タータ日記 〜 その38 試し行動 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

最近ツインズの親や大人に対する「試し行動」が物凄い!

 

「試し行動」とは、自分をどの程度まで受け止めてくれるのか探るために、わざと困らせるようなことをする子供の行動のことを言う。

試し行動は、「虐待を受けた子」つまり、大人を信頼していない子供に特に強く見られる行動だと聞く。しかし、下に兄弟ができ、親に構って欲しいと思う際も同様で、特に2歳くらいの子どもの場合、物を投げる、泣き叫ぶ、噛みつく、度の越えるワガママなどといった行動で見られというが、まさにそういう状況なのだ。

 

たとえ、自分が「悪い」とわかっていることでも、親や大人の顔色を見ながら、気を引くように敢えてしている様に見える。これは大きくなったから自然に消滅するというものではなく、親の愛情が確認できるまで、形を変えて表現されるのだそうだ。

 

ただ、朝仕事先に着くと、いきなり鳩が来そうなすごいクッキーやらクラッカーの食べかすの床!ジュースや水を渡すとその場でジャーっと床にばらまかれ、勘弁してよ…

 

最近、う〇ちやおしっこをすると教えてくれるようになり、その場でシャワーで洗いに行くのだが、勝手にオムツを脱がれ、その場でピーっ。カッカピー!(次男の創作語。う◯ちとおしっこ) 子供がそう言う言葉が好きなのは、万国共通らしい。苦笑 自分のしたおしっこでピッチピッチチャップチャップランランラン♫ ぱちゃぱちゃやってくれるもんだから、たまったもんじゃない。しかももう1人の兄弟も参戦。昨日はそれを4回もされた。勘弁してよ....

 

こちらはキッチンにある通気口。蓋を壊され、付けてもつけても外される。先日弟の方がパーっとキッチンに走っていくので、見ていたらこの穴から何かを落としているではないか!アパートの3階。日本では4階にあたるが、建物的には日本の5、6階位の高さになるか?

 

 
ご主人が地下のゴミ捨て場に行ったついでに中庭を見に行ったら、プラスチックのコップやおもちゃが落ちていたと言う。ないないと思って探していたコップだ。ボトルの水でも落とされたら大変なことになる事だろう。

 

 

こちらはトイレの状況。ご主人がトイレで大声で叫んでいたので走って行ったら、この状態だった。

 

「うちの子たちは異常なのか?」という両親。流石に我が家の子達は、こんなことしなかったが、「育児書を読むと、親を試す行動としては、普通?の行動みたいですよ」と言うと、「じゃあどうしたらいいんだ?」というので、「頭ごなしに怒るのではなく、ましてや叩いたりせず、ちゃんと説明し、なるべく一緒にあげて下さい」と言った。私の過去の反省もある。

 

 

とは言え、本を読んであげている時は大人しい。日本語の「いないいないばあ」(松谷みよ子著)を読み始めると、ツインズは弟に「いないいないばあ」をしてくれる。私の読むペースに合わせて、かったるそうに「いないいなーい」「ばあ」とジェスチャー付きで、やってくれるのだが、かなり笑える!

 

また、日本語で「ぐりとぐら」を読む時、毎回「彼らは双子なんだよ」、と教えると「ジョジョ,ドド」といって、自分達の胸を叩く。自分たちも双子だ、ということなのだろう。最近は自分のことを「ミー」とか「メー」というようにもなった。


いろいろ教えていないが、見聞きして情報をため、徐々にアウトプットしてきているのだろうか?

 

まだ言葉という言葉は話さないが、誰が(関係者の名前だけは言う)何をした、という文章だけなのだが、ブルンブルン(車で出かけた)アムアム(ジェスチャーを加え、何かを食べた)とか擬音語とジェスチャーだけで、かなり会話をしてくるのだ。逆にこちらの言っていることはほとんど解している。言葉が出るようになってきたら、もう止まらないかもしれない。笑

 

とにかく観察が面白い。


夏あたりに3人まとめて洗礼を受けるようになるのだが、その話はまた今度。