サンディの今日もワイン -6ページ目

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:9.5h
一読:なし
再読:なし
R指定:なし
著者:ジュリアン・バーバー/訳:川崎秀高・高良富夫
原題:The End of Time: The Next Revolution in Physics
刊行:2020年1月
価格:2600円+税
出版:青土社
本本本本本本

すべての事象を次元で表すプラトニアにより、時間は存在しないという主張

はじめに
単純な語での大きな見取図
1最大の謎
2タイム・カプセル
3無時間の世界
目に見えない枠組みと究極の劇場
4二者択一的な枠組み
5ニュートンの証明
6天空の二つの巨大な時計
7プラトニアの中のパス
一般相対性理論の深部構造
8青天の霹靂
9魔術師ミンコフスキー
10一般相対性理論の発見
11一般相対性理論―無時間の概念
量子力学と量子宇宙論
12量子力学の発見
13より小さい謎
14より大きな謎
15想像の規則
16「あのダメだと判定された方程式」
無時間宇宙の歴史
17無時間の哲学
18静的な動力学とタイム・カプセル
19隠れている歴史と波束
20記録の創造
21多くの瞬間の解釈
22時間の出現とその矢
エピローグ

......

 

状態Aから状態Bになったとき、時間が経過したと捉えるが、プラトニアでは、状態Aの次から状態Bの次元になったと捉える。
あらゆる次元がタイムカプセルに保存されているが、人間は整合的な次元しか認識できない。
 

ジュリアン・バーバーの仮説は3つ

1ある瞬間において我々がする全ての経験は「今」の構造から引き出される
2(脳などに収容されている)自意識の有能な「今」に関して、経験された存在の「確率」は、それらの霧の濃度に比例している
3その場所で霧が高い濃度を示す「今」は、タイム・カプセルである。(それらは、また、他の明確な固有性を持っているだろう。)

 

何言ってるのか分からないーッ

 

 

p344
プトレマイオスやケプラーやガリレオのような科学者の実際の研究を読むことによって、私は、力学と天文学の初期の歴史が、私が科学の専門的な歴史家の目によって知ることのできたどのような説明よりも、もっとはるかに面白いことに気がついた。
彼等は、あらゆる種類の魅惑的なことを見落としていた。そして、彼等の歴史は全く的はずれであった。

 

p401
シュレディンガーの英雄的な失敗

 

過去を現在の視点で批判するのは大嫌いである。

ちなみにシュレディンガーは解決できない問題があっただけで、失敗ではない。
自分だけが正しいことを知っている輩と思ったらそうでもないらしい。

チャッピーと壁打ちしました

The End of Time

 

Identification of a Gravitational Arrow of Time

 

物理学で最高クラスの雑誌の一つであるPRL(Physical Review Letters)に掲載されるというのは、一読ありと保証された論文だそうな(ここでは無しだけど

少なくともトンデモ扱いはされていない。

 

同じ場所に隣の世界を同時に存在させられる「多世界解釈」とはどう違うのか?
 

多世界解釈には時間があり、プラトニアにはない。

 

 

カルロ・ロヴェッリの「時間は存在しない」は、タイトルだけで、時間が無いとは言っていない。
原題のL'ordine del tempoは時間の順序という意味。

......

 

アインシュタインを凄いと思うのは、「空間が縮んでんじゃね?」という考え方。
本書は、新しい考え方を何も与えてくれない。

The Janus Point(未邦訳)
 

続編があるそうだが、

絶対に読まない。

 

 

ロワ・ソレイユ 2024

¥いただきもの@プライスレス(ロピアで¥699)

 

ビル不明

クローバーフランス ボルドー地方

ぶどうメルロー(チャッピーの回答より)
ぶどうカベルネ・ソーヴィニヨン
ぶどうカベルネ・フラン

ワイン12.5%

キノコ黒インク

 

 

1日目 2026/5/28

お供は、スペアリブ、おひたし、ニンジンなんとか和え

 

人工的な味がします。

変な残糖分はありませんが、なにか妙だ、なにかが

 

ジャンクフードと一緒にガーッと飲むのが良さそうです。

 

 

 

2日目 2026/6/3

お供は、やきそば

 

ピザにコークのノリで、焼きそばに安ワイン。

 

飲みきれると思いましたが、無理でした。

 

 

3日目 2026/6/4

お供は、鶏の手羽煮、焼き鳥(木綿花)、小松菜和え


最初に抱いていた違和感が分かった!


