カルネヴァーレ・アンブロジアーノ 2023 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

ヴァチカンをはじめ全世界のカトリック教会(ローマ典礼)では昨日(2月22日水曜日)の「灰の水曜日」から復活祭前40日間の四旬節が始まったが、ミラノはまだカルネヴァーレ中。

 

土曜日(今年は2月25日)がサバト・グラッソ、つまりどんちゃん騒ぎのカルネヴァーレが最終日となり、翌日の日曜日(26日)はミラノにおいては「灰の日曜日」でローマ典礼においつき、四旬節となるが、逆算し、今までは木曜日、金曜日がカルネヴァーレ・アンブロジアーノとしてミラノの学校はお休みであったが、コロナ後のしわ寄せか?どこも金曜日のみのお休みのようだ。

 

ということで、休み前の今日木曜日は、幼稚園や小学校あたりでは、カルネヴァーレのお祝いをしたところも多かったようだ。

 

前置きが長くなってしまったが、シッター先の子供たちも保育園でカルネヴァーレのお祝いがあり、仮装にて登園ということであった。仮装と言ってもなんでもよいか?というとそうでもなく、図書館で借りる絵本の登場人物がテーマであった。

 

ママさんにどうするの?といっても、不器用なママさんに聞くこと自体、失礼であったか?彼女は子供たちに何も仮装させるつもりはなかったようで、何かさせてあげたいな…と思いつつも出過ぎたことは出来ないし、何せクリスマス前から頼まれていた高齢のご婦人用のケープ2枚を編み上げなくてはならず、ちょうどぶつかっておりできなかった。手編みの猫の帽子にしっぽくらいだったら出来そうであったが、間に合わず。

 

そして、今朝シッター先に到着すると、保育園にまだ出かけていない子供たちがおり、結局私が連れて行ったが、しつこく「仮装は?」と聞くと、しぶしぶと古代ローマ時代の剣闘士用のヘルメット?風の帽子をかぶせただけであった。まあないよりはましか?であれば、甲冑なり、短剣なり槍などを持たせてやりたかった気もするが…。

 

保育園へ到着すると、仮装していた子供は半分以下。思ったほど気合は入っておらず。苦笑 以外にもカッカ?のお面をつけた先生がおりびっくり!まあ働く親が多いとそこまで余裕がないか?それでも、フェイスペイントをしっかりしてきている子も数人いた。我が家の子供たちが小さかった頃は、子供よりも親の一大イベントで頑張ったけどな…

 

ところで、ミラノのカルネヴァーレについては過去に何度か書いたので割愛するが、明日、土曜日(中には日曜日まで)ドウモ広場をはじめ、スフォルツェスコ城やナヴィリオ運河、またショッピングセンターなどで子供向けのイベントが開催される。

 

 

ヴェネチアでカルネヴァーレと言えば、何かミステリアスで魅惑的なイメージがあるが、ナヴィリオというのもどうよ!という気がしなくもないが、とりあえず雰囲気、雰囲気。爆

 

しかし、本来は日曜日から始まる四旬節が節制の時であるからこそ、騒げるのも土曜日一杯。メリハリが大切なのだが…

 

出来れば明日シッター先の子供たちをドウモ広場に連れて行き、コリアンドリ(紙吹雪)をばらまかせてあげたかったが、なんと次男が手足口病を発病し、急遽帰宅。我が家の子供たちはかかったことがなかったが、確かに手足口に赤い発疹が…!

 

そして自宅隔離の通知をもらったが、家の中ではどうしようもなく…兄弟たちに移るのも時間の問題か。後は大人がかからないよう免疫力アップと睡眠、マスクに手洗いに気を配らなければ!

 

 あゝ、carnem levare。肉よ、さようなら。笑