タータ日記 〜 その32 いたずら | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。



シッター先に第三子が 生まれ、早1ヶ月。ツインズの更なる母親に対する試し行動がひどくなった。

 

1日10回授乳だろうが、いいじゃない欲しがるならば?そうでなくても甘えれたがるならば抱っこしてあげればいいじゃない?と思うのだが、精神状態ギリギリのママさん。 これじゃあツインズに対しても、心に余裕がないから、子供が悪いんじゃないのにキレる、キレる...。

 

一応これでも私、こうやって3人育ててるんですけどね...海外で、夫もほとんど不在だったのに...。でも今は、私は目をつぶる。貝になる。

 

「育児は育自」というけれど、まさにそうだと思う。そして、親として、人間としてのキャパを試されている気がする。嫌だったら、やめればいいとは行かないのだ。

 

ところで、前から調子は悪かったのだが、復活祭前に彼らの家のオーブンが壊れた。そして数時間後には、食器乾燥機も壊れた。確かにツインズがいたずらはしていたが、それを放っておく方が悪いんじゃないか?とさえ思う。開けられて困るところは、ストッパーなどを進めてつけたけれど、高さによっては壊されてしまう。でも子供達は悪意があってやっているわけではないから...だからと言って、こんなにやんちゃレベルの高い子供達を見たのははじめてた!爆 ある意味、自分の子供じゃないから第三者としてみていると、あっぱれ!とさえ思ってしまう。

 

両親はその辺にいつも携帯電話を置きっぱなしなので、気づくと何百枚と画像が撮られていたり、パパさんに関しては、グーグルのスペースが無くなっていたという。ツインズは何をどんだけ保存したのか???かくいう、私も気がついたら、暗証番号または、指紋認証にしているにも関わらず、やはり真っ暗だったり、ツインズの自撮りがどっと入っていたり!おやすみモードでモバイル設定は消えており、挙げ句の果てにメモしていたメモ帳が消されていた...なんで〜〜〜?!しかし、これまた、彼らの手の届くところに置いてしまった私が悪いのだ。

 

それにしても彼らが静かな時は要注意!子供ががいたずらをしている時は、目が輝き、ものすごく集中している。子供達がモンテッソーリの幼稚園、長女•長男は小学校へ行っていたので少しモンテソーリ教育を私も齧ったが、そう言うのを子供の「敏感期」と呼んでいたな。

 

しかもそう言う時は、大脳が反応しているのだそうだ。心が躍動し、興奮している状態。大脳の前頭葉に興奮と抑制の働きがあり、乳幼児期の脳の発達においては大脳を刺激し興奮する働きを高めることが大切、なのだそうだ。大脳が育たないと、興奮を抑制する働きも育たず、ちょっとのことでパニックになったり、キレたりする人間に育ってしまう。

 

だから大人がビックリする顔を見て、目をキラキラさせる子供で結構!

 

今日はお昼寝をさせる時、いつも寝室から逃げられてしまうのでは内側から鍵を閉めるのだが、次男が鍵を持っているのは目にしていた。昼間はベッドではなく、二つのベッドの間にカーペットがひいてあるのでそこに自分達で掛け布団を持って来て大きなクマのぬいぐるみと共に寝る。たいてい私が真ん中に入り、両脇の子供たちを寝かしつけてから一人ずつベッドに入れるのだが、その時次男がベッドの下にある引き出しに鍵を入れるのを見ておいたので、こうやって隠すのか....と見ていたら、いざ子供たちが寝て部屋を出ようとしたら鍵がないではないか!は?えっどこに隠したんだ? 部屋中を探したが、見当たらない。違う部屋にいるママさんか、パパさんにメッセージを送り開けてしまうしかないか?

 

記憶を思い起こしてみたが、やはりベッドの下の引き出しにに入れていた様子を思い出す。引き出しを手前になると、何かひっかかった音がする。手前に引き切って見ると、部屋の扉の鍵があるではないか?いや、ベッドの下をのぞきこんっだ時はなかったぞ!試しにもう一度引き出し脇の隙間に鍵を入れるとどうなるのだろう?ベッドの下を覗くと、床には何もなかったが、引き出しを弾ききると、ポトンと鍵がカーペットの上に落ちた。これだわ! 次男はふと鍵をベッドの引き出しに入れたものの、引き出しのレールだか隙間に引っかかっていたのだと理解できた。

 

それにしても、毎日やってくれるわ...

 

子供のいたずらに思い悩み、イライラしないためには、親はどんと構える器が必要だと毎日学ばせてもらっている。苦笑