真夜中の 〜 その15 切り干し大根作り | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

今が旬の大根。
 
春の七草のひとつの『すずしろ』のこと。
 
過去に大根に関しては沢山書いてきたが、根の部分は「淡色野菜」で、95%が水分。ビタミンCと消化酵素がたくさん含まれている。葉の部分は「緑黄色野菜」で、カルシウム、鉄、カロテン、ビタミンC、食物繊維などが豊富なのだそうだ。部分によって野菜の分類が異なる非常に興味深い野菜。
 
メルカートに出かける度に、大根を購入し、煮るに焼くなり色々調理しているが、またまた夜に思いついた切り干し大根作り。笑
 
切り干し大根のカルシウムは大根の20倍!切り干し大根は栄養の宝庫なのだ。
 
もちろん 食物繊維も豊富で、腸内環境を整え、動脈硬化や大腸がん、血糖値の急激な上昇を抑え、コレステロールの吸収を抑制するなどの予防効果も期待できるが、やはり天日干しでうまみや栄養が凝縮され、カルシウムや鉄分、ビタミンB群などの含有量が増えるのは、嬉しい。
 
大根を細切りにして乾燥させるだけ。
 
ついでに生しいたけがあったので、これまた薄切りにして干してしまった。しいたけに含まれるビタミンDは、日光に当てると増える。これはエリゴステロールという成分が、日光に当たるとビタミンDに変化するためらしい。
 
今日は日中、太陽が出ていたが、日照時間も短く、からっとした日が少なく、乾燥するまで少し時間がかかりそうだが、出来上がるのが楽しみ!
 
今日の一句
干し野菜 切って干すだけ 買うより安い!