2月2日、今日カトリックでは「主の奉献」を祝ったが、更にイタリアでは、「生命を伝え、世界に希望を」というテーマの生命の日を祝った。
毎年ミラノの多くの教会では、この「生命の日」に、«Un fiore per la vita»『命に花を』と題し、春を告げる花であるプリムラをチャリティーで販売し、その収益金をミラノ市内にあるマンジャガッリ病院内ライフヘルプセンターを通じ、予期せぬ出産や、経済的困難、身内やパートナー不在の方々の出産や育児をサポートするために寄付するイベントを大々的にしている。
毎年ミサが終わって販売のテーブルによると、すごい人で賑わい、順番を待っていると、既に花は終わっていた!と言うことが過去に数回あった。あちゃ~。
昨年の10月から我がパロッキア(小教区教会)の主任司祭が変わり、かなり信徒たちとも直接かかわるようになり、グループチャットにも加わり、意見を言ってきたりかなり参加型の方であった。このプリムラ販売も日曜日のメインのミサ後だけではなく、土曜日の夕方のミサと、日曜日の朝一番とメイン、そして夕方のミサ後での販売を企画し、各時間帯のボランティアを招集した。
毎年、花は買えないことが多いし、最近はパロッキアにも奉仕できていないことが多いので、土日の夕方の当番に手を挙げた。
黄色、紫、ピンクに赤、白のプリムラ。花弁も八重のものもあった。なぜか白が毎年少ない。ボランティアの特権で自分の分は確保。流石に初日に数少ない白をボランティアがちゃっかり買ってしまうのは良くないか?と思い、他の人に残したが、白、欲しかったなあ。笑
ところで、このプリムラ、花が咲き終わった株を落葉樹の下や、塀などで西日が防げる場所に植えておけば夏越しをして翌春花を咲かせることも可能だというが、なかなか二度以上咲かせたことがない。枯れておしまい。
冬の寒さに強く、早春から5月ころまで開花。やはり太陽の光に当てるのが一番のようだが、気温が35度に上がるような場所では、育たない。意外に難しい。
プリムラの花言葉は、「信頼」「美の秘密」「青春の始まりと楽しみ」。
今回こそは、上手育ちますように。
今日の一句
春告げる 色鮮やかな プリムラ寄せ植え


