明日1月27日は、第2時世界大戦時のナチス政権によるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)を思い起こすShoah(ショアー)の日である。 ショアーとはヘブライ語による「虐殺」という意味。
1945年のこの日、ソ連軍によってアウシュビッツ強制収容所が解放された。そして2005年の第60回国連総会にてこの日が「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー(International Holocaust Remembrance Day)と採択。日本では、どれくらい知られているがわからないが、国際デーの一つ。今年で77年目になる。
この時期イタリアの小中高校生は毎年ショアについて勉強し考える時間を持つ。同じ過ちは繰り返してはいけないからだ。
日本はどうだろうか?戦争や虐殺などに関し勉強し考える授業はあるのだろうか?
この日、ミラノではミラノ大学において、ショアーに関する講演会及び作家エンツォ・フィアノ氏の著書”Charleston. Storia di una grande famiglia travolta dalla Shoah" (チャールストン〜虐殺に抑圧された大家族の歴史)の紹介が行われる。
また、ゴスペルの師匠でもある小里明子さんとギタリストのヴァルテルとのデュオ"Tinsagu Project"による平和を祈る”Shalom Aleichem"が本日instagramにアップされた。
Shalom aleichem malachei hash-sharet malachei Elyon,
mi-melech malachei ham-melachim haq-qadosh Baruch Hu.
Bo’achem le-shalom malachei hash-shalom malachei Elyon,
mi-melech malachei ham-melachim haq-qadosh Baruch Hu.
Shalom aleichem 与えたまえよ 天の使いよ 王の王 恵みの中の聖なる御方
平和を恵みたまえよ 天の使いよ 王の王 恵みの中の聖なる御方
https://www.instagram.com/tinsaguproject/
現在日本では紛争はなく、比較的平和な日常を維持できている国だと思う。けれど、世界をみると紛争、内戦が起きている国は地域が沢山ある。そしてその地域の多くの人々は紛争に巻き込まれ、苦しい日々を送っている。
今、争いが続いているすべての国の人たちが、1日も早く安心して生活できるようになるためには、私たちは何をすべきなのだろうか。今こそ、戦争と平和について考え、理解し、祈り、出来ることから始めてみよう。


