airway mast-cell numbers and activation in patients with severe asthma.

METHODS
We conducted a randomized, double-blind, placebo-controlled, 24-week trial of imatinib in patients with poorly controlled severe asthma who had airway hyperresponsiveness despite receiving maximal medical therapy. The primary end point was the change in airway hyperresponsiveness, measured as the concentration of methacholine required to decrease the forced expiratory volume in 1 second by 20% (PC20). Patients also underwent bronchoscopy.

RESULTS
Among the 62 patients who underwent randomization, imatinib treatment reduced airway hyperresponsiveness to a greater extent than did placebo. At 6 months, the methacholine PC20 increased by a mean (±SD) of 1.73±0.60 doubling doses in the imatinib group, as compared with 1.07±0.60 doubling doses in the placebo group (P=0.048). Imatinib also reduced levels of serum tryptase, a marker of mast-cell activation, to a greater extent than did placebo (decrease of 2.02±2.32 vs. 0.56±1.39 ng per milliliter, P=0.02). Airway mast-cell counts declined in both groups. Muscle cramps and hypophosphatemia were more common in the imatinib group than in the placebo group.

CONCLUSIONS
In patients with severe asthma, imatinib decreased airway hyperresponsiveness, mast-cell counts, and tryptase release. These results suggest that KIT-dependent processes and mast cells contribute to the pathobiologic basis of severe asthma. (Funded by the National Institutes of Health and others; ClinicalTrials.gov number, NCT01097694. opens in new tab.)


石坂博士のIgE発見までの苦労話や、捏造扱いされたエピソードなどを知りたい方は、この記事が詳しいです。


 

 

 

アトピー性皮膚炎は、人側の変化と、菌の変化があいまって、病気は軽快あるいは増悪していきます。

人は遺伝子が変化しないようになっていますが、アトピー性皮膚炎につくブドウ球菌の遺伝子は変化していきます。

 

コロナウイルスが頻回に遺伝子塩基を変化させ、新種のウイスルをつくりだせるように、人に寄生する菌も同じようなスキルを持つ現象を紹介しましょう。

原核細胞においては、一塩基単位の遺伝子変化が菌の性状を変化させます。

 

今、遺伝子のSNP変異(1塩基多型)が、どの位の頻度で起きるものなのだろうか?が話題になってますね。
どの位の頻度で起きるかについては、一定のものでなく、細胞ごとに多様なんですね。

まずは、細菌についてのデータの紹介を紹介したいと思います。

生命現象の基本として、生命体は、生存に適切な条件を常に探していまず。
そして、基本知識として、生命現象は、多様であることで生存が可能になる基本知識を押さえましょう。
ヒトにおいても、腸内細菌、皮膚細菌叢において、多様性を常時維持していることが健康保持に必須なんです。

多様性が破綻すると病気になります。

今回は、アトピー性皮膚炎を例に考えていきます。

アトピー性皮膚炎では、高頻度で病原性の黄色ブドウ球菌が増殖しています。
皮膚の細菌叢マイクロバイオームの変化が起きています。

健康人皮膚の細菌叢は、黄色ブ菌はそれほど多くはない状態で、ブ菌以外にも、多様多様な無毒性の菌から構成されています。

一方で、アトピー性皮膚炎においては、黄色ブドウ球菌が増えている現象は、かなり以前からわかっていました。
このブ菌の増加は、ADの原因なのか、あるいは、結果なのかが議論の途上でした。


病原性の黄色ブドウ球菌が皮膚で増殖すると、皮膚の一番上にいる、表皮角化層の細胞が黄色ブドウ球菌の増殖を感知します。
ブ菌が増えすぎてくれれば、ホストの免疫皮膚は、ブ菌の排除に開始ます。

黄色ブドウ球菌はフェロモン様の毒素を産生ます。
そうしたブ菌由来の毒度を、皮膚の表面の角化層細胞が感知して、Il-1 IL-16などのサイトカインをだします。
ブ菌由来の毒度は、アラーミンシグナルとして働きます。

次に、その情報は、表皮の下の真皮で待機するマスト細胞に伝わり、マスト細胞はTh2型の反応を起こします。
Th2型の反応は、アレルギー反応に特徴的な反応ですから、アトピー性皮膚炎を持つ人の皮膚ではこの反応が強くおきます。


ところが、こうした人の免疫反応に対抗する生存のためのスキルは、ブ菌側も備えています。
菌側も、菌の生き残りをかけた戦術を持っています。

それがクオラムセンシング(QC)と略と呼ばれる、菌側の感知力です。
英国議会での票により議決が左右されるというところから語源のクオラムが来ているようです。

ブ菌は、Agrと呼ばれる複数の遺伝子群(ACDB)を持っていて、この領域をArgクオラムセンシング(QC)領域と呼びます。
この領域から作られる物質があり、これらを利用して、ブ菌は周りの状況を感知して、自らの増殖速度や性状を変化させることができます。
つまり、ブ菌が自ら作りだす物質を使って、ブ菌は、周りの環境を感知して、ブ菌自らが増える環境にあるかどうかを見るということです。

この感知のための遺伝子領域の近傍には、毒素δトキシンを出す遺伝子もあります。
両遺伝子は、共通のプロモーターで動くため、毒素(δトキシン)の産生と、クオラムセンシング(QC)機能が一体化しています。
ブ菌は、トキシンをだしながら、生育環境を見ています。

トキシンの一種であるδトキシン欠損株を、マウスの皮膚に塗りつけると、δトキシン欠損株は、皮膚に生着できるものの、炎症惹起力は低下します。
つまり、δトキシン欠損株は、ホストの真皮マスト細胞を活性化することができなくなりますので、皮膚に炎症が起きません。
δトキシン欠損株の感染では、ホストのTh2型反応が低下し、OVA(卵白アルブミン)感作能が低下します。
ホストの免疫細胞として、皮膚真皮のマスト細胞が関与しているということです。
こうなったマウスにマスト細胞を補うと、Th2型炎症は復活します。
(Nakamura et al、Nature論文)

少し難しくなってしまいましたが、マウスは野生株のブ菌では炎症を起こしてしまいますが、菌からその毒度産生能を一部を欠損させると炎症が軽快するというストリーです。


ブ菌は、皮膚の外にしかいないことに注目しましょう。
つまり、ブ菌が皮膚の深部まで入らないように、人やマウスの皮膚の細胞がブ菌の増殖を抑えるために、活躍しています。
皮膚細胞が炎症を起こすことで、ブ菌を外に置いたまま、皮膚深部に入れないようにしているのです。

その効率が悪いアトピー性皮膚炎では、ブ菌は増えてしまうので、真皮のマスト細胞が活躍して、炎症が増強するという結果に至ります。

それでは、次に菌側からの生存条件を見てみます。菌はできるだけ皮膚に生着しようといます。
つまり、ブ菌側も、ホストの排除能に打ち勝って、皮膚での増殖を維持する必要があります。

そのために、ブ菌は弱毒化していくことができるのです。
ブ菌が弱毒化していくためには、毒素産生の遺伝子が働かなくなることです。
そこで登場するのが、SNP変異です。
やっと、勉強してきたSNP変異のお出ましというところです。

ブ菌は、QSで自分の増殖程度を見ながら、生育の条件が整っていると、毒素をまき散らして、ブ菌だけが増えるように頑張ります。
ところが、ブ菌は、そうした条件が整っていないと判断すると、毒素産生性を低下させて、おとなしくなっていきます。

こうしたブ菌が持っている感知能力を実験で知るために、研究者は、菌を人工的に改変させて毒素産生能を低下させたブ菌株を作ります。
そして、その低下株の増殖能力と、毒性の変化との関係を観察します。

研究者が、いろいろ実験した結果、ブ菌産生毒素成分のうち、特にPSMαと呼ばれるトキシンが大事であることがわかりました。
PSMαを欠損したブ菌では、マウス皮膚への生着はできるのですが、角化細胞への障害能は低下します。
当然の結果、真皮のマスト細胞への刺激性も低下します。
ブ菌は弱毒化して、生存を続けることができます。

人工的に遺伝子を欠損させて弱毒株をつくって実験した結果、知見が得られました。
しかし、こうした菌の弱毒化というは、自然界でもおきています。
つまり、ブ菌は毒素産生を抑えることにより、ホストの皮膚を刺激することなく、ブ菌自身は生着を続けることができるというわけです。

人間社会でもよくある忖度や、長いものには巻かれる思想と同じに、ブ菌側も変化します。
菌は、その場で生き延びることができるような遺伝子改変をして、免疫機能と闘わず妥協するタイプの菌に変身していくのです。


