自由主義の国のように暴かれてしまうプーチンの秘密主義
2022/04/06
前記事からの続きです。
ウクライナ戦争は、ますます混迷に入ってきています。
日本人は、日本人独特の戦争評価があると思いますし、ウクライナ一辺倒、米国一辺倒を嫌う人もいるでしょう。結果、事件への評価は、人それぞれになると思います。
何が起きたのか?が明らかになることが、なんと言っても大事です。ロシアは最初若いロシア人兵士が中心でしたが、年配の傭兵風の軍人に入れ替わり、この軍人の残虐性が目立っているようです。
ロシアにおける軍人教育もなく、価値観の異なる異国の傭兵は、刹那的で希望無い人生観なのでしょう。だから、とんでも事件が起きてしまいます。プーチンが傭兵に頼るという手段をとらざるを得ない時点で、すでに防御的戦いではないということでしょう。
戦争と言う環境を、政治家はできるだけ避ける工夫はやはり必要です。でもどうやって達成するかは、やはり一般人にはわからない。ひとつは、武力で、相手の武力を一気に潰すということ位しか思い付きません。
当ブログの前記事で、ロシア居住していた北野さんが言及していたホドルコフスキー氏本人が、CNNのアンカーZAKARIA氏のトーク番組で出ていました。
ホドルコフスキー氏は脱税などで10年間の拘束実刑で、投獄をされていたそうです。その後、刑を追えてロシアを出ました。
ウイキペデアによると、ホドルコフスキー氏の経歴は以下です。
>2013年12月19日、プーチン大統領は恩赦について明言。翌20日にホドルコフスキーは釈放され[6]、同日ドイツ・ベルリンのシェーネフェルト空港に到着。その後、ロンドンへ移った。釈放の舞台裏には、ハンス・ディートリヒ・ゲンシャー元独外相が仲介し、ドイツ政府も協力して秘密裏に行われた活動があったと観測されている[7]。逮捕される二年前、ロシア開放財団(Open Russia Foundation)を設立し、そこにヘンリー・キッシンジャーとジェイコブ・ロスチャイルドを理事に迎えていた[8]。
>2017年、『日本経済新聞』のインタビューに対して、プーチン政権後をにらんでロシアの改革派政治運動を支援する意向を語った。アレクセイ・ナワルニーやドミトリー・グドコフを高く評価した [1]。
ホドルコフスキー氏は、解放された後、強くプーチン批判をしていて、今回のインタビューでも、プーチン批判は強いものでした。ホドルコフスキー氏によると、プーチンは、世界を支配したいとの気持ちがあるが、今は、NATOがロシアを潰しに来ているとのスタンスに立っているとのこと。
対抗してくる者を潰すことで、人気を得てきたというプーチンは、隠したいものを隠す政治手法をとってきたのでしょう。
ホドルコフスキー氏は、ウクライナの武力衝突で押さえられない限り、プーチンの暴走は止められないと言っていました。
武力プラスロシア経済制裁によって、プーチンが自らが敗北したと認めなければ、停戦交渉のテーブルにはつかないだろうと言っていました。
民主主義も、それぞれの人が自己主張して私が一番と言い合う効率の悪い体制だけれど、多くの状況がオープンになってしまい、ごまかし隠すことが難しい体制であると言えると思います。前回、紹介したペスコフ氏もボロボロ私生活を暴かれています。
しかし、全体主義は不都合な事態は隠せます。一方、多くの人の目でウオッチされる民主主義は、権力者の悪行が暴露され、信頼性の高さにつながります。
日本語AERA dotニュースですが、この元ラトビア大使の考察も興味深いです。
タイトル AERA dot.
