言葉は人柄 言葉遣いは心遣い | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

話が長い人。 一言多い人。色々な人がいるが、一言言ってくれればいいのに...と思うことが最近立て続けにある。
 
始めから言ってくれていれば、誤解もされないし、人を嫌な気持ちにさせたり、心配させたりしないのに...と思うことが多い。(まあ何事も中庸なのだが)
 
後で状況が分かれば、そういうことだったのねと納得して、むっとする気持ちも抑えられるのだが、人間器用、不器用、性格もあるから仕方ないのか。
 
ところで、日本では古来から「言霊」といって、言葉に魂が宿る、つまりポジティブな言葉は吉事を招き、ネガティブな言葉を使うと凶事を招く、と信じられて来た通り、言葉には力がある。
 
それは使い方次第で、人間関係や環境(家庭環境であったり、職場環境など)が一変してしまうのではないだろうか?
 
言葉は人柄を表す。

 

言葉によって慰められたり、エネルギーをもらったり、勇気付けられることもある。もちろん、傷つけられることもあるから、言葉遣いは慎重でなければならない。つまり、心遣いなのだ。

 

先日、さあ寝ようかな?と思っていたら、友人から、仕事の上司の言動がきつくて、悔しくて眠れない!と言ってきて、チャットが始まり、結局翌日記録を見直したら、夜中の2時半くらいに私が先に寝落ちたようだった。笑 まあいわゆるパワハラのような言動をうけているようだったのだが、どう考えてもその上司は人間の器がちっちゃいし、絶対その人に、自分の発した言葉が戻ると思うよ。〇〇ちゃんは、決して間違っていないから大丈夫。言われた言葉が消化できず、ため込んでしまうと爆発してしまうかもしれないけれど、そこは適当に流して。といった。(まあ人にいうのは簡単なのだけれど…)

 

言葉は人柄を表す。(二度もしつこいか?!苦笑)だから発する言葉を錬磨し、そこに心を宿すうちに人格も磨かれていく。それが自分自身の精神の支柱を作るのだ。

 

いくつになっても、相手や状況に合わせてふさわしく、また正しく言葉を使えるよう心がけていきたいもの。