こうした現象が実際におきているが、アトピー性皮膚炎を発症した子供たちの研究からわかってきています。
その方法論ですが、赤ちゃんの頬についている菌を培養し保存しておきます。
そして、生後 1か月、6か月乳児頬から採取しておいたブ菌の性状と、その乳児が1歳になった時のアトピー性皮膚炎症の有無との関連性をみていきます。

赤ちゃんの頬から菌の遺伝子(SNP解析)をして、SNP解析で塩基の変異をどのように積み重ねているかをみていきます。
すると、6か月乳児からでとれた菌においては、ArgC領域を中心にAgrQS領域にわたり、高頻度で塩基変異が生じていました。

健康小児の皮膚は、ArgQS領域における機能喪失型の菌を誘導できることになります。
そして、この菌に変身していくと、増殖能は低下しています。
アトピー性皮膚炎を発症しない健康皮膚においては、ブドウ球菌の遺伝子変異が誘導されているのです。

一方、こうした現象を、ブ菌側から評価すると、自分だけ良かれのブ菌独占はできなくなるものの、生存は続けることができるようになります。菌が自らの性状を変えて善玉菌となっていくことがわかります。

つまり、言い方を変えると、ブ菌のArgQS領域遺伝子において、高頻度で塩基変異が起き、その結果、ブ菌は、AgrQS領域に負の制御をかけることができるということです。



こうした臨床観察から、乳児において、健康皮膚が獲得されていくる能力は、菌が改変されていく過程と関連することがわかりました。

次は、知見から得られた知識を利用して、アトピー性皮膚炎の治療を考える事になります。

つまり、AgrQS領域に変異のある株を使用して、アトピー性皮膚炎の治療に使えないかの研究が進行中です。
弱毒性のブ菌を利用するチャレンジも行われています。

常在性のブ菌(S.epidermitis, S.hominis)の弱毒株も、ArgQS遺伝子は保有していています。
しかし、常在性のブ菌では、毒素が黄色ブドウのものと異なります。
弱毒菌の産生物質は、黄色ブドウ球菌の産生物質を抑えることがわかったので、弱毒菌の産生物質を治療に使えないかの考えが出てきます。
常在性菌のArgQS遺伝子を利用して、黄色ブドウ球菌のArgQS遺伝子の機能を変化させていこうとする治療介入が、今も行われています。

参考文献
Teruaki Nakatsuji et al.
Development of a human skin commensal microbe for bacteriotherapy of atopic dermatitis and use in a phase 1 randomized clinical trial

ウクライナの立場は、クリミア奪回の正当性の主張か?

2022/04/18

万能細胞 iPS ES STAP

週明けに、ますます、混迷のウクライナ戦争です。

又、この兵器説明の記事も興味深いです。

ゼレンスキー大統領は、欧米からの応援武器を待っているのでしょうか?
もしかすると、東部やクリミア半島も取り戻せると、目論んでいるのでしょうか?

米国も、クリミアを含む黒海沿岸はウクライナにとっての生命線だと言っています。
前回記事のKimmitt氏も、そのような説明をしています。
ゼレンスキー大統領が、戦争を止めないと言ったのは、そうした背景があるかもしれませんね。

つまり、米国もすでにウクライナ勝利がわかっているのかもしれません。
ウクライナ国益のために、クリミアの奪還は必要というような上記の米国元司令官の言葉です。
食料危機回避のための、世界の穀物倉庫としてのウクライナの立場を強調しています。

つまり、ウクライナは、ミンスク合意を翻して、クリミアを含む黒海沿岸の軍事的奪還する事の正当性の論拠を示しているようにも思えます。





相変わらず、ため息さんは、”自分中心の世の中に住む人”が良くわかるコメントですね。

ため息さんです。
>当方のコメントを読んで、謝罪することもなく書き換えています。毎度のことですけどね。


何のために謝罪するんですかね?
何のために、学とみ子が自身の文章を書き換える必要があるんですか?

もともと、ため息批判を書いている学とみ子文章です。
ですから、ため息コメントに応じて、学とみ子は書き換えているわけではありません。
学とみ子は、読み返して、文章を整理しただけです。
学とみ子は、ここまで書いてはため息さんに気の毒と自制しながら文章を書いています。
ため息批判は意味がないから止めようと、学とみ子は考えながらの文章ですよ。


しかし、何か相手に言えば、その相手が動くと、ため息さんは勘違してしまうのでしょうね。
つまり、ため息さんは、自身のアドバイスが相手にとって有用、有益であると勘違いしてしまうのです。

何を今更、therefore、however、becauseの見当はずれの説明なんですかね。
ため息さんは、関係無い説明であることがわからないのです。

ブログメンバーからの困惑に限らず、実生活での周りの人たちも、ため息さんを扱うのに苦労していると思います。

こうした教師に頭を下げて単位をもらわなければならない学生さんは気の毒ですね。



さて、どの文章を、ため息さんは、自身のブログにコピペしないでしょうか?
やはり、”学生さんは気の毒”の文章かもしれませんね。

「追いつめられたプーチンが、限定的な戦略核を使うことについての可能性はどうか?」についての専門家の見解は、「通常兵器と核兵器の使用判断には、大きな隔たりがある」でした。

2022/04/16

万能細胞 iPS ES STAP

相変わらず、幼稚で論拠なく、他人を咎める言葉を並べるだけしかできないため息さんです。

ため息さんのブログは、教え子もアクセスするようです。
そうなると、ため息教師の愚行を、教え子の学生はどのように評価するのでしょうか?
ここは注目ですね。
優秀な生徒は、先生を簡単に超えていきます。

ため息さんは、学とみ子文章をしつこくコピーしているのですが、そのため息先生がコピーしない部分に、当ブログは注目しています。

「オッ、ため息さんは、ここはコピペしたくないのだな」ということが学とみ子にわかって、興味深いです。
今回は、これです。
ため息文章の以下の青字から、見ていきましょう。

>ため息さんは、英語は読むのも、聞くのもも一切ダメだし、日本語だって、少し複雑になると、ため息さんの頭は整理が付かなくなってしまう状態じゃない?
ため息さん幼稚なエセ科学が、ペルドンさんは気にならないの?

実際に学とみ子が書いたのは、以下の紫字です。

ため息さんは、まるで、自身が知識人であるかのようにふるまってるじゃないの?
ため息さんは、英語は読むのも、聞くのもも一切ダメだし、日本語だって、少し複雑になると、ため息さんの頭は整理が付かなくなってしまう状態じゃない?
ため息さん幼稚なエセ科学が、ペルドンさんは気にならないの?

つまり、ため息さんは、前後の文章はしっかりコピペしているのに、紫字の下線部分だけを、ため息さんは省略しています。

さすがに、ここはため息さんはコピペをためらったのですね。
目下と思った相手をバカにして、嫌がらせをすると、どのように返ってくるのか、長く先生をしているため息さんはわからないようです。
社会的な学びが足らないのでしょうね。


話が変わって恐縮ですが、ウクライナ戦争においても、核をちらつかせたロシアからの嫌がらせを止めることができません。
人命がかかっている争いですら、周りが止めることができないのですから、ため息さんの当ブログへの嫌がらせを止めることもできません。
かつては、ため息さんも学者として活躍したのでしょうが、すでに、ため息さんの頭からは、知的能力やチャレンジ精神は失われてしまいました。
そこかしこに、ため息問題点が散らばっているのに、ため息さんは気づけません。

ため息さんは、STAP疑惑に端を発した他人への侮辱を、ため息自らの力で止めることができない状態です。
アルコールを止めることができない!、減らすことすらできない!高齢者と同じ状態です。

ため息さん愚考は、ため息さんが続けたいだけ続けていただくしかありません。
ため息先生を厳しい目でみる第三者が増えていくことは、もうしかたないことなんですね。

ため息さんを相手にするのは、この位にして、当ブログは気持ちを切り替えていきましょう。





ゼレンスキー大統領とのCNNアンカーとのインタビューです。

ロシアの核に脅威を心配しているか?と聞かれたゼレンスキー大統領は、「世界中が核攻撃を心配している。」と答えました。

以前から、ゼレンスキー大統領は、ウクライナのためだけではなく、ヨーロッパ、そして世界のために、民主主義のために戦っていると言っています。


これに関してのもう一つの動画CNNニュースを紹介します。
旗艦”モスクワ”がミサイル攻撃で沈没したのは世界的出来事として大きいようですね。
ロシアは、火事がおきて曳航中に沈んだと言っています。
米国国防省は、当初、ミサイル攻撃で沈没したかは未確認と言っていましたが、その後、ミサイル攻撃で沈没したことを認めました。

