うつくしいもの
わたしみずからのなかでもいい
わたしの外の せかいでも いい
どこにか 「ほんとうに 美しいもの」は ないのか
それが 敵であっても かまわない
及びがたくても よい
ただ 在るということが 分りさえすれば、
ああ ひさしくも これを追うに つかれたこころ by八木重吉
世の中には美しいと思えるものがたくさんある。
物理的に美的なものをはじめ、自然的なもの...そして、目には見えない、心で感じる美しさもあることだろう。
自然の美しさには人は心が癒される。心身ともに疲れた時、私は青い空、青い海が必要となり、時に野の花、歩道の名もない雑草でさえ慰めとなる。
しかし、多くの矛盾をもつ現実社会の中で、「うつくしいもの」を追い求めていくと心が疲れてしまう。特に、人間関係、理不尽なことがあったりすれば、なおさら心は挫折しがち。
ねがい
人と人とのあいだを
美しくみよう
わたしと人とのあいだをうつくしくみよう
疲れてはならない
純粋な心でいるというのは、難しい。ただ、柔軟性を持つ目と心は持ちたいもの。
昨日と違う新しい目。新しい心。言うならば、新しい命。
人と人とのあいだを美しく見よう。
