名もなき家事 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

最近気づくと家で足りないもののリストやら常備食の献立なんぞをしょっちゅう考えていて、夢まで出てくる。
 
先週体調を崩し寝込んでいる際、夫の帰宅時間と夕飯までのルーティンがよくわかった。確かに私が仕事が終わってから、買い物へ行き帰宅してからの夕飯作りでは夕飯は21時を過ぎてしまう。なので夫が準備してくれるのは感謝だが、私が家事を一切仕切っていた頃よりも、無駄にお金がかかっていないか?
 
私はちょっとでも安いところがあれば、そちらに買いに行くが、男性はあまり関係ないのだろうか?肉のパックも日本に比べれば大きめだから、2回に分けたり、一回の買い物で数日分のメニューを考えていたが、それがあまりない。私が作ろうと思っていた食材が、使われてしまう!そんなことが多い。
 
料理をしながら洗い物をし、歯を磨きながら水回り、鏡、窓を拭く....。ながら、ついで家事か?!
 
朝起きて、ぬるま湯に重曹を入れ、鼻うがい。残った水で顔も洗ってしまう。手についた重曹で洗面台を洗う。石灰が固まりつつあるところを、重曹が溶かしてしまうと、その後つるつる、ツヤもでるのだ。そして大事なのは、水気を拭きとること。絞りやすく、床が洗面台をきれいにふけるマイクロファイバー雑巾が重宝しているが、あれは床の髪の毛やほこりも綺麗に取ってくれる。
 
なかなか週末まとめて掃除をする時間が取れないから、トイレ掃除も朝出かける前にしてしまう。トイレの内部を洗剤で掃除し、あとはアルコールで拭くだけ。
 
それでも夫が日々掃除をしているが、目をつける部分が違う。男性群はトイレットペーパーが終わっても、芯がそのままおいてあり、新しいペーパーは補充しない。(それはシッター先でも同じだが!)そういうのが名もなき感じなのだよ!
 
シッター先でも、ママさんが毎週ネットで買い物をするが、彼女が気づかない足りないものを聞かれる。さすがに私も記憶力が鈍ってきているので、あちこちメモ。
 
家では頑張りすぎない。無理はしない。しかし、それが仕事だと気付くことも大切。毎日のルーティン以外の「名もなき家事」。
 
でもさすがに重要なのは、物は少なければ少ない方が良い。断捨離で快適な生活が理想だ…💦