ドクター・ペッパーを初めて飲んだときのような感覚。

今では美味しいですが、最初は不味くて飲めませんでした。

 

ようやく飲み切った感じです

ロピアの安旨ワインではハズレでした。

 

おしまい

BOOK☆WALKER

 

読書時間:3.0h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:辻田真佐憲
刊行:2015年9月
価格:880円+税
出版:イースト・プレス

本本本本本本本本本本

プロパガンダの事例集

はじめに

1大日本帝国の「思想戦」
2欧米のプロパガンダ百年戦争
3戦場化する東アジア
4宗教組織のハイテク・プロパガンダ
5日本国の「政策芸術」
おわりに

.........

 

プロパガンダとは「政治的な意図に基づいた宣伝活動」のことである。

各国に共通するのは、指導者が「プロパガンダは楽しめる必要がある」と認識していることである。

戦前の日本では、エノケンが、コミカルな歌詞に戦争ネタを差し込んだり(もしも忍術使へたら)、徳山璉が、軍歌を歌っていた(大陸行進曲

 

今なら AKB48が軍艦マーチを歌うみたいな感じ!?

 


楽しいには、美しい、芸術的も含まれる
ドイツ映画の「意志の勝利」、「民族の祭典」、「日の祭典」は芸術的の例である。
他にも、ソ連、北朝鮮、中国の、映画、雑誌、アニメ、ラジオの例を取り上げている。

プロパガンダの何が悪いのだろう。
海軍の松島慶三は、平時(戦前)からプロパガンダに勤しんでいたそうだが、何もしていなければ、大戦に参戦しなかったということはないはず。

プロパガンダには2つある たぶん

 

1つは数撃ちゃ当たる
もう一つは隠す

4章でオウム真理教のプロパガンダを取り上げている。
雑誌、機関誌、政党、パソコン通信、アニメ、ラジオ番組、これだけチャネル展開があれば入信する人もいるだろう。300人に1人が反応する街頭のティッシュ配りと同じノリである。
イスラム国も同様である。プロパガンダが楽しく見えないのはさておき、チャネル展開が多いのでローン・オフェンダーになる人がいてもおかしくない。

プロパガンダのおかげで戦争を始めても国民の理解が得られたと思われる、みたいな考察はないから、平時は~、戦時は~、宗教団体は~、自衛隊は~、という事例紹介に留まっているが、
事例の中に1つだけ「隠す」があった。

 

 

 

これは、ロシアが攻めてくるというウクライナ側の情報に対する、ロシア側のつぶやきである(クリミア半島併合後)
ウクライナはロシアが攻めてくると考えているが、そんなことないよ~ん、とロシアは茶化している。
このとき計画していたかはさておき、侵攻する意志を隠すプロパガンダである。

『我々は未来の「楽しいプロパガンダ」を防ぐために、過去の「楽しいプロパガンダ」を学び、その構造を熟知しなければならない。
そのためには、思考実験こそ最大の武器となるだろう。これが本書の結論である』

サンディの今日もワインでは違う結論である。

 

楽しいプロパガンダ自体は問題ではない。楽しいプロパガンダで何を隠しているか、それが問題である。

 

......


プロパガンダが楽しいなら、カウンターも楽しい方がいいと思ったら思い出した。

 

忌野清志郎 カバーズ

巧みな言葉で~ 一般庶民を~ 騙そうとしても~
ほんの少しバレてる~ その黒い腹

何やってんだー 偉そうにー 世界のど真ん中で~

 

ラブ・ミー・テンダーの歌詞には毎回ニヤけてしまう。
これぞ楽しいプロパガンダカウンター。