あゝ、確定申告 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

確定申告が5月15日より9月30日までの期間、事前入力済みの730フォームを受け入れ、または修正し、税務署にオンラインで提出となるが、書類がそろった時点で準備開始。

 

イタリアでは、730と書いて”sette trenta” (セッテ・トレンタ)と呼ばれる。

 

日本の確定申告同様、1年間の収入と支出に基づいて所得税の額を計算し、翌年に申告・納税するための手続きだ。

 

以前も書いたが、シッター業は、家事ヘルパー、いわゆる介護人・バダンテと同じカテゴリーになるが、給与から税金が控除されないため、雇用主による源泉徴収を伴わない給与総額を受け取る。雇用主が税金を支払うことも、源泉徴収することもないため、このカテゴリーの納税者は、毎年納税状況を調整する必要があるのだ。

 

IRPEF(所得税)を含む月給を受け取るため、純額を知るためには、雇用主が支払う社会保険料を差し引かなければならない。つまり、確定申告時に支払うことになる。

 

ちなみに、今回下記の新措置が導入されたと言う。

①申告手続きの簡素化、②中低所得層への税制優遇、そして「アッセンニョ・ウニコ(いわゆる日本の「児童手当」イタリアは21歳まで。)」制度と整合性を保つための扶養家族の規定の見直し。

 

②に関しては、給与所得の年間総額が8,500ユーロ以下の場合:7.1%;8,500ユーロを超え15,000ユーロ以下の場合:5.3%;15,000ユーロを超える場合:4.8%の控除となるのだそうだ。

 

3年前、自分で出来ると言われていたので、長女の彼氏に手伝ってもらい申請したが、間違ってしまい、その罰金が昨年来た。2年前からは、会計専門のイタリア人のおばちゃんにお願いし、罰金は罰金だが、一括で払わないのが原則!出来れば細かく長くしたほうがいいと言われたが、性格的に気持ちが悪い。結局4回に分け、今月中に3回目を支払う予定である。

 

ところで、たまたま家にいたから良いが、今朝郵便局から書留が来た。私宛...と言う事で嫌な気がした。封筒を見たら、案の定、税務署からだった。

 

いや、もしかしたら、一昨年の罰金、まじめに払っているから帳消しになったか?(そう言う事もあるのだそうだ)一縷の望みが過ぎったが、昨年の不足分?という事であった。


クレジットはいくらいくらあるので、その差額のこの金額を60日以内に支払うこと...とあった。前回に比べれば大した事ない金額で、一度食事に行ったと思えばいいか?くらいであったが、どう支払うかが問題。

 

一昨年の罰金4回目と合わせて支払うべきか?それが終わってからでも良いか...

 

とはいえ、昨年は、医療費がかなりかかっていたので、その分戻ってきてそれで日本行きの航空券が出たくらいであった。同じ手続きの中でも医療費と所得税は異なるが、戻って来たのに、また払うの?と今ひとつ頭の中で整理出来ない。(と言うより数字は苦手だ...)

 

会計のおばちゃんにスクショを送ると、今回の730の申請時に全部持参せよ、との事であった。


それにしても、イタリアでは(Lavoro in )Nero、つまり闇労働、あるいは非正規・非申告労働も多いのだが、発覚した場合、未申告の雇用関係の期間に応じて、非常に高額な行政罰金が科せられる。(労働者及び雇用主)(不法就労者1人につき、最低1,800ユーロから最高36,000ユーロ以上)。場合によっては、事業活動の停止。そして、未納の社会保険料および税金の強制徴収、及びこれに伴う制裁金と延滞金。(納税していても、計算間違いなどしようものなら制裁金と遅延金が請求されドキドキしているのだ!)また、労働者が在留許可を持たない外国人である場合、または未納の社会保険料の額が年間10,000ユーロを超える場合、刑事上の責任が問われると言う。

 

もちろん、ネーロと呼ばれる闇労働は、高すぎる税金や社会保険料の負担、そして若者の高い失業率といった構造的な問題に起因しているのは、確かだ。高学歴でも低賃金。学生が職を求めて海外に流れる傾向も納得がいく。

 

とはいえ、イタリアにいる限り、毎年、この手続きが終わらない限り、気分がスッとしない。


ホント嫌だわ‼️


今日の一句

手続きが 複雑すぎる 確定申告

 

 

 

 

 

 

 

ニューズウイーク日本版 「イタリアの実質賃金が上がらないワケ」

https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/vismoglie/2025/04/post-83.php#goog_rewarded