サンディの今日もワイン -5ページ目

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:5.0h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:松浦武四郎/訳:更科源蔵、吉田豊
刊行:2002年1月
価格:1300円+税
出版:平凡社

本本本本本本


発禁本「近世蝦夷人物誌」の現代語訳

改題 松浦武四郎と『近世蝦夷人物誌』

近世蝦夷人物誌 初編
序文

1初編 巻の上
2初編 巻の中
3初編 巻の下
近世蝦夷人物誌 弐編

1弐編 巻の上
2弐編 巻の中
3弐編 巻の下
近世蝦夷人物誌 参編

1参編 巻の上
2参編 巻の中
3参編 巻の下
解説-蜘蛛の糸一本の面目 池澤夏樹

......

 

松浦武四郎の肩書きのひとつに”冒険家”とある。
何度も北海道を訪れて書いたのが「近世蝦夷人物誌」である。
アイヌは文字を持たない民族なので、すべて聞き書きである(見て書いたのもある)

和人の松浦から見て書くに値するアイヌを取り上げているので、アイヌはいい人ばかりと錯覚してしまう。
術を使う者もいるので、読み方には気をつけなければいけない。
ときおり垣間見える当時の様子に気づけば、貴重な一次資料となる。

...

アイヌにも役割がある。p72
・酋長(おとな)
・小使(こづかい)
・土産取(みやげとり)
->和人が決めた役割!?!?

松前藩が収めていた時代。p254
・武器を取り上げた
・学問禁止

給料をもらっていた。p300
->いつから貨幣経済にとりこまれたのか!?

和人のアイヌに対する感覚
・読者の中には蝦夷人などは鳥獣と同じように思っている人もあろうかと思うので、p106
・アイヌのこととなると、なんの差別も知らぬ鳥獣のように無知なものだと言う、p117
...

 

近世蝦夷人物誌は、為政者(主に松前藩)の有り様を書いているため、発禁となっていた。
有り様とは、アイヌの女性を妾にすること、男性は漁場で酷使すること、である。
これらは、武四郎が言うようにアイヌを人と思っていない所作だろう。
白糠のようにアイヌが反撃する誌もあるが、極稀である。p253

武四郎の悪夢で近世蝦夷人物誌は終わる。
アイヌの人に申し訳ないという気持ちから来る悪夢だろう。
松前藩の蛮行は消せなくても、武四郎のような人がいたのが救いである。

武四郎が訪れた蝦夷

 

 

 

 

 

 

   

グラン・リバド アルバニーリョ 2022

¥レシートなくした(3000円ほど)@箱根屋酒店

ビルトマダ・デ・カストロ

クローバースペイン リアス・バイシャス

ぶどうアルバニーリョ

ワイン12.5%

キノコ

キノコグレープフルーツ

 

 

1日目 2025/10/13

お供は、ハツのコンフィ、サラダ、シチュー、手まり栗飯、モッツアレラチーズ、サツマイモのガレット、黒オリーブ

 

松脂ワインがトンデモすぎて開けましたが、今日のお供には相応しくなかった。

もったいない...

 

次回はカルパッチョを用意して美味しくいただきます。

 

2日目 2025/11/2

お供は、アジフライ、アサリの酒蒸し、サラダ、アペタイザー

 

一ヶ月も経つと、どんなワインだったか、

覚えていないわけですよ。

 

グレープフルーツ味が強くて、合わせるならカルパッチョだね~

なんて話していたら、前回「カルパッチョを用意して」と書いてあるッ!

 

次回こそはカルパッチョを用意して美味しくいただきます。

 

 

3日目 2025/11/9

お供は、牡蠣のコンフィ、焼き生麩味噌づけ、レンコンの何とか和え、サラダ

 

「次回こそはカルパッチョを用意して美味しくいただきます。」

と2回も書いてるのに、覚えていませんでした

 

牡蠣のコンフィとはいい感じでしたが、グレープフルーツ味がでてくるのが早いッ!

 

ビールも温いし、何かおかしいと思ったら、セラーの温度を12度に上げたのを忘れてました

 

牡蠣のコンフィがさっぱり食べられたのでヨシ!

 

おしまい

読書時間:11h
一読:なし
再読:なし
R指定:なし
著者:ガブリエル・ゼヴィン/訳:池田真紀子
原題:TOMORROW, AND TOMORROW, AND TOMORROW
刊行:2023年10月
価格:2200円+税
出版:早川書房

#一万円選書

本本本本本本
 

1病室の子供たち
2影響力
3アンフェアなゲーム
4両面
5路線変更
6結婚制度
7NPC
8終わらない日々
9パイオニアたち
10荷と溝
著者あとがきと謝辞

解説

......

 

登場人物:
サムソン・メイザー
セイディ・グリーン
マークス・ワタナベ


反発することもあったけど、一緒にゲーム作りをしてきた仲間で、お互い認める才能もある。
男女の友情の物語にしたかったのだろうが、男女でなくてもよさそう。

サムはチビのアジア系、マークスは日系二世のプレイボーイ、セイディは典型的な白人。
男女の恋模様は予想通りの展開。

冴えない男と女は上手くいかないのは東野さんの小説にもある。
パラレルワールド・ラブストーリー

 

男女で友情を成立させるためには、男を冴えない設定にするしかないのだろうか。
サムとセイディの互いを思う気持ちは、サムが冴えないから成立しているような気がして寂しい。
 

ファミコン世代ですが、ちょこちょこ登場するゲームの小ネタは全くわかりませんでした