ケフィール、再び | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

ケフィールを作り、飲み始めてほぼ一年、という時に夫にケフィールのグレインを捨てられてしまった。本人に聞かずに捨てるってあり得ないでしょう?

 

かなり根に持った。苦笑 オンラインで売っているところはあったが、自然食品や薬草専門店で訪ねたが、そこにはなかった。ああ、貴重なんだよ!生きてるんだよ!嫌味のようにブツブツ...

 

乳酸菌と酵母のお蔭で腸内の善玉菌を増やし、整腸・免疫力アップ・美肌・便秘の解消・コレステロール値の減少など様々な効果があると言われているが、この一年、骨折はしたもののその他の健康面は問題なし。やはり、効果が出ているのだろうか…

 

話は基、分けてくれたジョスリンもダメにしてしまったようで、作り直して分けてあげるわ、と言っていたが、並行してあちこちに訊ねてくれて、お裾分けしてもらったものを頂いた。

 

彼女とはミラノに来てからの付き合いで、なんだかんだ22、3年になるが、顔も広く、コネ、情報量の多さは右に出る者はいないかも?というような不思議な友人。

 

頂いた冷えたケフィールを飲んでみたが、今まで作っていたものとは微妙に違う。中にはレーズン9粒、オレンジが入っていたが、どうも発酵した感じはなく、ただただ甘い。

 

早速グレインだけ残し、新たにドライプラム、ドライイチジクと砂糖とレモンで作り、一日おいたところで、発酵し始めてきた。あと24時間置いてみよう。微炭酸になってくるはずだ。

 

よくよく調べてみたら、フランスでは、ケフィールの哲学として販売はせず、人から人へ受け継いでいくことがよしとされているらしい。

 

改めてジョスリンに感謝。じわじわとケフィールもケフィール仲間も増殖しますように。笑