空手の指導していて、すごく気になるのは、「姿勢」の悪い子や大人が多いと言う事。
空手の正しい姿勢は、背筋を真っ直ぐに伸ばし、腰を安定させて重心を下げる「自然体」が基本。肩の力を抜き、頭の頂点から吊るされているイメージを持って!とよく言う。
「能」の所作にも通じる丹田で進む動き方は、上半身の力を抜き、下半身に重心を置く、いわゆる「上虚下実」の姿勢が不可欠となるのだが、大切なのは正中線を維持し、丹田を前に運ぶことで体が自然とついてくる。
また、礼をする際(正座でも立ち礼でも)、猫背になり、首が前に出てしまう子供がなんと多いことか!
そして、「突き」や「蹴り」は、単に腕先、足先だけの動きではなく、腕は肩甲骨を使うし、蹴りも腹筋、そしていずれにしても腰や背中、つまり全身運動なのだけれど、運動神経にかかわらず、どうしてこうも体が硬い人が多いのだろう?と不思議に思う。中年以上では、腕も上がらない。股関節も硬い。足首も硬い。となると本当に教えるのが厳しい。(学ぶ意志があるなら、家でストレッチくらいしようよ、と思う。)
今日はトライアルを含め、入会したばかりの大人子ども6人と立ち方や前屈、四股で進む練習をした。これが出来ないで、昇級昇段してしまうと、そう簡単には直せない。正しい基本は始めに身につけないといけない。
空手に限らず、美しい人は姿勢と所作が整っている。立ち方、歩き方、そして話し方...それらにはゆったりとした呼吸も伴う。
化粧や洋服やアクセサリーなどに頼らず「基本の美しさ」を身につけたいもの。美しい動き、そして年を経ても衰えない身体作りに努めたいと改めて思った。
今日の一句
何気ない 動作が語る 美しさ