CNNアンカーは、旗艦”モスクワ”がミサイル攻撃で沈没は、双方にとって大きな出来事ではないかと、元軍の専門家に聞きました。
そのやりとが記録されたCNNニュースをご紹介します。


戦略核を使うのではないか?で、世界が心配しています。

この動画に登場するのは、元、ブッシュ政権時元軍司令官として活躍した専門家の方です。
Retired Brigadier General Mark Kimmitt 氏です。

CIA Director William Burns warned Russia may use tactical nuclear weapons in Ukraine. Retired Brigadier General Mark Kimmitt discusses the differences between artillery shells and tactical nuclear weapons


この動画で議論しています。

モスクワの撃沈は、士気を上げる効果について、アンカーは、Mark Kimmitt 氏に聞きました。
アンカーは、その前にも、カービン報道官とも話をして、それもふまえて質問しています。

モスクワの撃沈の戦争への影響について、Kimmitt氏は語りました。
モラルと実弾との考え方について、フランスでは、モラルが5で、実弾は1であるという考え方をKimmitt氏は紹介しました。
そころが、Kimmitt氏は、そうでもないのでは・・・とのことです。
Kimmitt氏は、旗艦の沈没に、広報効果はあるが大きな影響は期待できないと言ってましたね。
アンカーは、すこし不満げになり、「なんで?」と聞いていました。
Kimmitt氏は、フォークランド紛争の時に、英国は6隻を失ったけど、勝敗には影響がなかったとのことでした。

アンカーは、聞きました。
西側提供のウクライナへの武器のサプライラインを、ロシアに邪魔にされることはないのか?

これに対して、Kimmitt氏はロシアが、ウクライナ領内のサプライラインを攻撃できていないことは驚くべきことであったとしました。
ロシアのこうした能力からして、武器のサプライラインをロシアが止めることはできないだろうと、Kimmitt氏は言いました。
まして、ウクライナ領外部のポーランド、ルーマニアにおいては、なおさらのことだと言いました。

アンカーは、追いやられたプーチンが、限定的な戦略核を使うことについての可能性はどうかと聞きました。

戦略核の使用については、Kimmitt氏は崖という言葉を使って表現しました。
核の使用の軍事作戦の考え方は、通常兵器との間に隔たりがあるということです。

最後のアンカーの質問は、マウリポウの攻略については、どういう意味を持つかでした。

Kimmitt氏は、これには、大きな意味があるということでした。ここを海路としてロシアが押さえれば、ロシアの勝利であるとしました。

ウクライナ東部から、クリミアを含めたオデッサにかけて、ロシア軍が支配することは、ウクライナにとっては致命的ということでした。
軍事に限らず、農業産物輸出も含めた海路全般のアクセスが、ウクライナから閉ざされることを意味するので、これはウクライナの生命線だということです。
確かに、他国の土地を通らなければ、領土から出れなくなるウクライナとしては、守るべき大事な領土ということのようです。

このあたりは、島国日本とは、考えられないような危機感せまる状況なんだろうと思います。
だから、東部の戦争は終わらないのかもしれません。




しかし、動画についているコメントを見るのも、なかなかおもしろい。


Gordon Ferrarさんという方がモスクワ撃沈について、反論してます。
フォークランド紛争の時に、アルゼンチンから、”ベルグラノ”が失われて、アルゼンチンの戦意がそがれた過去の歴史があったみたいですね。


残りのロシア艦隊がウクライナを攻撃しづらくなるんですね。


Sean Riceさんという方も、おふざけで以下のコメントを書いている。
沈んだんじゃなくて、潜水艦になったのではないの?(Sean Rice) 



皆さま、内容の記載に問題あるようなら、ご意見くださいね。

自由と民主主義を守るための元英国首相 トニー・ブレア論

2022/04/14

万能細胞 iPS ES STAP

ポーランド、バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の大統領がキエフを訪問したとの記事です。

この記事によると、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領は
「これは戦争ではない。兵士が民間人を殺害するために送られるなら、テロだ」
と共同記者会見で、ロシアを批判したそうです。

なるほど、そういう言い方は、ロシアにダメージを与えそうです。
やはり、言葉の力というのは大きいです。世界を動かす力を持つんですね。



日本にいても、世界の情報が、好きな時にいくらでも手に入る環境になっています。
それもいくらでも無料です。
この情報が、日本のマスコミバイアスから解放され、世界に直につながる情報であるという点で感激的です。

日本のマスコミは、情報を追っていくと、すぐ有料記事に移行していってしまうのですが、世界は広く寛容です。

動画を見ていると、次々と関連情報がでてきてしまいます。
もちろん、これを追っていけば良いのでしょうが、きりがありませんけど・・・。

もともと、当ブログは政治には詳しくないので、とにかく、自分自身の価値観で判断していくしかありません。
やはり、評価のある大手マスコミ、有名政治家、有名マスコミ人が登場する番組で話されている情報を信用していくしかありません。

今日は、有名人シリーズで行ってみましょう。
今回登場する有名人は、ブレア元英国首相です。ブレア首相は、現役時代に、数回、プーチンに会ったことがあるそうです。
その時は、今のようなプーチン氏ではないでしょうし、映像では、少しテンスなプーチンと、フレンドリーなブレアの映像が出ています。当時のブレア氏は、NATOについて、プーチンに立場を説明する立場であったようです。

西側の追及する自由民主主義は、世界の地政に応じて、長期に維持することの重要性をブレア氏は動画で訴えています。

一世を風靡した人は、いつまでもクオリティを保っています。

では、覗いてみましょう。
ソースはエコノミストです。">ソースはエコノミストです。
タイトルは、War in Ukraine: The Economist interviews Tony Blair | The Economist


The Economist

Tony Blair, former British Prime Minister, talks to Zanny Minton Beddoes, The Economist’s editor-in-chief, about the war in Ukraine. He gives his opinions on how to deal with Vladimir Putin, the retreat of Western foreign policy and the future of geopolitics.


聞き手は、エコノミストの主任編集人のZanny氏です。
この女性のインタビュアーも、西側マスコミ人特有の早口です。
そして、インタビュー相手の元首相に対し、Zanny氏はきりつけるような感じの話し方で始めました。
特に、Zanny氏は、ブレア氏に優位をとろうとしたのか?イラク侵攻は政治的失敗と断定し、それを指摘しました。
西側のイラク侵攻に対し、国連も違反を指摘しなかったし、これはダブルスタンダードではないか?と、ブレア氏に噛みついたんです。

しかし、女性インタビュアーは、結局は、ブレア氏に敬意を払っている様子て、最後の〆の言葉は、「あなたの言う通りよ」でした。
西側の自由民主主義は、世界の人にとってハッピーなはずのものと、ブレア氏は確信しているんですね。
短期的な失敗にめげることなく、長く追及すべきものとのことでした。



Zanny氏の質問は、
「プーチンは、改革者として、ロシア社会が進化することを期待され登場したけど、彼はどうでしたか?」でした。

Zanny氏が、ウクライナ侵攻は、西側へのウエイクアップコールであったと言っていますが、これに対して、ブレア氏は、ここ数10年にわたり、ウエイクアップコールは続いていると言います。
民主主義と自由を守るためのウエイクアップコールの状態であると、ブレア氏は言います。
しかし、西側はどうしたらよいのかについて、自信を失っているようだとも言っています。
西側は、状況に応じた、長期にわたり政策を維持することが必要であるし、政策を行き届かせるためには、長い時間がかかるとも言っています。
ですから、自信をもって一定政策を持続させることであるとブレア氏は言っています。


Zanny氏は、米国のアフガニスタン撤退の問題点を指摘しています。
自由民主主義に対抗するものとして、ブレア氏は、昨今台頭してきているポピュリズムの問題点を指摘しています。


こうして、追及的な調子のZanny氏ですが、次は以下でした。

Zanny氏:
西側のイラクへの違法なる侵入によって、西側の信用が低下し、それがプーチンの力を強化させる方に行ってしまったのではないか?

