やっぱりやってくれたよ、郵便局 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

イタリアの郵便(局)事情は、書いたら本になるくらい、話題が突きない。特に嫌な思いをすることが多いので、ここ数年、なるべく関わらないようにしている。苦笑

 
ところで、イタリアの行政機関のオンラインサービスに素早くアクセスする際に、必要となるツールとしてSPIDと呼ばれる一種のデジタルIDがある。("SISTEMA PUBBLICO DI IDENTITÀ DIGITALE"の略)。
 
いわゆる日本のマイナンバーカードのようなもの。マイナンバーは3年前の父の逝去で帰国中苦労して取得したが、ミラノへ出発する際、転出届を出し、番号は生きているが、カード自体は自治体に没収されてしまい、今後長期で帰国する際、再び発行手続きをしないといけない。
 
話は基、Spidは2016年に導入され3,350万 人が使用していると言う。そして、昨年だけで10億回のオンライン認証がされたそうだ。5 億 7000 万を記録した 2021 年の約 2 倍となった。
 
今年度は次男の高校卒業(maturità)があり、昨年その手続きの際、ネットの手続きでSpidを聞かれたが、それがなくてもできるやり方があったので、今のところまだ必要性を感じていないが、今後どうなのだろうか…。
 
話は基、そのSpidの手続きは、郵便局やCAF( "Centro Assistenza Fiscale"の略・カフ)と呼ばれる、いわゆる税理士事務所で税務関係及び滞在許可などの手続きをするオフィスで申請できるが全て有料…ちなみに郵便局が昨年秋より無料から12ユーロとなった。CAFでは15ユーロ。他にも民間団体など色々あるが値段は高い。
 
ところで、2016年よりその年18歳の成人を迎えたイタリア人は、本やコンサート、映画などの文化的な用途に使う資金として、国から500ユーロ(現在のレートだと約7万2500円)の文化ボーナスが支給されている…在伊外国人も同様。
 

この総額2億9000万ユーロの計画は、当時のレンツィ首相の発案。新成人に世界最大の文化的遺産を伝承する一員だと感じて欲しいと言うことであった。

 

しかし、次男が18歳の誕生日を迎えた昨年末からいきなり現在のメローニ首相が「18歳の文化ボーナスに関する見直しを要求し始めた。理由として、親の所得に関係なく18歳ならば500ユーロが誰でも認められるという点、また詐欺、不正受給を排除すると言いだし、そりゃないじゃん!同級生のほとんどが、取得しているボーナスを、誕生日を迎えた途端に廃止?

 

しかし、少なくとももう少しは猶予があるようで、慌てて次男がSpid請求しないと大変だ!となった。

 

彼ははじめは無料で出来るものを探したが、今はないようで、無料と謳いつつも電子署名でやはり15ユーロ前後取られるシステムになっている。やはり個人情報を扱うし、どうしたものか。最終的に郵便局とアポイントをネットから予約し、翌日出かけたが、システムの問題だとか、外国人だから無理、と言われ、逆にどこそこの文房具屋ならできると言われ、言われてそこへ行き、できたことは出来たが、35ユーロも支払ったという。グルか?!

 

そういえば、外国人はなんたらかんたらと書いてあったな?と思い、サイトを調べたら、外国人は滞在許可証では申請はできず、けれど身分証明書であれば大丈夫とあった。一応、友人とのグループチャットでSpidを取った人がいるかどうか聞いたら、3名郵便局で取得していたことが分かった。もちろん皆日本人である。郵便局で取得すると何かとトラブルが多いとは新聞で読んだが、やはり友人の一人もそういっていた。いずれにしても、外国人だからできないという事実はないということ。郵便局員のアホさ、というか無知さに呆れ、できたら、その局へいってクレームをつけてやりたいくらいだが、イタリアあるあるである。行ったところで労力と神経の無駄遣い。そこで言い返せなかった次男も若さゆえ、そして公共機関に初めて一人で出かけて行ったのだから、ある意味それは今後のためにもいい勉強となったことだろう。とはいえ、支払ったのは私だが…

 

郵便局でのトラブルは日常茶飯事。度々憤慨させられ、エネルギーを消耗してしまう。

 

まっ怒らないことで怒りに打ち勝つ。これから死ぬまでにどれほど怒らず、心穏やかなに生きられるか?イタリアは修行の場と前向きにとらえた方が良いかもしれない。爆