人々は「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫んだ。ピラトは三度目に言った。「いったい、どんな悪事を働いたと言うのか。この男に死刑にあたる犯罪は何も見つからなかった。だから、ムチで懲らしめて釈放しよう。」ところが人々は、イエスを十字架につけるようにあくまでも要求し続けた。その声はますます強くなった。そこでピラトは彼らの要求をいれる決定をした。(ルカ23:21-24)
なにゆえ、国々は騒ぎたち、人々はむなしく声をあげるのか。なにゆえ、地上の王は構え、支配者は結束して主に逆らい、主の油そそがれた方に逆らうのか。(詩篇 2:1-2)
こうして、彼らはイエスを引き取った。イエスは、自ら十字架を背負い、いわいる「されこうべの場所」すなわちヘブライ語でゴルゴダという所へ向かわれた。(ヨハネ19:16-17)
屠り場に引かれる子羊のように、毛を切る前にものを言わない羊のように彼は口を開かなかった。(イザヤ 53:7)
道行くひとよ、心して目を留めよ、よく見よ。これほどの痛みがあっただろうか。(哀歌 1:12)
おとめシオンよ、あなたを何になぞらえて慰めよう。海のように深い痛手を負ったあなたを、誰が癒せよう。(哀歌 2:13)
だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょうか。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。(ローマ 8:35)
主はわたしの光、わたしの救い、わたしは誰を恐れよう。主はわたしの命の砦、わたしは誰の前におののくことがあろう。(詩篇 27:1)
神は知恵あるものに恥をかかせるため、世の無学な者を選び、力あるものに恥をかかせるため、世の無力な者を選ばれました。また、神は地位ある者を無力な者とするため、世の無にひとしい者、身分の卑しい者や見下げられている者を選ばれたのです。(コリントⅠ 1:27-28)
兵士たちは、その服を取り、四つにわけ、各自に一つずつ渡るようにした。下着も取ってみたが、それには縫い目がなく、上から下まで一枚織りであった。そこで、「これは裂かないで、だれのものになるか、くじ引きで決めよう」と話し合った。(ヨハネ 19:23-24)
わたしの着物をわけ、衣をとろうとしてくじを引く。〈詩篇 22:19)
「されこうべ」と呼ばれている場所に来ると、人々はイエスを十字架につけた。犯罪人も一人は右に一人は左に、十字架につけた。(ルカ 23:33)
犬どもがわたしを取り囲みさいなむ者が群がってわたしを囲み、獅子のようにわたしの手足を砕く。骨が数えられる程になったわたしの体を、彼らはさらし者にして眺る。(詩篇 22:17-18)
昼12時に全地は暗くなり、それが3時まで続いた。3時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをおみすてになったのですか」という意味である。イエスは再び大声で叫び、息を引き取られた。その時、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け、地震が起こり、岩が裂け、墓が開いて、眠りについていた多くの聖なる者たちの体が生き返った。(マタイ 27:45-46/50-51)
わたしの神よ、わたしの神よ、なぜわたしをお見捨てになるのか。なぜわたしを遠く離れ、救おうともせず、呻き声も聞いてくださらないのか。(詩篇 22:2)
まことの神、主よ、御手にわたしの霊をゆだねます。わたしを贖ってください。(詩篇32:6)
亜麻布に包み、まだ誰も葬られたことのない、岩に掘った墓の中に納めた。イエスと一緒にガリラヤから来た婦人たちは、ヨセフの後について行き、墓と、イエスの遺体が収められている有様とを見届けた。(ルカ 23:53-55)
彼が自らをなげうち、死んで、罪人の一人に数えられたからだ。多くの人の過ちを担い、そむいた者のために執り成しをしたのは、この人であった。(イザヤ 53:12)














