風薫る5月 〜 白い花 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

 

風薫る5月。

 

気づくと白い花が咲き始めている。あの強すぎない柔らかい香りが好き。

 

今、この時期は、どこからともなく沈丁花やアカシア?の香りがしてくるだろうか。

 

こちらは近所のアカシア。ライラックかと勘違いしていが、白い花は、藤の花に似た房状であるが、花の形は蝶に似ており、無数の蝶が群がり集まったような形である。甘い香りが、虫を呼び寄せる。アカシアから採れるアカシアハチミツは、糖度の高い高級品だ。整腸作用や美肌作用の効果があるとされている。

 
また、アカシアの花言葉は「秘密の恋」「気まぐれな恋」「友情」など。 アカシアは古代エジプトでは神聖な木として扱われていたという。

ミラノのあちこちで、ジャスミンや菩提樹の木が蕾を持ち始めた。今月末か6月には甘ーい香りを放つことだろう。

目に見えない力と香りに癒される。五感を研ぎ澄まそう。