イタリアの医療 〜 その2 マンモトーマ生検 | ミラノの日常 第2弾

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イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

12月のマンモグラフィーで、左胸に微小な石灰化、そして右胸に結節らしきものがあると指摘された。
 
しかし、エコグラフィーでは、結節らしきものは見えないとのことで、ホームドクターに指示を仰ぐように言われ、早速連絡をすると、すぐにがんセンターへ行くよう勧められた。
 
がんセンター?!
 
ドキッとした。
 
ミラノにはがん専門の病院が二つあるが、ホームページをみて予約。どれだけ待つのか?と思ったが、ホームドクターが「緊急」と書いてくれたので、国民保険でもトントンと予約がとれ、クリスマス前に診察に出かけた。
 
前もって外部で受けた検査の資料は病院のホームページ内の個人ページに転送するシステムになっていたが、マンモグラフィーが表の1ページしかついていなかったことが当日の診察中に判明。携帯電話にダウンロードしてあったが、焦って開ける事が間に合わず、改めてデイスクに収めて、診察の必要はないが、病院の事務局に持ってきてダウンロードするよう言われた。当日中に郊外の病院を2往復し、なんとか無事事務局でも事務処理終了。担当医師にメールをし、指示を仰いだら、翌朝電話が来て、生検をすることになった。
 
1ヶ月後の1月下旬。それまでに血液検査をし、そして組織検査と細胞検査の処方をホームドクターに出してもらい、乳腺外科へメールするよう指示された。全てオンライン。
 
検査は部分麻酔もするため、自分で運転しての外来は御法度、付き添いに来てもらうよう言われた。どうせ夫は無理だろう、と思い長女に聞いたがちょうど日本旅行にぶつかっており無理。ダメ元で夫に聞くと、その時期の出張だけは入れないでいてくれた。
 
前回はあらかじめオンラインで支払いが済み-“Fast Pass”と言うコードが送られ来ていたので、あっという間に受付が済んだが、今回はそれはなく、予約1時間前に病院入りしたのに、受付、支払いに1時間も待たされた。その後もレントゲン科でも30分も待った。
 
呼ばれて、すぐにマンモグラフィーを撮った。左胸だった。「あれっ右じゃなかったんですか?」「いや、左ですよ」、と言われてびっくり。左胸の石灰化は半年後に再検査だったのだが、やはりそれは、良性か悪性か見極めることが必要。悪性だったら、治療は早ければ早い方が良い。そういうことだったのか?
 
再び、違う部屋に呼ばれ、検査の順番を説明された。マンモグラフィーを見ながら、石灰化の場所を特定し、15ー20センチもある針を刺しながら、問題の箇所を吸引して取り、それを組織検査と細胞検査に出すというものだ。
 
うつ伏せになり、問題のある乳房を茶箪笥の扉のように動く台の中にセットし、顔は右向きになるようだ。医師団は3人でお偉い先生と二人若めの男女の医師がおり、女性が私の顔の脇に立ち、私の肩をさすって来た。勿論上半身は裸である。なになに?注射?と思ったら、麻酔を打たれた。その後は、チクっとクリップを刺されたような感覚であった。たぶん針が入ったのだろう。

しばらくして、今度は若い男性の医師が私の肩をさすって来た。なんだ、なんだ?今度は何が起きるんだ?と思っていると、お偉い先生が「スカッタ!」写真を撮ると言う単語である "scattare" の命令形を叫んだ。その後ガチャン‼っと言って体中に衝撃が走った!
 
続く…
 
今日の一句
ガン検査 結果が出るまで 気が重い