今日4月3日は母の誕生日。
無事81歳を迎えた。
毎朝、地下鉄をおりてシッター先に着く10分くらいの間、電話をして話す。
大抵は、その日にあったこと、病院へいったり、どこで誰にあったか、長男がどうであるとか、親類の話などたわいのないことを話す。声の調子を聞くだけでも安心できる。(その逆もあり、私が無理をしすぎていないか?いつも聞いてくるが…)
既に舅・姑はいないし、とりあえず今は母も元気になり、行きたい時にすぐに飛んでいってあげられない分、必要としている人に寄り添えられればいいんじゃないだろうか、と思うが、やはり親は親。私が親を思うように、子供に思われているとは思えないが(苦笑)やはりそれは、自分が家を出て、親になって初めてわかることも多いからだろう。
長女が生まれた時、母は今の私よりも若かったわけで、長女が生まれたのはそんな遠い昔に思えないが、逆を言えば私もあっという間に80代になる日が来るのだろうと思うとぞっとする。
「あと何年生きられるのかしらねえ?」と母が言う。そんなの誰もわからないこと。誰が長生きするのかさえ神の領域、誰もわからない。だから思い煩うよりも、今を充実させた方が良い。
余談だが、2021年の厚生労働省の調査では日本の女性の平均寿命は87.57歳。
ところで、数日前、長男と電話で話したら、おばあちゃんの誕生日には仕事がないから家にいる、と言っていたが、本当に家にいて、ケーキを買って来たらしい。父が亡くなり、初めて迎えた誕生日は私が一緒にいた。その翌年からは長男が一緒。
健康で、そしていつも明るくいてくれるだけで、ありがたい。生きている今、この瞬間、この1年1年が、かけがえのないもの。
お誕生日、おめでとう。そして、いつもありがとうございます。


