フォーリサローネ 2022 〜 その2 ミラノ大学 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

デザインウイーク開催中、自分の動ける日数と見たい会場を考慮し、どう回ろうか?と考えていたのだが、仕事が上がる時間に雲行きが怪しくなってきた。

 

仕事場から行きやすい、スタターレ、ミラノ大学に行くことにした。

 

しかし、待てど暮らせどバスはやってこない。しかも、雨がぽつぽつ降りだした。うーん、傘もないし無理して行くか?辞めようか。すると、雨が小雨になり、バスもやってきた。サンダルで足が痛くなりそうだが、行くか…。

 

ミラノ大学は毎年、フォーリサローネのメインイベント会場のひとつになっており、現代美術館のような特設会場となっている。

 

 大学入り口。

 

 正門を抜けたところ。

 

 2階から見たところ。
 
40以上のインスタレーションで構成される今回の展覧会のテーマは、持続可能性の新しい美学、都市の自然、革新的なデザインのための人工知能、そして意識的なデザインによる新しい未来...だと言う。

 

 上記反対側から見たところ。

 

 Antonio Marras per la mostra evento di Interni
  
庭の迷路や鏡の塔、照明設備、巨大な柔らかいおもちゃがミラノ大学内外部の空間をアニメーション化させている。

 

 

 

 

 迷路になっている中庭。

 

 

 

 

 

これは水も土もなくても育つ植物「エアプランツ」。


 

テクノロジーとヒューマンファクターの間の研究アプローチを用いたデザインは、地球(そして私たち共に)が切実に必要としているその再生と変革にどのようにつながることができるか?これは、Interni(デザイン雑誌)が"InterniDesign Re-Generation"展の開発においてデザイナーや企業に提起した問題なのだという。この展示会は、持続可能性が新しい品質の価値である、素材と機能の両方の新しいデザイン提案を刺激することを目的としているのだという。

 
さっと回り、雲行きも怪しくなってきたので会場を後にしたが、トラムの停留場で雨が降り出した。本来乗りたかったトラムが、到着、と電子掲示板に出ていたわりに、違う番号のトラムが来てしまい、一駅だけ乗って乗り換えようとしたら、3分で到着と再び電子掲示板に出ていたのに、30分以上待っただろうか?目と鼻の先に地下鉄の駅があったが、すごい雨で道路が渡れず、そのままトラムを待ったが、次に来たトラムは故障中。その2本後にずっと待っていた16番トラムがやってきた。
 
このデザインウイークのため、今週に入ってからタクシーが捕まらないという話しだが、こんな雨で余計に道路も混みあっている。
 
明日は曇りだが、それ以降来週の火曜日までは晴れの予報のミラノ。もっと情報収集してからまわってみようっと。