これに対し、ブレア氏は以下にように答えています。
プーチンの立場を強化したとは思わない。
西側価値観は、いろいろトラブルはあったが、介入先の国の独裁政治を終わらぜ、選挙などの民主主義手段を持ち込むことはできたと言います。
アフガニスタン問題に関しては、長く政策をつづけ、人々に民主主義の考え方を与えていくこと大事であるとブレア氏は言っています。

西側の価値観を、再度、他国に持ち込む努力を長期に続け、影響力を維持することが必要です。


Zanny氏:
ゼレンスキー大統領は、ロシアに対して、もっと制裁を望み、もっと武器が欲しいと言っている。

ブレア氏は、これに肯定的です。
現役のジョンソン首相も、「あげるよ、あげるよ」と言ってました。

防衛的武器、攻撃的武器の区別の議論をしても意味がなく、重火器、タンク、長距離ミサイルが必要だ。


ゼレンスキー大統領に対して、どう思うか?を聞かれて、ブレア氏は、以下です。
ゼレンスキー大統領は、勇気ある人でパワフルで人を動かす力がある。
自由主義の旗の元の人である。


ブレア氏は、西側は、長期にわたるウエイクアップコール状態を将来も維持することが必要であると言っています。
西側は、武力をビルドアップし、同盟する必要がある。
西側は自信をもって他国に介入し、西側価値観を維持する努力が必要だ。



Zanny氏:
トランブ氏選出されるかもしれない2024年における米国におけるネガティブな点は?

ブレア氏

米国には米国の判断があり、認めざるを得ない。
どのような米国大統領があろうとも、西側に同盟が必要であることがわかるだろう。
過去はどうであると、米国が西側価値観で団結しなければならないことがわかるだろう。
それについては心配はしていない。


Zanny氏:
インドやアフリカが、西側に同調しなかった理由は?ウクライナに賛成しなかったが、その意味はどういうことだと思うか?

ブレア氏:
インドは、パキスタン、中国と接し、境界を接しているし小規模衝突もあるし、ロシアとの関係が重要視される。
ロシアはアフリカに近づいている。
エクストリーム主義者に影響されるリスクがある。


Zanny氏:
習首相も、ロシアに協調的だが?

ブレア氏
中国の立場を考えると、大国であるからしてリーダーシップを維持しようとする。

将来はわからない。中国の人々が西側のような考え方をするのか?
敵か?味方か?

離婚したカプルのようでセンシティブな問題だ。
離れても、経済、技術とは交流していく。

Zanny氏:
対策がなぜ、うまく進まないの?

西側は、極端主義者に対峙していかなければならない。
ウクライナは恐ろしい出来事であったが、今後の自由民主主義の再評価につながっている。
ポピュリズムの台頭は、自由民主主義に対しての弊害があった。


インタビュアーZanny氏の最後の挨拶は、以下でした。

You are right




お断り
これは、訳ではありません。
ですから、議論に思うことがあったら、もとの動画で確認ください。
なにか、コメントありましたが、よろしくお願いいたします。

それにしても、西側メディアの人って、態度がでかいです。日本も真似したいマスコミ人は多いでしょう。でも、即戦力がないんじゃないかな。日本にも、論客はいるけど、喋りが遅くて無駄な言葉が多い。そして、けなしまくる人が多い。ペルドンさんに、その片鱗を見る。

YouTubeの時代だから、そのうち、喋りが上手で、内容のあるトークのできる人は出てくる事に期待しましょう。







元、お笑いの中田氏のユーチューブ動画で気になったことです。
中田氏のユーチューブ動画は時々見ます。
最近もウクライナ問題でがんばっていますね。
わざわざ、間違っているという発信する人がいるんですね。
政治や歴史に関しては、「諸説あり」が当たり前なのだから、こうした事を指摘は意味ないです。

公開された情報に、間違いはあるかもしれないと思うのは、何事につけて大事です。


中田氏は、トーク技術の天才ですね。ドストエフスキーの「罪と罰」なんか、絶品だと思います。
彼のような人が大学の教官だったら、かなり学生の学習スキルは上がると思います。

この情報の世の中、公的機関ですら、間違った情報を出したりするんですからね。
間違っていることがわかっていても、それが正しいと主張し続ける人もいます。
ペスコフ氏なんてすごいじゃないですか?
他人の理解には間違っている可能性があるのです。
本当に間違っている時と、わざと間違えたるふりをする場合があります。
だからこそ、個人ごとに努力して、間違いを知ると言うのも、学びのひとつであると思います。

STAP事件なんて、ひどい状況でした。
不確定であるにもかかわらず、STAP実験の傍にいた科学者たちから、個人のESねつ造説が意識的に広められたのですからね。

どうしてもっと、米国の姿勢についてつっこんだ質問ができないのでしょうかね?

2022/04/13

万能細胞 iPS ES STAP

一言居士さんがアップした東京テレビ制作のユーチューブ動画を見てみました。
話し手の米国人が優れているので、標準的で良い情報の番組でした。
しかし、一方で、日本のマスコミレベルの限界も感じさせるものでした。

「軍事面で挫折しない限り戦争終結は実現しない」クリントン政権元高官 未公開インタビュー(2022年4月11日)

ここで話している元大統領補佐官のステーブンスパイファー氏は、とてもインタビュー慣れした方です。
ノンネイティブで、インタビュースキルの低い日本人相手に、標準的な大事な米国の考え方について情報提供してくれています。

インタビューしている日本人の英語はいまひとつでした。
これなら、自動で英語をしゃべる機械を使った方が良いです。
日本にいて英語を勉強した人は、どうしても日本語発音の英語です。
しかし、英語発音にこだわる必要は無いですし、ネイティブな知識人なら、外国人のかなりのひどい英語発音でもキャッチしてくれます。

政治に関する話題は、まず事実があり、そこを基本とした常識的な会話になるはずですから、日本人風の英語発音で十分なのです。
むしろ、聞き手が日本人の場合、ネイティブの話す英語をしっかり聞く力、さらに、聞き取った内容について質問できる力(英語で考える力、あるいは、日本語で考え、それを即時に英語に置き換える力)が必要です。

このインタビューでは、一見、はなしあっているように見えるだけで、実態は、一方的に日本人から独立的な質問がだされ、それに対して、パイファー氏が個々に答えているだけです。
質問に対する答えから、次の新たなる質問につながりませんね。
答える側のパイファー氏も、本人がしゃべった話題が、元にもどされてしまうので、すこし、エー、とか、ウーエルと、頭を切り替えているんですね。
相手に、こうして頭を切り替えてさせてしまうようなインタビューの仕方はまずいです。
もし、話題を切り替えたいなら、そう相手にそれを伝えるべきです。

この日本人の方は、ワシントン支局との肩書ですが、まだトレーニングが不十分です。
ワシントン支局のインタビューワーは、パイファー氏に対し、いつも一方的に質問するばかりで、相手の主張に対して、質問するなり、確認するなりの作業ができていません。
東京テレビには、もうすこし対話のキャッチボールのできるインタビューワーはいないのですかね。


この動画は公開されていないようで、ユーチューブだけのようですね。
このレベルだから、ユーチューブだけなんですかね?


英語教育用の商業雑誌に登場する日本人インタビューワーは、もっと、スキルが高いですね。
キャッチボールのできる会話をできる人が日本にすでに多くいます。
日本で勉強した人の英語は、発音はいまひとつでも、きちんと相手の言葉に反応して次の質問ができれば十分なんです。

日本にいて英語を勉強した人は、発音が日本英語でもかまいませんし、もっと大事なのは、その場での理解力が高く、次の質問につなげる能力を持つことが求められます。即座に考えられる能力です。
日本語で考えるにしても、自らが発する英語に考えが反映されなければなりません。

英語力がある人であれば、こうした大事な日本の問題について、テレビに登場して討論番組で活躍したいはずですよね。
人材がいるのに、使わないんですね。肩書だけではどうしようもありません。

政治問題は、情報が多くでているのだから、政治は独学が可能ですし、皆、すでに基本的情報を持っています。
こうした人が多くいるはずですよね。
東京テレビはなぜ、もっと、キャッチボールのできる人を、インタビューワーとして雇わないのでしょうか?

ステーブンスパイファー氏の価値観は、標準的専門家ですから、突飛な事は言わないので、聞き取りは楽なはずです。



また、日本の行動に対してパイファー氏の感想を求めていますが、こういう質問は無駄なんですよ。

パイファー氏と話をして、そつない常識的な人であることがすぐわかるのだから、こうした立場の人に、「日本をどう思うか?」なんて、質問しても意味無いです。
常識的で外交辞令的な答えしか戻ってきません。

どうしてもっと、米国自身の価値観、米国からみたロシア、米国の姿勢についてつっこんだ質問ができないのでしょうかね?
核に対する米国の考えから、ロシアの核に対する評価に対する米国の考え方を、日本人はつっこまないのか?

