読み聞かせ 〜 ぬいぐるみとおとまりかい | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

今日4月23日は「子ども読書の日」。読書推進運動協議会は、4月23日から5月12日までを「こどもの読書週間」と定めている。

 

私は子供の頃から本が好きだったが、3人の子供のうち本好きになったのは長女のみ。

 

子供たちが乳児の頃からよく本を読み聞かせ、またミラノにある日本人ママさんによる読み聞かせのグループにも参加した。私が本を読んであげたら、子供たちも喜ぶか?と思ったが、長男は全く反応なし。次男もそうだが、それでも高校のイタリア語の授業で読書課題が多く、この1年に何冊読んだだろうか?次男は課題が出るたび、とりあえず長女にその本を持っているか聞いているようで、ない場合は勝って欲しいと私に行ってくる。一気に読んでいるようだ。必ず授業で、本に関する口頭試験があるという。(内容把握もいいが、書く力があるか?といえば、疑問だが...)

 

ところで、やんちゃなツインズたちも本好きである。とはいえ、全部ビリビリに破いてしまうのだが...

 

ママさんは文学少女だったようで、さすが子供達にもよく読み聞かせをしているが、子供に手渡してしまうのは、まだ無理なのかもしれない...

 

最近新たに購入し、ツインズもお気に入りなのが、日本人作家の風木一人(かぜきかずき)氏の絵本。


子どもたちが自分の大好きなぬいぐるみを図書館に持ち寄り、一緒にお話を聞いて過ごす。ぬいぐるみを寝かしつけたら、子どもたちは家へ帰宅。


一方、ぬいぐるみ達が泊まる夜の図書館で起きるお話なのだが、ここ10数年公共図書館で行われている人気イベントのひとつ(「ぬいぐるみのお泊り会」)なのだそうだ。

 

このイベントは、ぬいぐるみが絵本を探したり、図書館のお手伝いをしたり、司書さんから読み聞かせをしてもらったり…。その様子を写真に撮り、翌日ぬいぐるみを迎えに来た子どもたちに見せ、ぬいぐるみが選んだ本を借りて帰る...と言うものらしい。


そんな夢あふれる楽しいイベントを、絵本作家の風木さんが絵本に仕上げられた。


この本を読み始めるとツインズたちもぬいぐるみを持ってきて、「ナンナ、ナンナ」と言って寝かしつけようとするから微笑ましい。

https://www.kirakiraedizioni.com/prodotto/una-notte-in-biblioteca/