おすそわけ 〜 キウイ その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

大寒とはいえ、久々温かい一日であった。
 
午前中、メルカートに出かけようとアパートを出ると、アパートの上の階から呼び止められた。見上げると、未亡人のお婆さんだった。「今から買い物!」と言うと、「またね!」と手を振られたが、買い物が終わって帰宅途中、携帯電話を見ると、彼女から「見せたいものがあるから、買い物から戻ってきたら寄ってくれる?」とあった。
 
月曜日は仕事前に太極拳のクラスがあるので、早めにお昼ご飯を食べて、出かけなくてはならなかったが、彼女の家へ寄った。
 
5年前にご主人を亡くしたが、4人の子供に、9人の孫、ひ孫も4人くらいいるんじゃないだろうか?常に誰かしらが家に来ていて、先日もとしごの妹さんがいらしており、ミサで会って、一緒に帰ってきたが、88歳と89歳の姉妹は、二人とも背筋が伸び、足腰もしっかりしており、特に上の階のお婆さんは今でも自転車に乗っている。とにかく転倒だけには気をつけてね!と母同様、彼女にも言っているが、3年前私が自転車で転倒し骨折した際、松葉杖とギプスで固定した足を保護し、歩行による汚れを防ぐギプスシューズを借りた。いつも親類で使いまわしているそうだ。あれだけ、人数がいれば怪我をする人もたまにはいることだろう。苦笑
 
話はそれたが、彼女の家にいくと、「日本のバジリコがある」と言われたが、シソ?この時期?と思った。それはかなりの高さがあって、この時期、しかも寒いバルコニーに置かれているのに、青々としてふさふさしていた。確かに葉の形は似ていたが、葉に触れてみたら全く香りがしない。「これは、オルティカでしょ?」セイヨウイラクサ、英語ではネトルだ。
 
リゾットやパスタに使われたりする。以前、アレルギーに効くといって薬草専門店でオルティカの葉と茎の部分にスギナを混ぜたお茶を調合してもらったことがある。両者鉄分、カルシウム、ミネラルを多く含んでいる。デトックスとして飲んでいたが、あまりにも苦くてやめてしまった。
 
そして、「キウイ要らない?」と聞かれた。彼女らが持つルガーノ湖湖畔の別荘にはキウイと葡萄が沢山出来、良くお裾分けしていただく。
 
「あれ~、メルカートでキウイ買ってきちゃった!」とはいえ、まだ硬かったので、外においておけば保存は出来る。
 
以前、キウイと言えば夏のフルーツかと思っていたが、それは日本にはニュージーランド産が多く、夏と冬が逆だからそうなるわけで、国産は11~3月頃、イタリア産も主に冬から春にかけてが旬となる。
 
キウイはビタミンC、E、カリウム、食物繊維が豊富で、美肌・老化防止、免疫力向上、便秘解消、疲労回復に優れた「スーパーフード」。緑色は腸活・消化促進、そして黄色はビタミン補給に優れ、1日1〜2個で腸内環境や血圧の調整、むくみ改善、疲労回復、睡眠の質向上などの効果が期待できると言う。 
 
あまりにも大量のキウイになってしまったので、彼女のところへ行くという次男にキウイを持たせた。笑
 
今日の一句 
スーパーフード もらって嬉しい おすそわけ