質問する前に、相手が答えられないと予測できる質問については、質問する側がそうふまえて聞きこむ姿勢が大事ですよね。
外国のインタビューワーはそうしたいますよ。

予め用意した質問を読んでいるだけなので、やりとりが煮詰まりません。
パイファー氏は、核の問題について少し触れそうになりしたけど、それについて日本人インタビューワーがさらに説明を求めるという作業ができませんでした。
パイファー氏は、核に対する日本人の認識に配慮したためか?、どんどん議論を進めるというスタイルをとりませんでした。
しかし、日本人にとって、核をめぐる話題は、タブーでもないし、皆、積極的に議論しています。
この間の、ゼレンスキー大統領の日本向け演説も、核汚染から始まりました。


もう少し、日本人のインタビューのスキルがアップしたら、いろいろ、公開されるようになるのでしょうか?
視聴率の問題で無理なんでしょうか?

日本人の解説では、解説者の個人的思いこみが入ってしまいますからね。


パイファー氏のような元高官は、日本の一般人が核を落とした米国に対してはどう考えるのか?(すごく恨んでいるとか?)の本音がわからないのではないでしょうか?
一般人の本音と言うのは、外国にすむ人たちにはわかりにくいです。
そうした背景があって、米国側から積極的に核問題に入り込まないのではないか?と思います。だから日本人からどんどん核について質問していけばいいのです。



欧米の価値観は、言葉のツールを使って、とにかく自分自身の立場を明確化させるスキルが求められています。

先日の米国女性黒人判事も、議員の嫌がらせをクリアして、ギリギリの投票数で最高裁判所判事が認められました。

今回の国連の安全保障会での拒否権発動においても、拒否権の正当性を主張できないと、拒否権行使ができないとの制度改正準備が米国で進んでいるようです。今後の国連に、望ましい仕組みが出来上がるかはわかりませんが、戦争抑止の仕組み作りは人間の知恵です。人の範となるはずの大国には、その力があると思われていたのが、ロシアが裏切ったんですね。ディベートしなくても良くなると、人は堕落してしまうのですね。ペスコフ氏の嘘が、世界に披露されてしまいます。


拒否権の正当性を決めるのは他国です。自国を正当化するため拒否権を使いたい国がある時、多数の人命が関わる問題なら、拒否権が使えない仕組みが国連に作れると良いですね。国連憲章の改正は、多数決をもって決められるそうです。ところが、それが現実に実行できないのは、やはり「戦争で決着させる!」との最終手段を、人間が捨てないからということのようです。
 

スカイニュースのペスコフ氏インタビュー:クリミアを手放したくないとの、ロシアの主張です。

2022/04/09

万能細胞 iPS ES STAP

英国の放送局 Sky newsに、ペスコフ氏が登場しました。2022/04/08
ライブ動画で、モスクワのペスコフ氏と英国アンカーのやり取りが見られます。

前回紹介したPBSニュースと比べると、初っ端から、アンカー氏とペスコフ氏のはげしい応戦が始まりました。


Thursday 7 April 2022 18:35, UK
Vladimir Putin's spokesman Dmitry Peskov appeared on Sky News and admitted Russia had suffered heavy losses.
In wide-ranging interview, Peskov repeatedly refused to admit any wrongdoing on Russia's part over invasion.
He rejected allegations of a massacre in the Ukrainian town of Bucha as 'a well-staged insinuation' and 'lies'.
Peskov also defended Russia's invasion of Ukraine and described it as a 'necessary special military operation'.


アンカー:
最初から、ロシアの計画はうまくいっていないよね。


このアンカーの質問に応じて、ペスコフ氏が、ウクライナ侵攻を特別軍事作戦と言いました。
アンカーは、少し笑って、「不法なる戦争と言える状態だろうよ!」 と返しました。
そして、「将官6人が死に、大量のタンクが失われ、ウクライナに対する侵害であるだろう。」と言いました。

それに対して、ペスコフ氏は、大規模で重要なる特別軍事作戦であるとくりかえしました。
そして、ペスコフ氏は、ロシア軍には多くの被害が出たことを認めました。
2014年にウクライナに不法な革命がおき、その時、ウクライナに、アンチロシアセンターができました。そこから、NATOが動いてきて、問題が多くなってしまったと、ペスコフ氏は説明を始めました。

そこから、すぐに両者は対立してしまいました。
ロシアの言い分である特別軍事作戦という言葉に、アンカーは嚙みつきましたね。
それからは、ふたりはしばしば、相手の言葉の上に、自身の言葉を重ねるという会話スタイルになってしまいました。
お互いに、自らの主張を譲らないというスタイルです。あるいは、相手の主張をさえぎるというスタイルです。


アンカー氏:
しかし、ウクライナはロシアを攻撃していませんよね。
ロシアは、車両も失い、6人の将官も失ったよね。
どの位、軍の車両をうしなったのでしょうか?
フルスケールの侵入を可能にしないよね。
好意的な交渉にむけて動いていると言っても、その場でさらなる爆撃がくりかえされる状態になっている。

ペスコフ氏;
マウリポウはルガンスク州にあり、ロシア軍によって人々は解放されたんだよ。
8年間もウクライナから爆撃を受けていたんだ。

アンカー:
それでも、大規模な侵攻の理由にはなりません。
マウリポウはウクライナ領土です。
多くの民家があって、ロシア軍は、マウリポウの病院も襲ったよね。
ここを爆撃しておいて、どうしてそれが解放作戦と言えるのか?

大けがをした妊娠した女性が運び出されたよね。この人は、後になって医師が死亡したと報告した。
どの位の市民が死んだと思う?


ペスコフ氏
病院はフェイクだよ。その証拠も持っている。

民間人の被害者数は、ダブルカウントをしているし、フェイクと嘘が日常的にあるから、よくわからない。


アンカー:
ブチャでは、ロシア軍による暴力はないとロシアが発表していたけど、暴力はあったじゃないか?

君のいう事には驚くね~。

たとえば、この町の通りの映像を見てみよう。戦争が始める前は普通の通りだったよね。
ところが侵攻後は、この同じロケーションにおいて、数人の遺体が道端に放置されていてのが映っている。
このボティ(遺体)がある場所を、他の角度からうつした映像があるが、これと比較しても、同じ映像場所であることがわかる。
この時、この地域の周辺を管理してたのは、ロシア軍だ。
ロシア軍が自転車にのった女性を打った映像もある。煙があがって、この女性は死んだ。


ペスコフ氏
この映像を提供した映像会社は良く知っているが、ペンタゴンと近い関係がある。
後から、ロシア軍が去ってから、このように遺体を置いたんだよ。




このやりとりでは、お互いに相手の言葉にたたみかけるように、両者の激しいやり取りがありました。





アンカー:
わかったよ。君は、これを、偽物だというんだね。
次もブチャの映像だけど、エリーナさんは、ヤバランスカ通りを自転車で来ている。
ここにいるロシアタンクが、エリアさんを打った結果で、煙があがっている。
Zの印のあるタンクからの発砲だ。

ペスコフ氏:
これがロシアのタンクだという証拠があるのか?女性を攻撃したとの証拠があるのか?

アンカー:
西洋のメディアは、皆フェイクだと君は主張するんだね。


ペスコフ氏
これはフェイクだ。

アンカー:
全欧州全体でのフェイクだと言うんだね。
西側みんなで、フェイクを作っているというのが君の主張だね。

虐殺されたり暴行されたり光景を見たという証人もいるんだけど。
君たちは、映像会社もフェイクだというんだね
これらの映像は、否定するんだね。

ペスコフ氏
当たり前だ。
君たちは、いつでも、ロシア軍のせいにする。

アンカー:
女性が暴行をうけ、殺害された。
アムネスティインターナショナルも言及している。

ペスコフ氏:
どちらがどう悪いのか?について、精査を要するとの点は、私も同感だ。

アンカー:
ウクライナの検察官は、これらすべてのエビデンスは、ワークライムと言えると言っている。
精査をする前から、ペスコフさんがフェイクというのはなぜなんだ?
まだ、検証されていないのだけど・・・。

ロシアは、国際クリミナルコート ICC に協力する気はあるよね。

ペスコフ氏:
なぜ、ロシアの検察官とも相談するという手順をふまないんだ?
ICCの判断は、認めない。
ロシアは独立した調査機関の裁定を望んでいる。

アンカー:
他の裁判制度の元であれば、ロシアは協力するのか?

ペスコフ氏:
ICCは認めない。トリビューノは認めない。
他に、完全に独立した調査機関はあるか?は、私にはわからない。


アンカー:
虐殺で子供女性が犠牲になった。

あなた(ペスコフ氏)も、ご自身の娘がいるよね。どう思うんだ?
ロシアのスポークスマンとしてではなく、父として、どう思うんだ?


