散歩日和 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

今日は非常に暖かく、外を歩いているだけで幸せな気持ちになるような良い天気であった。

 

先週より、在ミラノカトリック日本人会のミサが月一ではあるが、ミラノ宣教会がある教会に移動することになり、伺ってきたが、立派なパイプオルガンの使い方がわからず、今朝会員の友人と共に再び教会を訪れた。

 

 ステンドグラスではなく、光がたっぷり入る教会というのは、非常に開放感を感じる。やはり宣教会だからだろうか?

 


コロナ禍でミサでは歌うこともなく、オルガンは2年間使用していなかったそうだ。最近綺麗に手入れされたというパイプオルガン。電源がどこかわから無い、と責任者の司祭も困ってしまい、オルガン奏者に電話をしてもらった。単に大元の電源が入っていなかったようだ。笑

 

ミサにあずかった後に、共通の友人のレストランへ出かけた。時間が早すぎて近くの公園では日向ぼっこ。桜が開花し始めていた。

 

 

澄み切った青い空に白い雲がふわふわ浮いている感じ。暑くもなく寒くもなく柔らかい空気。

 

レストランで画像をとるのを、すっかり忘れてしまったが、3時間近くも話し込んでしまった。

 

そうだ!ここから5分くらいのところでに素敵な教会があるのだけれど、行ってみない?半ば強引に彼女を連れて行った。

 

イエズス会の司祭であるマルコ・ルプニック師によるモザイクは今や世界的に有名であるが、洗礼堂から十字架の道行まで全て揃っているところはそうそう無いだろう。

 

しかし、教会の敷地に入ると、すごい人!しかも皆綺麗な格好をしている。結婚式か?いやいや、子供が多いぞ!中へ入り、係りの人が掌に消毒用のジェルを噴射してくれたが、「関係者?」と聞かれた。「えっ何かあるんですか?」と聞くと、「これから堅信式があるけれど、招待状がなければ入っちゃだめよ!」と言う。「えっ?ちょっとだけモザイク画を見ちゃいけませんか?友人は郊外から来ているんです。この素晴らしいモザイクを見て欲しいんです!」と粘ると、男性が行っていいよ、行っていいよ!と背中を押してくださった。

 

堅信を受ける子供たちや保護者たちは皆外で待機していたが、中では聖歌隊がすでに歌の練習をしていた。この教会には友人がおり、活動しているので、彼らがいないだろうか?とキョロキョロしてみたが、見つけられず。

 

 聖家族

 

 主の洗礼

 

どのモザイク画も素晴らしい!

 

友人よりも先に入り口に戻ると、はじめに入ることを拒否したおばちゃんに「あなた国籍は?」と聞かれたので、「日本人です」、と言いながら、間髪入れずに、「こちらの教会には友人がいるんですよ。⚪️⚪️さんとご主人の...」というと、ああっ!といきなりもう彼女たちの友人ならあなたも仲間よ!というほどに受け入れられた感覚を受けた。苦笑 「日本は素晴らしいわよね。春に日本を訪れたことがあるの。それはそれは桜が素晴らしかったわ。...」もう話が終わら無い。イタリア人あるあるである。爆

 

後から、その友人にメッセージを入れると、今日は14時と16時に堅信式が行われていたようだ。じっくり時間をかけて黙想したかったが、余裕がなく外に出た。

 

朝から一緒だった友人と別れ、気持ちがよかったので、少し歩いてみた。

 

 毎年通りがかっては画像をとるミモザの大木。
 
ミモザの花言葉は、感謝、思いやり、優雅、友情、秘密の愛、感受性、堅実、神秘、などがある。一見バラバラに感じられるが、どれも相手を思いやるようなものばかり。
 
花が綺麗だと心が和む。自然はいつも人間に優しさと厳しさを教えてくれる。人間ももっと優しくなら無いといけ無いなあ。