ウクライナに降伏を促す声は「ロシアの本質を知らない人の発言」 元ラトビア大使が語る“狡猾”の歴史
>日本は、敗戦国として連合国、実質的にはアメリカの占領下に置かれた。
「誤解を恐れずに言えば、世界の占領下で行われた虐殺などの歴史を鑑みれば、日本の占領は、異例ともいえる『寛容』な占領でした。さらに、沖縄も平和裏に返還された。これは、世界の歴史を振り返っても極めてまれなことです」
しかし、いま北方領土を占領しているのは、ロシアだ。歴史を振り返ってもロシアは領土拡張の野心に満ちた国だ。そこに根本的な違いがある、と多賀元大使は見る。
ウクライナに対して、譲歩や降伏をすべきだといった意見が日本のコメンテーターなどから出た。
「これは、ロシアの本質を知らないがゆえの発言でしょう。ラトビアでは1940年代にロシアの支配に抵抗する体力と知力を持ったインテリ層と富農層が徹底的に排除されました。ある日突然、トランク一個で列車に放り込まれシベリアに連行されたのです。彼らの多くは厳しい寒さのために命を落としました。戦後に日本を占領したのがロシアであったら、日本という国は滅びていた、といまでも思います」
4月7日コメントのペルドンさん、そこまで言うなら、同時にエビデンスを示す必要あるわね。日本マスコミが扱わないしかるべき外国情報を示して!
心理学者の和田秀樹氏が、ウクライナ情勢でコメントいていました。高齢者になったら、他人とは違うことを言わないとダメになるとか…。前頭葉のトレーニングだとか…。一種の自己主張だと思うけど、これが高齢者(特に知識人だった男性)の特長でしょう。
戦後の日本で生まれ育った人は言論の自由は当然の権利でしょう。嘘はみんなで協力して暴くとの日本の精神構造です。ペルドンさんもプーチンのような価値観についていけるわけないです。でも、みんなと違うことを言いたいのでしょう?
ゼレンスキー大統領の問題点もいろいろあるし、実際に国民に大変犠牲を強いてます。でも、プーチンの侵略に立ち向かおうとする人であることを世界は評価してます。西側の論理であるとか、ゼレンスキーは欧米に利用されたいるだけとか言っても、プーチンの悪業は異次元だ。プーチンを擁護しても説得力がないです。
そんなにドンバスを守りたいなら、そこにロシア戦力を集中させ、喜ぶウクライナ内ロシア人をマスコミ使って世界に示すべきでしょう。私がニュースで見たのは、独立を認められたドンバス戦士が鉄砲を撃って喜ぶ姿でした。
この鈴木宗男氏が登場するAERdotも興味深いです。
https://dot.asahi.com/
「ゴルバチョフ氏の愚は繰り返さぬ」鈴木宗男氏が語るプーチン大統領の論理
ウクライナ
2022/03/07 08:00
>ゴルバチョフ氏は西側を信頼し、ワルシャワ条約機構を91年に解体したのです。
この頃、KGB職員として東ドイツにいたのがプーチン氏でした。ところがNATOはその後、東方拡大を進めました。
上記サイトです。
> プーチン氏は一方的に約束を反故にしてきた米国の信義違反を繰り返し批判してきました。
プーチン体制に魅力無いから、他国がすり寄ってこないのでしょう。何でそうした側面に議論がないのでしょう。
一人の権力者のために、言いたいことも言えない人たちの命が犠牲になる全体主義体制は、一般人にとっての魅力あるものではないです。
ロシアが侵攻する前の動きを時系列で見れば、プーチン氏は話し合いを求めたが、それに応じなかったのはゼレンスキー氏です。
上記ザイトです。
> ミンスク合意をウクライナが履行していればこんな事態は起きなかった。ゼレンスキー氏が大統領になるまでは散発的な戦闘は起きても、紛争の拡大は抑えられてきましたから。外交は積み重ねです。過去の約束は守るのが基本です。米国が言っていることがすべて善、ロシアは悪という単純な分け方は危険です。
>強面と言われますが、人情家だと思います。
人々が単純発想してるわけではありません。最初から、鈴木氏は、一般人は知識ないと見なしてますね。
やくざの親分のように、プーチンをヨイショしてくる態度の相手に対しては、プーチンは優しいのでしょうね。でも、プーチンが本当に領土返還に応じたら、鈴木宗男氏のアプローチは評価されるでしょう。政敵に毒を盛るようなプーチンですからね。ゴルバチョフ氏ですら領土返還は難しいと言ってたんですよね。世界中を、英語というツールで征服した米英は、やはり優れてると思います。米英は、過去に歴史上の悪役を経験して、そこから多くをまなんでいると思います。
世界の警察官役は、やはり米英でしょうし、そこから中国が全体主義体制を、どう修正してくるのでしょうね。もはや、プーチンロシアは力を失ないました。