ペスコフ氏:
悲劇だ。
ウクライナとロシアが話し合って、解決しなければならない。

ロシア軍は一般人を攻撃しないです。
ロシアとウクライナで話し合って、解決への道をみつけるべきだ。


アンカー:
英国ジョンソン首相は、関係のない一般人に攻撃しているから、戦争犯罪だと言っている。


ペスコフ氏:
ジョンソン首相は、最初からそんな感じの物言いで、建設的な意見を言う人でない。
ドンバスでは、重兵器によって、ロシア人で殺されてきたんだ。
こうした過去の問題行動に対して、ジョンソン首相は何も言わなかった。

アンカー:
UNの人権理事会からロシアははずされたけど・・

ペスコフ氏:
残念だ

アンカー:
過去のいろいろな事件は、ロシアは、どう関係するのか?
2014年ウクライナはマーレシア飛行機事故に関係した?
シリアにおける生物兵器疑惑
プーチン政敵に対する毒殺疑惑
聖堂での事件

どれが本当なんだ?

あなたは大国の人なのに、その大国のトップいう事を人々が信じない状態になっているが・・・。
リーダーシップをとる人たちが、そうした状態にあるのは、君は問題あると思わないのか?

NATOは東欧で強くなっている。
ドイツは、強力になっている。


ペスコフ氏
NATOはロシアに対抗してきている。



アンカー
もともと、防御同盟だ。そこにフィンランド、スエーデンなどの国がNATO加盟しようとしている。
この意味はプーチンロシアにとって、どういうことだと思うか?

ペスコフ氏:
一方が大きな力となるのはまずいし、バランスをとる必要がある。
核の抑止力の均衡という意味からも、一方の同盟が強くなるのは良くない。私たちは追加の増強を考えなければならない。


アンカー:
核が登場するときっかけとなる Existential threadとは、どうなる状況を言うのか?
NATOの拡大は?
経済制裁は、Existential threadとして、考慮されるか?


ペスコフ氏:
いいえ 経済制裁はExistential threadとは、関係しない。
私たちは長く制裁をうけているから、それでも大丈夫だ。
経済制裁に対して、ロシアは安全だ。
ロシアの技術を高めて、生産性を高めてがんばっている。


アンカー:
最後に聞きたいが・・・。
君たちはウクライナ政権をファシズムと言っているが、君たちロシアも、国家による検閲を強化して、ファシズム化しているんじゃないか?

ペスコフ氏:
その答えは、絶対ノーだ。
そんなことは絶対ない。

この質問はキエフ向きだ。
8年間にわたるウクライナのストリートを見てくれ。ウクライナの行動は、ナチナチの旗などを使用しているんだ。


アンカー
ナチスに近いグループの人たち投票数は、1-2%位だ。
プーチンは、もっと爆撃を続けて、ワークライムを重ねるのか?


ペスコフ氏:
将来のロシアとウクライナを考えてくれ。ロシアの安全保障が大事だ。
NATOが参加してクリミアに問題がおきると、核がからんでくる。三次世界大戦とも関連してくる懸念があると思う。




ペスコフ氏も一生懸命ですね。
最後の切り札である核を持つ国は強いです。

ペスコフ氏は、上司プーチンのミスをすりかえつつ、ロシアの権威を守りたい、停戦したい気持ちが伝わります。
なんとか、解決の道をさぐろうとしている気持ちが伝わります。
なんとか、停戦交渉に進んでほしいです。



EUの女性トップフォンデアライエン欧州委員長がキーフに行きましたね。
この方も美しいですが、心労が大きいでしょうね。
久しぶりにゼレンスキー大統領のうれしそうな顔が見れました。
ロシアの一時期自由主義になったのだから、また、その道を追及して欲しいですね。



上記はペスコフ氏とアンカーの会話は、訳ではありませんので、ニュアンスを読み取ってください。
多少、会話が前後するところがありますので、元の動画を見てくださいね。
会話はゆっくりです。でも、ふたりとも激高しながらの会話なので、聞くのはつらくなりますね。

仲良くするようになってほしいです。

何か修正、追加したいことがある方は、コメントください。

専門家の意見を引用して、ロシアの侵略行為ではないとの側面を説明をするのが、和田氏の役割ではないのか?

2022/04/08

万能細胞 iPS ES STAP

前ブログ記事で、精神科医の和田秀樹氏のヤフーニュースを紹介した。
タイトルは、「プーチン=極悪非道、ゼレンスキー=正義の味方」そんな安直な思考が見落とす重要事実

和田氏はこのように言っている。


”安直な思考が見落とす重要事実”と書かれた記述から、和田氏がウクライナ戦争を語り始めている。
このタイトルは、その後に語られる話の内容と整合性が悪く、このような論理の展開は問題があると思う。

和田氏は、「他人は安直な思考をしている」と見なしてますね。思い付きだけで、持論を主張をしている。高齢男性の抱える問題点が丸出しになっている。和田氏のような人は、ため息さんのように、いつも他人をばかにし、自身は知識人として振る舞う。和田自論のレベルが周りからどう評価されるか?は、自身では見れない。このようにかつて知識人だった人がレベルダウンしてしまう理由は、アルコールの影響が大きいと想像できる。

多くのウクライナ人が死に、まさに残酷な戦争が行われている最中に、「人とは違うこと」を書くことが大事だと和田氏は書く。
そこから、ウクライナに対する自論を和田氏は始めるのだ。

誰かが、”ゼレンスキー大統領が問題ある人”と書くのは問題がないだろう。
しかし、”ゼレンスキー大統領が問題ある”と書く論拠として、”自ら(和田氏)の脳の活性化のため”と和田氏が書く神経は異常だ。
少なくても、現役の精神科医のすることではないと、当ブログは思った。
しかし、彼の動画や、そこで話されている内容を聞くと、この和田氏という人はそういう人なんだなということがよくわかる気がする。

もちろん、和田氏が自論として、”ゼレンスキー大統領が問題ある”と書くのはかまわない。
実際、ゼレンスキー大統領の行動次第で、ウクライナ人がこれほど苦しまなかったことは確かだ。
ゼレンスキー大統領が速やかに外国へ逃げてしまえば、ウクライナはこのような破壊は免れた。
そして、その後のウクライナや近隣諸国は、どうなっていくのかは誰にもわからない。
日本の北海道だって危ないという人もいる。

和田氏の文章の引用である。青字

>これらの本で強調したことのひとつに、前頭葉の老化予防ということがある。前頭葉が老化すると意欲が低下し、足腰や脳を使うことが減っていくので全身の老化が加速するからだ。

前頭葉の老化予防のためにできることに、ルーティンを避けることがある。行きつけの店でない店にチャレンジしたり、普段読まない著者の本を読んだりすることだ。

私が前頭葉の老化予防のために心がけていることは、なるべく人の言わない意見を言うようにすることだ。

人の言っていないことを言うために情報を探すことや、それを表明するためのロジックを考えることが、多少なりとも脳を創造的に使うことになり、前頭葉のトレーニングになると信じているからだ。

和田氏の文章を読む人が、「すでに和田氏が劣化した!」との印象を持つかもしれないと、和田氏は予想できていない。和田氏は、自身を知的パーフェクト人間であると主張してやまない。

和田氏は、和田秀樹チャンネルというユーチューブ番組をもっているようです。

中田孝先生とやらイスラムの専門家との対談のユーチューブ動画を少し見ましたが、和田氏は、マスクのかけ方からして問題ある人だなあと感じる。

この動画は、少なくとも、説得力のある論拠は示していないという気がする。ここに登場する和田氏とその仲間たちは論拠を示すという作業をする気があまりないのだと思う。

自身自身が持つ理論を他人に説得するためには、専門家の示した考察内容を示して、自論をサポートする作業が必要である。
この動画チャンネルでは、和田氏はイスラム専門家なる仲間を呼んできて、専門家とほめあって対談していているにすぎない。
無知なる人を専門家が教えてあげているとの気分でしゃべる出演者ふたりである。


原爆や東京空襲で日本をひどい目に合わせた米国のいう事をなぜ、日本人は聞いてしまうのか?というような和田氏二人の論調です。
和田氏二人は、77年間、米国にひどい目にあわされているのに、なぜ、米国に迎合するのか?と話を持っていきます。
どんなにひどい目にあわせても、戦勝国は、敗戦国に逆らわないというような理論のもって行き方をしていました。

