学校の新年度が始まり1ヶ月半。次男の給食費の請求が来た。
日本の学校の給食費は支払う余裕があるにもかかわらず、意図的に給食費を支払わない保護者がいるという問題云々は別として、金額的には一律同額であるが(とはいえ、一時帰国の体験入学中に支払った給食費は、小学校高学年、低学年によってパンの厚さや量も違うため、微妙に請求額は違った)ここイタリアでは、両親の収入によって請求金額が異なる。
それには、ISEE・イゼエ(Indicatore della Situazione Economica Equivalente)と呼ばれる所得証明が必要で、これは、公立の保育園に入る時や、医療を無料で受ける時、大学の授業料を支払う時や、学生の割引を受ける時には、必ず必要となるが、この手続きが面倒なのなんのって・・・
給食費はそのISEEを添えて、年間所得が2,000ユーロ以下の家庭は給食費ゼロ。いくつかのカテゴリーがあり、年間所得27,001ユーロ以上、またはISEEを提出しない場合のみ、給食費は680ユーロとなる。(あくまでもミラノの国立の学校の給食費)休みを差し引き、8ヶ月で割ると、1ヶ月85ユーロ。現在のレートで9千円弱。決して安くない。かといって日本人学校のように、毎日お弁当になってしまうのはたまらないけど・・・。とりあえず、食べられる分だけを盛ってもらい、絶対残さない!と子供達に言い聞かせている。
兄弟割引はあるけれど(そのおかげで週1給食の長男は半額)、一括、分割の支払いに関しては同じ扱い。
ミラノの給食センターのホームページで各家庭のデータを確認できるが、オンラインで支払いが出来るのは、カード決済のみ。イタリアのカードによる支払いはどうも信用ができず、郵便局で支払っているのだが、3回に分けた第1回目の支払いが先週土曜日だった。月曜日に慌てて郵便局へ出かけた。次男を送り、直ぐに行くと、郵便局は常にがらがらなのに、凄い人。44番目だった。局員によると、郵便局のラインがすべて落ちていて、どこの郵便局へ行っても同じこと。そして11時まで半分の局員はスト中だとか。そんなのありえる?!
仕方なく諦め、夕方再び寄ってみた。・・・が外まで長蛇の列。やはり諦めて、三度目の正直、今朝でかけてみた。51番。昨日より番号が遅い。16人待ち。それでも、まだ7つある窓口の半分くらいは動いているから、待つとするか・・・編み物を取り出した。
41番と呼ばれたとき、あと10人だな・・・と思っていたら、「私が41番よ。」「いや、自分が41番だ!」と争う声。???顔を上げると、中年女性とご老人の二人で同じ札。「ありえないでしょう・・・」局員がチェックすると、ご老人の札は昨日の札だと判明。「昨日は昨日、今日は今日。だめなものはだめ!」はねつけた。そりゃそうよね・・・しかし、ご老人はへこたれない。「昨日ずっと待ってもだめだったんだ。その札使って何処が悪い!」と開き直り。ひえ~っ?!だったら私だって44番で、今日より7人も早い番号だったぞ!それでも、やっていいことと、悪い事はあるんだよ!状況を見ていると、今度は「責任者を出せ!局長を出せ!」と勝手に奥に入っていった。それってありィ?もうあきれて 何も言えず。年取っているからってずうずうしいったらありゃしない。そんなこと、若いもんがやったら、そこで喧嘩になりますよ!それでも、そこで受けちゃうんだからイタリアなんだよね・・・私は昨日から機嫌が悪かったから、余計にむしゃくしゃしたわ!
私の番がやってきた。いつも番号札、振込用紙と、現金はきちんと準備し、窓口に行くので、スムーズに支払いが済み、30秒後にはグラッツィエ、アリヴェデルチ!なんとさっぱりすっきりしているものか! 日本じゃ普通なんですけどね・・・。
イタリアで生活するには、時間にも心にも余裕がないといられない。予定びっちりいれちゃうと、一つ狂えば、一日全部、狂ってしまうもの。怒って一日無駄にしたくない。その後の友達との約束が急に彼女の体調不調でキャンセル。帰宅して、バッグは編み上げたし、「南極大陸」「神様の女房」じっくり見られたから、ラッキー。笑
平穏な心の状態を生活の基盤にして、その中でいろんな幸せを感じて生きられるようになったらいいなあ。