ああ、この和田氏は、とにかく一般的な評価とは違う考え方を持つ自分自身に魅せられているんだということがわかります。
こういう人なら、”前頭葉のトレーニングのために、ゼレンスキー大統領の否定してみる。”という文章を書くことが理解できます。

和田氏は、今テレビでウクライナを解説している人たちは、皆、アンチプーチン派の学者たちだと言っています。

マスコミがそう報道するから、一般の日本人もウクライナ頑張れになるのだと言っていますね。
本当にそうなんでしょうか?日本人は、自らの考えで、マスコミ報道を納得しているんですよね。

和田氏らがいくらアンチゼレンスキー大統領と言っても、和田氏の考えになびく人が少ないのはなぜか?を、和田氏は考えていないのでしょうね。

他人とは違うことを書いてやろうと意気込むなら、それなりの論拠が必要だが、和田氏はそうしたものは示していない。
和田氏は自ら言っていること(青字)すら、矛盾に満ちているのである。

>ロシア=悪、ウクライナ=かわいそうな犠牲者
プーチン=極悪非道、ゼレンスキー=正義の味方

 というような図式が出来上がり、それ以外の意見が言いにくい状況となっている。大量の市民の死傷者が出ているこのタイミングでわざわざロシアの弁護をする必要はない。ロシアの侵略行為は決して許されるべきではない。


和田氏は最初から、”ロシアの侵略行為は決して許されるべきではない。” と書いている。
おかしな論理であると思う。

ロシアの専門家の意見を引用して、ロシアの侵略行為ではないとの説明をするのが、和田氏の役割ではないのか?

これは学とみ子の私見であるが、英米は国力のない国に対して、さんざん小国いじめをしてきた。
英国女王が持つ錫杖や王冠の巨大なダイヤモンド、ルビー、エメラルは、戦前の英国にいじめられないために全世界が英国に差し出した宝石の証拠だ。
アフリカ・アジアや世界の国々が、攻められないようにと、英国にお願いをした証拠だと感じる。

英国の戦前の外国政策は、二枚舌、三枚舌外交で世界を混乱させてきた。
しかし、戦後の英国は植民地の独立を認め、自治の国として、宗主国の座をおりた。
ところが、英国が手放した香港は、人権侵害が起きている。
米国の押し付けた平和憲法は、日本に改正の権限があるにもかかわらず、77年も経った今でも、憲法改正をする気が日本人に無い。
戦争放棄の平和憲法を日本人の多くが支持しているからである。

和田氏は、「米国は日本の占領経験から、何も学ばなかったと思う」と言っている。
米国は、日本を統治して、たくさん、たくさんを学んだでしょうよ。そして、多くの公文書を記録している。
結局、沖縄も返したでしょうよ。

英米は、人間の対立を内部にかかえる経験をしてきた。
そして、今もなお多くを学びつつある国であると思う。
対立をかかえなければ、人は賢くなれないと思う。
精神科医のくせに、そうした発想は、なぜ、和田氏に無いのか?

他国を支配しようとしたことのある国は、それなりの反撃を受け、どうすれば人心を掌握できるかを学んだはずである。
少なくとも、プーチンよりは知っているだろう。なぜ、東欧がプーチンロシアから離れていくのか?の理由は、世界も納得だ。

武力征服した国をどう統治すべきかは、その支配に失敗した経験を重ねた国が一番、ノウハウをもっているはずだ。
そうした意味で、”やはり世界の警察官として、一番信頼できる立場の国は英米である” と考えるのが今の日本の価値観であると思う。

もちろん、そこに反論する人はいる。
反論はすべきであるが、反論を聞いてもらった視聴者から賛同を得るためには、講演をする人側に説得力が必要なのである。

和田氏のチャンネル動画において、和田氏の隣には、イスラム専門家なる人が登場する。
動画を見る視聴者には、彼らの風貌や話し方は、今一つ魅力がないのである。

鼻だしマスクをした和田氏の説明には論拠が薄いし、隣のイスラム牧師かぶれの白いあごひげを生やし、イスラム風のスカーフを巻いた中田孝氏は、目つきや姿勢が悪い。
中田氏は、宗教問題であると言っている。
ウクライナにはカトリック、ロシア正教、ウクライナ正教があるというなら、宗教戦争が起こりようがないではないか?
そのようなウクライナとロシアの宗教観の視点で論じている外国マスコミも無い。
宗教の違いを、プーチンの領土戦争を結びつける中田孝氏の論理は関連性が薄いという。
イスラム教のチェチェンとロシア正教のロシアが宗教戦争だというなら、まだ、意味が通じるが、そうした論点で話される外国メディアの紹介もない。自論をサポートするための理論武装をする気が、和田氏に無いのである。和田氏は、相手を知識無い人間といつも見なすからだろう。

以前の米国メディアは、ロシア人の街頭インタビューをしていたが、今はやっていない。

「マスコミは世論をねじまげる」という視点でしか、和田氏はマスコミをみなしていない。

ロシアでは、プーチン一人の判断で、突然、政府にネガティブな報道をした記者は刑務所行の刑になる法律ができてしまう。
このようなロシアで、一般人の街頭インタビューは無理だ。
しかし、米国メディアは、ペスコフ氏の言い分を放映したりはしている。

つい最近も、F1 レーサーであるとかのオルガルヒの息子(23歳)が、BBCインタビュー番組に登場し、BBCハードトークで放映されていた。
オルガルヒの息子は、英国メディアの不公平さを指摘していた。
BBCハードトークは、この息子の女性関係などのプライベートを暴露しながら、さんざんとけなしていたが、オルガルヒの息子は毅然とした態度で、自らの主張を完璧な英語で主張していた。

こうした迫力あるインタビューに比べ、一方、和田氏らの話はふあふあとした印象で、自論だけしゃべるという雰囲気だ。
中田氏が宗教戦争だと主張したいなら、外国の専門家の論文、講演内容なりを示さなくてはならない。
この分野の日本の学術レベルは、とても外国にはかなわないと思うから、そうした論拠が必要なのである。
イスラム風のいでたちは、中田氏に不利ではないのかな?視聴者にお遊びのような雰囲気を与えるのだ。
やはり、自論を主張したい時は、それなりの演出も必要だろう。
ただ、なんとなくの自身の思いをしゃべっても、他人を納得させる力はない。

ウクライナ戦争は、プーチンの領土戦争であるとの評価は世界的なものである。その理由は、そうした論拠が多数にあるからである。
今回のウクライナ戦争と、宗教戦争は一緒に演じて欲しくないと思う。

いづれにしろ、たいした根拠を示さずに、和田氏ら二人の動画は、”一般人はわかっていない!”の論調が強いのである。
こうした見下すような論調では、聴取する人の動画動員数は伸びないと思う。


こうした自身の思いこみや印象をしゃべるだけの日本人動画と比べ、元ラトビア大使の以下の言葉は重いと思う。
「戦後に日本を占領したのがロシアであったら、日本という国は滅びていた、といまでも思います」 の言葉だ。



ため息さんです。

>まともでないので、読むのが辛い。

ため息さんの劣化は、深刻だ!自分自身が、全く見えていない。読解力が相当に低くなっている。他人の文章をフォローできないようだ。数年前の最初の頃と比べて相当にため息劣化は進んでいる。こうしたことを他人から指摘されたら、まずアルコールをやめること。そして、ため息さんは中高生用の文章しか理解できない自分自身に気付くことだろう。
こうした作業ができなくなってしまうのが、脳の劣化である。

ため息さんは、読み易い文章しか理解できない状態になってしまった人なんだろう。
わからない文章を集中して理解しようとする気力も知力もため息さんにない。

学とみ子文章も中断しながら自らの文章を書いているので、不十分でわかりにくい問題点がある。しかし、それも承知で、人々は文章を読む。興味を感じた文章は、その理解に努める。
その読解のためのエネルギーを失なった人(ため息)は、他人の文章が理解できず、中高生向け文章を心地良いと感じる。多様な価値観や情報に富む大人用文章については、ため息さんは理解できず、排除したくなるのだ。


こうした状態に陥ってもなお、ため息さんは、アルコールが脳に悪いとの医学的自覚を持つことができない。自分自身の状態が評価できず、周りが悪いと見なすのは、高齢男性の致命的欠陥だ。

ため息さんです。
>当方は確かにアルコールが好きであるが決してアルコールが故の障害があるとかかりつけの医師を含めどなたからも言われたことはない。

アルコール中毒が完成している高齢者に、アル中とわざわざ指摘する医者などいない。上記ため息文章は、正に真性のボケそのものだ。

ため息さんが、自分自身がアル中でないというなら、ボケてない証拠を示したらどうでしょう。
 

自由主義の国のように暴かれてしまうプーチンの秘密主義

2022/04/06

万能細胞 iPS ES STAP


前記事からの続きです。
ウクライナ戦争は、ますます混迷に入ってきています。

日本人は、日本人独特の戦争評価があると思いますし、ウクライナ一辺倒、米国一辺倒を嫌う人もいるでしょう。結果、事件への評価は、人それぞれになると思います。


何が起きたのか?が明らかになることが、なんと言っても大事です。ロシアは最初若いロシア人兵士が中心でしたが、年配の傭兵風の軍人に入れ替わり、この軍人の残虐性が目立っているようです。

ロシアにおける軍人教育もなく、価値観の異なる異国の傭兵は、刹那的で希望無い人生観なのでしょう。だから、とんでも事件が起きてしまいます。プーチンが傭兵に頼るという手段をとらざるを得ない時点で、すでに防御的戦いではないということでしょう。

戦争と言う環境を、政治家はできるだけ避ける工夫はやはり必要です。でもどうやって達成するかは、やはり一般人にはわからない。ひとつは、武力で、相手の武力を一気に潰すということ位しか思い付きません。

当ブログの前記事で、ロシア居住していた北野さんが言及していたホドルコフスキー氏本人が、CNNのアンカーZAKARIA氏のトーク番組で出ていました。

ホドルコフスキー氏は脱税などで10年間の拘束実刑で、投獄をされていたそうです。その後、刑を追えてロシアを出ました。

ウイキペデアによると、ホドルコフスキー氏の経歴は以下です。

>2013年12月19日、プーチン大統領は恩赦について明言。翌20日にホドルコフスキーは釈放され[6]、同日ドイツ・ベルリンのシェーネフェルト空港に到着。その後、ロンドンへ移った。釈放の舞台裏には、ハンス・ディートリヒ・ゲンシャー元独外相が仲介し、ドイツ政府も協力して秘密裏に行われた活動があったと観測されている[7]。逮捕される二年前、ロシア開放財団(Open Russia Foundation)を設立し、そこにヘンリー・キッシンジャーとジェイコブ・ロスチャイルドを理事に迎えていた[8]。

>2017年、『日本経済新聞』のインタビューに対して、プーチン政権後をにらんでロシアの改革派政治運動を支援する意向を語った。アレクセイ・ナワルニーやドミトリー・グドコフを高く評価した [1]。



ホドルコフスキー氏は、解放された後、強くプーチン批判をしていて、今回のインタビューでも、プーチン批判は強いものでした。ホドルコフスキー氏によると、プーチンは、世界を支配したいとの気持ちがあるが、今は、NATOがロシアを潰しに来ているとのスタンスに立っているとのこと。

対抗してくる者を潰すことで、人気を得てきたというプーチンは、隠したいものを隠す政治手法をとってきたのでしょう。

ホドルコフスキー氏は、ウクライナの武力衝突で押さえられない限り、プーチンの暴走は止められないと言っていました。
武力プラスロシア経済制裁によって、プーチンが自らが敗北したと認めなければ、停戦交渉のテーブルにはつかないだろうと言っていました。

民主主義も、それぞれの人が自己主張して私が一番と言い合う効率の悪い体制だけれど、多くの状況がオープンになってしまい、ごまかし隠すことが難しい体制であると言えると思います。前回、紹介したペスコフ氏もボロボロ私生活を暴かれています。

しかし、全体主義は不都合な事態は隠せます。一方、多くの人の目でウオッチされる民主主義は、権力者の悪行が暴露され、信頼性の高さにつながります。




日本語AERA dotニュースですが、この元ラトビア大使の考察も興味深いです。

タイトル AERA dot.
ウクライナに降伏を促す声は「ロシアの本質を知らない人の発言」 元ラトビア大使が語る“狡猾”の歴史

>日本は、敗戦国として連合国、実質的にはアメリカの占領下に置かれた。

「誤解を恐れずに言えば、世界の占領下で行われた虐殺などの歴史を鑑みれば、日本の占領は、異例ともいえる『寛容』な占領でした。さらに、沖縄も平和裏に返還された。これは、世界の歴史を振り返っても極めてまれなことです」

 しかし、いま北方領土を占領しているのは、ロシアだ。歴史を振り返ってもロシアは領土拡張の野心に満ちた国だ。そこに根本的な違いがある、と多賀元大使は見る。

 ウクライナに対して、譲歩や降伏をすべきだといった意見が日本のコメンテーターなどから出た。

「これは、ロシアの本質を知らないがゆえの発言でしょう。ラトビアでは1940年代にロシアの支配に抵抗する体力と知力を持ったインテリ層と富農層が徹底的に排除されました。ある日突然、トランク一個で列車に放り込まれシベリアに連行されたのです。彼らの多くは厳しい寒さのために命を落としました。戦後に日本を占領したのがロシアであったら、日本という国は滅びていた、といまでも思います」 



4月7日コメントのペルドンさん、そこまで言うなら、同時にエビデンスを示す必要あるわね。日本マスコミが扱わないしかるべき外国情報を示して!

心理学者の和田秀樹氏が、ウクライナ情勢でコメントいていました。高齢者になったら、他人とは違うことを言わないとダメになるとか…。前頭葉のトレーニングだとか…。一種の自己主張だと思うけど、これが高齢者(特に知識人だった男性)の特長でしょう。

戦後の日本で生まれ育った人は言論の自由は当然の権利でしょう。嘘はみんなで協力して暴くとの日本の精神構造です。ペルドンさんもプーチンのような価値観についていけるわけないです。でも、みんなと違うことを言いたいのでしょう?
ゼレンスキー大統領の問題点もいろいろあるし、実際に国民に大変犠牲を強いてます。でも、プーチンの侵略に立ち向かおうとする人であることを世界は評価してます。西側の論理であるとか、ゼレンスキーは欧米に利用されたいるだけとか言っても、プーチンの悪業は異次元だ。プーチンを擁護しても説得力がないです。

そんなにドンバスを守りたいなら、そこにロシア戦力を集中させ、喜ぶウクライナ内ロシア人をマスコミ使って世界に示すべきでしょう。私がニュースで見たのは、独立を認められたドンバス戦士が鉄砲を撃って喜ぶ姿でした。

この鈴木宗男氏が登場するAERdotも興味深いです。

https://dot.asahi.com/

「ゴルバチョフ氏の愚は繰り返さぬ」鈴木宗男氏が語るプーチン大統領の論理
ウクライナ
2022/03/07 08:00

>ゴルバチョフ氏は西側を信頼し、ワルシャワ条約機構を91年に解体したのです。
この頃、KGB職員として東ドイツにいたのがプーチン氏でした。ところがNATOはその後、東方拡大を進めました。

上記サイトです。
> プーチン氏は一方的に約束を反故にしてきた米国の信義違反を繰り返し批判してきました。


プーチン体制に魅力無いから、他国がすり寄ってこないのでしょう。何でそうした側面に議論がないのでしょう。

一人の権力者のために、言いたいことも言えない人たちの命が犠牲になる全体主義体制は、一般人にとっての魅力あるものではないです。



ロシアが侵攻する前の動きを時系列で見れば、プーチン氏は話し合いを求めたが、それに応じなかったのはゼレンスキー氏です。

上記ザイトです。

> ミンスク合意をウクライナが履行していればこんな事態は起きなかった。ゼレンスキー氏が大統領になるまでは散発的な戦闘は起きても、紛争の拡大は抑えられてきましたから。外交は積み重ねです。過去の約束は守るのが基本です。米国が言っていることがすべて善、ロシアは悪という単純な分け方は危険です。

>強面と言われますが、人情家だと思います。

人々が単純発想してるわけではありません。最初から、鈴木氏は、一般人は知識ないと見なしてますね。

やくざの親分のように、プーチンをヨイショしてくる態度の相手に対しては、プーチンは優しいのでしょうね。でも、プーチンが本当に領土返還に応じたら、鈴木宗男氏のアプローチは評価されるでしょう。政敵に毒を盛るようなプーチンですからね。ゴルバチョフ氏ですら領土返還は難しいと言ってたんですよね。世界中を、英語というツールで征服した米英は、やはり優れてると思います。米英は、過去に歴史上の悪役を経験して、そこから多くをまなんでいると思います。

世界の警察官役は、やはり米英でしょうし、そこから中国が全体主義体制を、どう修正してくるのでしょうね。もはや、プーチンロシアは力を失ないました。